人村です!

舞台と結婚したと公言する「人村朱美」が綴る舞台生活 毎週火曜日更新・・・したいなぁ

口だけの人

2020年06月02日 | 徒然
 ドイツは暗い道に検査とデータという明かりがあるから歩ける。
 日本は何も無いので手探りでしか歩けない。

 号令をかけるのは大好きらしいが、その結果を国民一人一人に行き渡らせるにはどういう段階があり、どの課程で時間がかかり、行き詰まる可能性を無くすにはどうすれば良いのか・・・までは考えていない人だ。
 言った、やった、ひと仕事達成!・・・という気分なのか?それじゃまるで子供だ。

 この首相は「妻が関係していたら辞任致します!」と言った。
 今は、問題が起きる度に「私に責任がある→責任があると思う→責任を痛感し反省している。」と変異し、ついには「検察や担当大臣の報告があったから承認した」と責任転嫁。
 「私は間違っていない!」というふてぶてしさが加わった。

 首相ならば「責任は取る!」でしょう。(せめて口だけでも)

 いまだ殆どの人が見たこともないアベノマスク。
 一向に結果が出ない各種(多過ぎ、手続き複雑すぎ!)給付金制度。(申請が煩雑すぎるせいで諦める小規模経営者が続出)

 その上「自粛要請はあくまでお願い、責任は自己負担でよろしく」と宣(のたま)う。
 さらに電力会社並みに航空会社を手厚く保護し「コロナ関係費用は、搭乗検査から座席の施設まで全てチケットに上乗せしてよろしい。」ときた。

 「市場経済の原則が分かっていない」「最優先事項は国民の命であって大企業ではない」など批判は雨霰あられと降り注ぐが何処吹く風。
 「どうせ忘れるさ、日本民族だもん。」と思っているらしい。

 <地唄舞家元の古澤侑峯さんは、毎日黄昏時に山下公園を散歩している>
 
 写真でも、美しい風景に気持ちが上向く。

 大好きな浜矩子:同志社大教授が、辞書にない言葉「熱夢」(ねつむ?)について中日新聞の“視座 ”に書いていた。(『羹(あつもの)に懲りて膾(なます)を吹く』の故事に因んでいる)
  「グローバル化とIT化がヒートアップしていく中で見ていた“熱夢 ”から、覚める時が来た。
  少しずつ控えめに。少しずつゆっくりと。少しずつ落ち着いて。そうして、ポスト・コロナの時代を生きるための“黄金ポイント”にたどり着こう。」

 人類の膨張した欲望に急激なブレーキをかけて分断や破綻を招かないために、黄金ポイント“中庸 ”の大切さと過去から学ぶ姿勢を、皆が持つ時なのだ。
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