お笑い米軍基地メイキング・ブログ

2005年6月18日@沖縄と8月11日@東京に予定している『お笑い米軍基地』
出演者紹介や公演までの奮闘記を公開!

FECとのコラボレーション!

2005-05-31 04:27:49 | ぽって・まーちゃん
「お笑い米軍基地」は、沖縄のお笑い団体、演芸集団フリーエンジョイカンパニー(通称FEC)と、わったー(俺たち)ぽってかすーの共同企画だわけさ!
今流行りのコラボレーションやさ!っていうか、ただ単にわったー(俺たち)がFECと一緒にライブやりたかっただけなんだけどさ。沖縄でやってた頃みたいに、一緒にライブで遊びたかったわけさ!
FECに「お笑い米軍基地」の話を持ちかけたのは、去年「ぽってかすーライブ」で沖縄に帰ってた時。
わん(俺)は、自分達単独ライブの次の遊びとして「お笑い米軍基地」をすでに考えてたわけさ!
これは、わん(俺)の性格的なものだけど楽しい事をする前に、次の楽しい事を考えてたほうがいいさーね!そうすれば、はじめの楽しいことが終わっても「あ~ぁ、終わってしまった・・・」ってならないさ!また次楽しい事があるのに!
そんなわけで、お笑い米軍基地を直前に控えた今も、次のことを考えてたりするわけよ!
まぁ、今回FECにとってはいい迷惑だったかもしれんけど、とにかくわったー(俺たち)と遊んでくださいってことでお願いしたわけさ!
で本当FECのメンバーには悪いと思ってるけど、一番楽しいネタの中身は全部わん(俺)がやって、沖縄での宣伝やら他のことは、ほとんどやってもらってるわけさ!
この場をかりて、「ありがとうやぁ!」ってことで、当日はお客さんよりも、FECとわったー(俺たち)が楽しませていただきます!

基地とお笑い

2005-05-30 15:15:10 | ぽって・まーちゃん
「お笑い米軍基地」の内容を具体的にを考えてた時、まず初めに普段やってるコンビでの漫才より、何人かでやったほうがネタ的に広がるやっさぁって思ってたわけさ。
というより、「米軍基地」をテーマにするなら、わったー(俺たち)はもちろん、沖縄の芸人と一緒にやりたい!っていうのがあったわけさ。
沖縄芸人以外が「米軍基地」をネタにしても、なんも説得力ないさーね。逆にいえば、わったー(俺たち)沖縄芸人が基地をネタにしないでちゃーするば!?(どうするの!?)ってことだわけさ!
よく沖縄では、今まで「米軍基地」をテーマに演劇なんかはやってたけど、「基地」をテーマに「お笑い」って見たことないわけよ。まぁ、わん(俺)が知らないだけで、いたかもしれんけどこれだけは言えるやっさ。沖縄で「米軍基地」をガッチガチの笑いにした奴は、いない!
なんでかというと、やっぱり沖縄では「米軍基地」は深刻な問題だわけさ!要するに笑えない問題だわけよ!
本土の人にわかりやすく説明すると、最近「JR西日本の脱線事故」があったさ。亡くなった方が何人もいて悲惨な事故だったさ。正直、内地(本土)でこの脱線事故をネタにする芸人なんてほとんどいないさ!ましてこれを事故の起きた地元関西でやろうものなら、じぇったい非難されるだろうし、誰も笑ってくれない!
笑いにする方法はいくつかあると思うけど、やっぱりみんな「そこは、ふれないでおこう」と思うはず・・。
沖縄で「戦争」や「米軍基地」ってのは、それに近いものがあると思うわけさ。
脱線事故と、沖縄の「米軍基地」の違いは?
それは、基地が沖縄の人にとって生活の一部になっているということやさ!嫌だ、嫌だといってもそこには基地があるわけさ!
沖縄には60年前から、そんな状況があるわけさ!60年もそんなのが続くと、いろんな矛盾や突っ込みどころが米軍基地、そしてうちなんちゅ(沖縄の人)自身にもでてくるわけよ!
これは笑える!なんとなくそう思えるようになってきたばーて!


お笑い米軍基地とは?

