わんこ問題 愛犬の身になって考えてみよう

間違った風説風評で愛犬たちが泣いています。白衣を着た妖怪の治療でも被害を受けています。ご自分の頭で考えてみましょう。

犬恐怖症を治すには暴露療法!

2007-06-13 12:08:27 | Weblog
 子供が犬を怖がらない成人に成長するには、幼少時からおとなしい犬と親しく接する機会をできるだけ多く増やすことだ。
犬が怖い動物でないことが日頃からわかっていると、たとえ、犬から怖い目にあわされても、一時的なショックですみ、トラウマの原因にはならない。その犬が普通ではないのだと理解し、すべての犬を怖がるようなことにはならない。

 犬との接触の少ない子供が、幼少期や動物恐怖症の減少期に犬によるショックを受けると、それがトラウマとして成人後も心の傷となる可能性が高いといえる。
 もし、子供が犬を怖がるようなら、動物を怖がる遺伝子のDNAの影響が強く残っているか、犬によるショックを受けた可能性がある。そういう子供に無理に犬は怖くないと言っても、効果はない。
 幽霊が恐ろしいと信じ込んでいる人に、幽霊は怖くないから、お化け屋敷に幽霊を見に行こうと言っても、喜ばない。犬が怖い人も同じだ。無理じいは禁物だ。

 高所恐怖症や飛行機恐怖症などを直すのも同じだが、その恐怖の対象に慣れることが最良の治療法だ。専門家は暴露療法(exposure)という。

 注意すべき点は性急に慣れようとするのは逆効果になることもあるということだ。長い期間をかけて徐々に慣れることが大切だ。

 余談だが、このサイトの開設者は風呂場のナメクジは今でも気持ちが悪いが、ゴキブリは害の少ないすばしこい昆虫だと見ている。気持ち悪いとは思わない。

 3億年も現在の形態のまま進化もせずに環境に適応して地球上の厳寒地以外の殆どの地域で生息していることを思うと、驚異の念さえ湧く。何億年後に地球上に人類がいなくなっても、ゴキブリは生き延びているのではないかと思う。ゴキブリの環境適応性は現在の人間の叡知を超えている。

 そのゴキブリを幼いとき、あまりにも怖がるので、半世紀以上も前に亡くなった父がゴキブリを糸で結び、生きたままおもちゃのように遊ばせたようだ。記憶にはないが、ほんとのようだ。幼児は相当嫌がったと思うが、親とは何事であれ常に子供の将来のことを考えていたのだと改めて思う。
 怖いものには慣れることが最良だ。逃げていては一生逃げることになる。

 犬恐怖症を治すには、やさしい犬種の小犬を飼って、自分で世話をさせるなどの長い時間をかけて、計画的に、根気よく治していくのがよい。

 犬が終焉の時を迎えるまで世話をするのは大変だと思う人は、盲導犬のパピ-ウォ-カ-になるのもよい。かわいい小犬をあずかり、1年後にはアイメイト協会や日本盲導犬協会が引き取ることになっている。犬の一番かわいい時期だけ世話してかわいがることになる。犬恐怖症の大人の男性が、それで犬が大好きになったと述懐している。
 

 アニマルセラピ-(動物介在療法)とは療養中のご老人だけが動物から心を癒され、元気になる治療方法ではないのだ。子供も大人も皆、動物との接触で心が癒され、元気になる。
 新潟県中越地震の被害地では日本レスキュ-協会のセラピ-犬4頭が活躍し、多くの被災者の心を慰め、感謝されたと報道されている。

 犬好きな子供が少しでも多く増えることを願っている。
その行動の一つとして、公園などでは、子供好きなパピヨンのパナができるだけ子供と遊べる機会を持てるようにしている。 

 通常のHP【犬恐怖症と小犬と遊ぶ公園の子供達  パピヨン写真集2】の中に、その写真集を掲載してある。
 小犬と遊ぶ公園の子供達と犬恐怖症 パピヨン写真集2



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