おばーの言葉

はいさい！東京公演が終わって、東京でも色々感想を頂いております。
その中で、意外でちょっとうれしかったのが喜劇にでてくる、おばーの言葉に考えさせられた、というもの。
沖縄公演が終わった時も同じことを結構言われたわけさ。
台詞の内容は、ここで書くことは控えさせてもらうけど、正直あの台詞は削ろうと思ってたわけさ。それは東京公演だけじゃなく、沖縄公演でも。
なんでか？って言われると、「お笑い米軍基地」を見た方なら、わかるとおもうけど、お笑い米軍基地は、お笑いライブだわけさ。
全部のコント、喜劇を通してみると、あのおばーの台詞のとこだけ、ミョーにシリアスだわけよ！
これは芸人からすると、なんか恥ずかしいっていうか、照れるっていうか・・・。自分で作っておきながら、かっこ悪いやぁ～ってちょっと思ってるわけさ。
台本を作った時、別に感動させようと思ってこの台詞を考えたわけじゃなくて、わん（俺）が思ってることを、そのままおばーの言葉にしようって作ったわけさ。
そういう意味で、勝手に恥ずかしいやぁって思ってたわけさ。
で、稽古の時FECのみんなにも聞いてみたわけさ。
「一応、こんな台詞をおばーが言うっての考えてたんだけど、どうねぇ？」って。
わん（俺）は「別に入れなくてもいんじゃない？」ってのをちょっと期待してたんだけど、まったく逆だったわけさ！
「入れたほうがいいさ」ってみんな言うわけよ！

で東京公演。わん（俺）は沖縄公演以上に、東京公演ではお笑いライブとして見てもらいたかったわけさ。しかも、あのおばーの言葉は、うちなんちゅ（沖縄の人）以外にとってどーでもいい事やさって思ってたわけさ。
っていうか、「お笑い米軍基地」自体どうでもいい事かもしれんけど。
で、なんか感動させる場面をあえて入れた、みたいに思われるのも嫌だし。
でも、やっぱり入れて正解だったわけさ。それは、感動させれたとかじゃなくて、
あのおばーの台詞でお笑い米軍基地のテーマが、いっそう分かりやすくなったわけさ！
正直これは、沖縄のおばーのチカラやさ！
沖縄のおばーには、なんとも言えない説得力があるわけさ！
改めてそれを確認したわけよ！
だから、今のうちに沖縄のおばーの言葉を、たくさん聞いておきたいやぁって、改めて思うわけさ。
８月１５日は６０回目の終戦記念日。戦争を体験したおばーの数は、毎年少なくなっていってるさぁ