脇の話

　オリオン流星群が目視出来るという噂だったが、肝心の星がここ数日ほとんど雲隠れ状態で見えず、残念だ。
　
　運動不足解消にチャリと徒歩での散歩を始めた。
　立ち寄った気比神宮は日本百名月の中でも芭蕉が詠んでくれたお陰でポスターに載る程評価が高いようだ。
　＜立派な社務所の玄関に、劣化した日本百名月のポスターが＞

　『私の名前はキムサムスン』という、私の中で長年韓国ドラマの最高峰を占めている古いドラマをまた観ている。（五回目位か）
　その冒頭で、人生折々の哀しい（あるいは昂揚する）教訓がテロップで出るのが楽しみの一つだ。
　食べることが人の心にも体にもどれほど大切かと言うことも様々な角度から見せてくれる（主人公は当時珍しい女のパティシエ）。

　主人公はこの役のために20キロ太ったというキム・ソナ。
　彼女は脇の共演者達を輝かせる名女優で、このドラマでは相手役の若き日のヒョンビンを一躍トップ俳優に押し上げた。

　キム・ソナのように、相手役のみならず脇役全般を輝かせる力のある俳優は希有だ。

　英国に若いインド人首相が誕生した。
　「政治家として脇が甘い」という評価は、脇以外の部分はハッキリしているという事かも知れないが、少し軽薄な笑顔に不安を感じた。

　日本の今の与野党の政治家達は、脇どころか全身ゆるんで全く締まりが無い。

　＜白い秋桜＞
　白い秋桜の根を植え、切り取った青い葉の部分を水に付けておいたら、胡麻粒ほどだった蕾が次々に開花してきた。
　秋桜は美しくて強い!!･･･話が脇にそれた。