2005-05-26 01:54:23 | ぽって・まーちゃん
はいさい!「お笑い米軍基地」メイキング・ブログが、はじまったさぁ!
ってことで、「お笑い米軍基地」ってぬーやが?(なんだ?)ってところから書いていくさ!
「お笑い米軍基地」の構想を考え始めたのは、アメリカの9・11ならぬ沖縄の8・13事件の後ぐらいやさ!アメリカの9・11はみんな知ってると思うけど、沖縄の8・13は特に本土の方は知らないと思うので一応おさらいしておこうねぇ。
2004年8月13日に在沖米軍の大型ヘリコプターが、沖縄国際大学の校舎に突っ込んで大炎上したわけさ!詳しくは、関連のホームページなんかを見て欲しいけど、とにかく沖縄ではアメリカ軍の不祥事に県民の怒りが爆発!沖縄県民にしてみれば、またな!?いぇ!アメリカーよ!って感じやさ!
そう、米軍基地だらけの沖縄では、このような不祥事がたびたび起こってるわけさ!正直、基地が生活の一部になってしまってる沖縄では、なれてしまってるとこもあるわけさ!
わん(俺)も沖縄で生活していて、気づかなかったことを東京で生活するようになって気づいたってのがあるわけさ。
例えば、沖縄の空は毎日戦闘機やヘリが飛んでいてやかましいけど、東京の空は静かだわけさ!沖縄では普通と思ってたことが、普通じゃなかったわけよ!
あと、沖縄では毎日基地関連のニュースが新聞やテレビでやってるけど、東京ではほとんどやってない!
そして、その8・13事件の時、わん(俺)はもちろん東京にいて本当は沖縄の情報なんてすぐには入ってこないんだけど、嫁のどぅしぐゎー(友達)から「沖縄が大変なことになってるよぉ」ってすぐ電話があり事件を知ったわけさ!
その当時、わん(俺)はパソコンも持ってなくて、沖縄の情報をえるために、東京でも沖縄の新聞をとっていてたわけさ。(1日から2日遅れで配達されるけど)
沖縄の新聞では、もちろん一面に校舎に突っ込み大炎上するヘリの写真が!でかでかとのってるわけさ!
一方、東京の新聞の一面はというと、巨人渡辺オーナー辞任!さらにアテネオリンピック開幕!
ちょっとまて!沖縄の事故より、あのワンマンオーナーのほうが大事だば!?
さらに、事故当日のテレビニュースを見ても、沖縄のニュースはほとんどやってない!(筑紫さんは別。あの人は、よく沖縄のことをとりあげてくれる!で、沖縄のことやりすぎなんて言われてるみたいだけど・・・。その日もちゃんとやってたさぁ)
いぇ!ふらーないちゃーや!(おい!バカたれ本土の人間!)多分沖縄に住んでる時はその怒りで終わってたはず。
だけど、わったー(俺たち)は東京にきて、あんまり沖縄の基地とか知らない本土のお客さんを逆手にとって基地や戦争の事を漫才のネタにしてたわけさ。
本土の人にとって基地や戦争なんて身近にないから、沖縄出身のわったー(俺たち)がムキになって戦争のこととかしゃべると、滑稽に見えておもしろいらしい、わったー(俺たち)も漫才の時はかならず「戦争」「米軍基地」というキーワードをいれて漫才やってたわけよ。
そんなわったー(俺たち)からすれば、この沖縄8・13事件はネタになる!言い方は悪いけど、おいしい事件だわけさ!
翌々日ぐらいに控えていたライブのネタは急きょ変更!漫才にもかかわらず、わん(俺)が「琉球新報」片手にお客に説教するというネタに!「いぇ!あんたなんか東京の人間がオリンピック、オリンピックって大騒ぎしてる間に沖縄では、アメリカ軍のヘリが大学につっこんで大騒ぎになってるんだよ!」いきなり新聞を広げ客を挑発するわん(俺)、慌てる相棒!
「見てご覧!アテネで聖火が燃え上がってるころ、沖縄ではヘリコプターが燃え上がってるわけさ!」その後はもうめちゃくちゃ!
お客だけじゃなく、相方にも説教!沖縄が大変な時に相方はコミケにアニメの同人誌を買いに行ってたってことで(事実)その買ってきた同人誌を勝手にひっぱりだしてきて、客席に投げつけるわん(俺)!怒ってわん(俺)にとび蹴りくらわす相棒!それでも客に説教をやめないわん(俺)!わん(俺)のことを舞台上で引きずり回す相棒!
そんなめちゃくちゃな漫才にお客さんは、大喜び!そんなネタを色んなライブで一ヶ月にわたりやってたわけさ!
で、改めて気づいたわけさ!
沖縄の米軍基地をもっと利用しよう!とことんネタにするライブをやろう!
きっかけは、もっと他にも色々あるけど、とにかく「沖縄の米軍基地」と「お笑い」をキーワードになにかやろう!今年6月に戦後60年をむかえる沖縄と、8月に戦後60年を向かえる東京で!
沖縄に居たら基地があることが、あまりにも普通すぎて、そして当たり前すぎるがら、こんなことを考えなかったかもしれん!
今、米軍基地はわん(俺)にとって、反対するだけのものじゃなく、笑えるものに変わりつつあるわけさ!
だから、もし「お笑い米軍基地」に来ていただける人がいたら、わん(俺)は一つだけお願いがあるわけさ!それは
基地を笑え!
一緒に米軍基地を笑って欲しいわけさ!

序章2

2005-05-22 16:30:27 | ぽって・たかし
有名な、世界の喜劇王・チャップリンは、戦争の愚かさや世の中に転がる矛盾を、皮肉とユーモアで表現しました。
沖縄お笑いの祖・小那覇ブーテンさんは、戦争で絶望した人々を
「命どぅ ぐす~じさびら(助かった命のお祝いをしましょう)」と言って、歌と笑いで励ましました。

『笑い』には、悲しい事や苦しい事を乗り越えていく力があります。時に、権力や体制をひっくり返すことだって出来るのです。

序章

2005-05-22 04:37:34 | ぽって・たかし
今年は戦後60年という事で、あらゆる方面で、それに関するさまざまな企画が設けられています。
では『お笑い芸人』『私達世代』が何を出来るのか?

戦争を経験してない若い世代にとってそれは、なかなかイメージしづらく、大事な事と分かりつつ目をそらしがちです。そこで、若者世代に有効な『笑い』という手段で基地・戦争を表現し、考えるきっかけ・入り口を作れればと思います。

それが舞台劇『お笑い米軍基地』。

とは言ってもそこは「お笑い」、いつもの様にかしこまらず、普通に、普通に、自然体で…。