前回に引き続きハンゲで対戦したJ2さんとの一局を見ていきます。今回は75目、先手の私の手番からです。再掲第6図は△7五同金と後手の玉頭を清算した局面です。本局の初手からの指し手については前々々回記事「速攻もあった(J2-1-1)」からご覧下さい。
第6図以下、▲2五飛△5五香打▲4八玉△7八銀成▲7五金△同玉▲7六金△7四玉▲5二角△6三桂で第7図。
第6図からは▲6一竜が第一感ですが、6三の地点に補強されるのがイヤだったので▲2五飛。これは遊び駒の活用という意味もあります。
対して△5五香打がまさに攻防。これは先手玉詰めろなので、▲4八玉と逃げなくてはいけません。
続く△7八銀成ですが、これは金を取りつつ上部開拓しようという手ですが、△5八銀成(参考J図)と攻め込む手も有力そうで、J2さんもここは迷ったのではないかと思います。
仮に△5八銀成を▲5八同金と取ると以下、△5八同香成▲3八玉△4九角▲2八玉△2七銀▲同飛△同角成▲同玉・・・とドンドン追えますが、かろうじて先手玉は一手余しています。
J2さんがこの変化をすべて読みきって△7八銀成を選択したのならすごいヨミの力だと思いますし、読みきれなかったとしてもそれはそれで素晴らしい勝負の嗅覚です。
▲5二角では先に▲8六桂(参考K図)としても即詰みでした。
参考K図以下、△6三玉▲6一竜△6二桂▲5二角△6四玉▲6二竜~。実戦は即詰みが見えていませんでした。
第7図以下、▲6一竜△6四金▲8六桂(投了図)まで先手の勝ち。
▲6一竜では▲8六桂で即詰みでしたが、幸い△6四金が受けになっていなかったので、勝つことができました。
調子に乗って最終手まで書いてしまいましたが、本局のハイライトはやはり第2図から第3図までの間の参考B図も含めた変化です。20手目△6二飛自体がそんなに頻繁に出る手ではないので、今後の方針は未定ですが、気になるところではあります。
第6図以下、▲2五飛△5五香打▲4八玉△7八銀成▲7五金△同玉▲7六金△7四玉▲5二角△6三桂で第7図。
第6図からは▲6一竜が第一感ですが、6三の地点に補強されるのがイヤだったので▲2五飛。これは遊び駒の活用という意味もあります。
対して△5五香打がまさに攻防。これは先手玉詰めろなので、▲4八玉と逃げなくてはいけません。
続く△7八銀成ですが、これは金を取りつつ上部開拓しようという手ですが、△5八銀成(参考J図)と攻め込む手も有力そうで、J2さんもここは迷ったのではないかと思います。
仮に△5八銀成を▲5八同金と取ると以下、△5八同香成▲3八玉△4九角▲2八玉△2七銀▲同飛△同角成▲同玉・・・とドンドン追えますが、かろうじて先手玉は一手余しています。
J2さんがこの変化をすべて読みきって△7八銀成を選択したのならすごいヨミの力だと思いますし、読みきれなかったとしてもそれはそれで素晴らしい勝負の嗅覚です。
▲5二角では先に▲8六桂(参考K図)としても即詰みでした。
参考K図以下、△6三玉▲6一竜△6二桂▲5二角△6四玉▲6二竜~。実戦は即詰みが見えていませんでした。
第7図以下、▲6一竜△6四金▲8六桂(投了図)まで先手の勝ち。
▲6一竜では▲8六桂で即詰みでしたが、幸い△6四金が受けになっていなかったので、勝つことができました。
調子に乗って最終手まで書いてしまいましたが、本局のハイライトはやはり第2図から第3図までの間の参考B図も含めた変化です。20手目△6二飛自体がそんなに頻繁に出る手ではないので、今後の方針は未定ですが、気になるところではあります。