元大阪府知事の橋下徹氏がウクライナ避難民の犬の検疫を緩和したことに苦言を呈したとの報道があった。
これまでは日本に入国の際に狂犬病注射証明書のない犬は検疫所で180日隔離されていた。
ウクライナから入国した犬には証明書がなかったので、検疫所に隔離されるとことになった。
隔離中は民間の委託業者が犬の世話をする。
費用は一日3000円。総額54万円。
避難民には大金はないし、愛犬と長期間離れて暮らすのもかわいそうだと思っていた。
寄付する方法などがわかったら参加しようと思っていた。
その2,3日後の報道にはやれやれと安堵した。
農水省の検疫所の対応には心温まるものがある。
血の通っている行政措置だ。その規定変更の内容は次の通りだ。
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今後ウクライナから入国する犬については次のように規定を改定する。
証明書のない犬は検疫所で狂犬病のワクチン接種を2回行い、抗体検査も行う。
愛犬は飼い主と一緒に生活して、1日2回健康観察を行い、週1回は検疫所に報告をする。他の動物とは接触させないなどが条件。
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その農水省の対応に橋下徹氏が「これはアカン。狂犬病を甘く見過ぎ」と苦言を呈したのだ。
まるで釈迦に説法だ。
言い換えると、橋下徹氏は狂犬病という病気に無知蒙昧だ。
弁護士なので法律には専門家だろうが、狂犬病に関する社会良識や学識教養が無さすぎる。
「狂犬病を甘く見過ぎる」とは浅はかな思考だ。
逆にいうと、橋下徹氏は「狂犬病を怖く見過ぎる」。
狂暴な犬に人が噛まれても狂犬病には感染しない。
日本には狂犬病ウイルスは全くいないからだ。
彼は、その事実を理解してないのでないか。
なお、彼はウクライナ戦争やその避難民についても批判的な見解を公表している。
論理が支離滅裂である上にウクライナ国民や避難民に対する”温かみ”がない。
大阪の選挙で落選し、政治家失格の烙印を押された原因はその”温かみ”の欠落だ。
🥰 狂犬病は全く怖くない感染症だ。
狂犬病に罹病している動物に噛まれなければ感染はしない。
感染経路が実に明確だ。コロナのように飛沫感染や空気感染はしないのだ。
なのに、世の中には「狂犬病致死率100%」の風説風評が流布している。
その致死率100%の脅し文句を捏造したのは岐阜大学獣医学部の名誉教授だ。
ワクチンの販売促進の旗振り役をしている詐欺根性の塊みたいなバカ学者だ。
学術的に正確に表現すると、日本での狂犬病の致死率は0(ゼロ)%だ。
ここ70年間に狂犬病で死亡した人も犬も全くいない。
(外国で感染して国内で死亡したケースは国内問題ではない。)
もし、狂犬病に感染している犬に噛まれたら、発症する前に適切なワクチン接種をすると100%助かるとWHOが学術論文を発表してある。
その事実を日本の獣医大学では教えてない。隠蔽している。
つまり、橋下徹氏などの農水省の規定改定反対派は狂犬病に関する正しい知識がない人たちが多いのだ。狂犬病致死率100%の妄信者なのだ。
なお、参考までにお知らせする。
東大が「日本へのウイルス侵入リスクは5万年に1回」という面白くおかしい研究論文を発表してある。詳細は次の随想にある。
🎯【狂犬病注射制度は悪政! 日本へのウイルス侵入リスクは5万年に1回と東大が発表! だが、獣医界の金儲けのために詐欺商売の注射制度は永続! 】