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犬の健康と病気

「まいぱん日記」の<わんこの健康と病気>の記事は、こちらにのせることにしました。ご参考にして下さいね。

消毒のこと

2006-09-01 | その他
パルボが発症した場合、

・汚物の処理 
 用意するもの:消毒剤、捨てられるタオル、新聞紙、使い捨てビニール手袋、マスク、厚手のビニール袋2枚、蓋付容器
 準備:服の袖を腕までまくる。腕時計、指輪などは外す。
     マスク、ビニール手袋をする 
     部屋の窓をあけて、十分に喚起をする
     
 1、ビニール袋の口を大きく開けて、内側に消毒剤を噴霧します。(袋の口は、処理中、開いたままにしておきます)
   ビニール袋は、2枚とも内側を消毒しておきますが、汚物を直接入れるのは、1つだけにして下さい。
   (もう、1枚は、汚物を入れたビニール袋を入れるための物です)
 2、汚物を、使い捨てできるタオルや新聞紙などで取り除きます。(絶対に素手で触らないで下さい)
 3、床など消毒剤で拭きます。
   (拭くときも、捨てても良いタオルを使い、使用後は、捨てます。再利用は、絶対にしないで下さい)
   消毒剤は、金属を腐食したり、わんこが舐めると吐きますので、消毒剤で拭いて30分後に水拭きして下さい
 4、汚物を入れたビニール袋の口をしっかり縛ります。
 5、もう1枚のビニール袋(A)に、口を閉じたビニール袋を入れます。
   その後、ビニール手袋を裏返しで脱ぎ、ビニール袋(A)に入れ、袋の内側を触らないようにして、口をしっかり縛ります。
 6、石鹸で十分に手を洗います。

 *ビニール袋(A)は、ゴミの日まで、蓋付の容器に入れて保管します。

その他 
 捨てられるものは、捨てます。
(ビニール袋の内側に消毒をふりかけ、捨てるものを入れ、袋の口をしっかり縛り、
 ゴミの日まで、蓋付の容器に入れて保管します。)

 加湿器などで加湿し、床などを消毒剤で拭きます。(加湿が、困難な場合は、ビルコンを噴霧します。)
 2週間、床、柵など、わんこ接触した部分を消毒剤で拭くか、噴霧します。
 (消毒でしっかり拭けば、2週間で大丈夫だと思います)
 わんこが舐める可能性のある場所は、消毒の30分後に水拭きして下さい。

手洗い方法(手を拭くときは、使い捨てタオルを使います)
 1、石鹸で、手、指の間、爪の間、肘まで丁寧に洗います。
 2、水道のカランも、一緒に丁寧に洗います。
 3、流水で石鹸を丁寧に流します。(カランも同様に石鹸を流します)
 4、使い捨てタオルで手を拭き、タオルを捨てます。
 
哺乳瓶
 煮沸消毒または、ミルトンでの消毒になります。

うんちのついてしまった子(使い捨て手袋を使って下さい)
 わんこの状態がよければ、うんちをガーゼなどで取り除いた後、うんちがついた部分だけ、石鹸で洗って流水で流します。
 (手袋は、うんちを取り除いたら、捨てます。そして、洗ってあげるときに新しい手袋をします。)
 
 洗えない場合は、うんちを取り除いた後、うんちがついた部分を消毒液で拭いてから、水で拭きます
 (この場合も、手袋はうんちを取り除いたら捨てて、消毒で拭く時に新しい手袋をします)
 消毒液は、キッチンハイターなら、0.02%濃度を使って下さい
 (殺菌には、濃度が薄いのですが、皮膚がただれる可能性がありますので、この濃度かな?と思います。
  皮膚がただれたら、濃度を薄めて下さい。)

もしも、ビルコンがなくなった場合の、キッチンハイターでの消毒方法です。
パルボはビルコンに代表される次亜塩素酸ナトリウムで消毒しますので、
ビルコンが、急になくなった場合は、キッチンハイター(花王)が簡単に入手できます。
(人の医療機関では、花王のハイターなど、次亜塩素酸ナトリウムの消毒液を利用しています。
 パルボの消毒も次亜塩素酸ナトリウムですので、同じです。ビルコンが無くなったときに以下の方法で 市販のキッチンハイターをお使い下さい)
参考にしたHPは、こちらです。
http://www.kao.co.jp/pro/HOSPITAL/hygiene/img/pdf_7/07_04.pdf

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キッチンハイターの使い方
 (キッチンハイターの次亜塩素酸ナトリウム濃度は、国立感染情報センターの資料より、5%。)
 (キッチンハイターのキャップ1杯20ml、自宅の計量カップにて)

殺菌消毒の方法
・1%濃度
<用途>
  ・糞便、嘔吐物、血液、唾液など床についた場合の拭取り。
 (消毒液で拭いてから、30分後に水拭きして下さい)
   *パルボの場合、
    ペットシートは、糞尿がついた部分に、消毒剤をふりかけ、ビニール袋に入れて、袋の口をしっかり縛り、
    汚物入れで保管し、汚物を捨てたら、汚物入れを0.5%濃度の消毒剤に5分浸す

<作り方>
  ・水をキッチンハイターキャップ4杯に、キッチンハイターをキャップ1杯 (水80mlにキッチンハイター20ml)
  (500mlのペットボトルを利用する場合は
   1.水を500mlのペットボトルに入れ、そこから、キッチンハイターのキャップで5杯水を捨てる。
   2.ここに、キャップ5杯のキッチンハイターを入れる)

・0.5%濃度
<用途>
 ・パルボを発症した場合の、床、ベット、柵など、わんこは直接触れた場所の拭取り
 ・汚物入れなど、ウィルスが付着した可能性のある容器の殺菌 0.5%消毒液に5分浸す

<作り方>
 ・水をキッチンハイターキャップ9杯に、キッチンハイターをキャップ1杯 (水180mlにキッチンハイター20ml)
  (500mlのペットボトルを利用する場合は
   1.水を500mlのペットボトルに入れ、そこから、キッチンハイターのキャップで5杯水を捨てる。
   2.ここに、キャップ2.5杯のキッチンハイターを入れる)

・0.02%濃度
<用途>
 ・食器、タオル、ベットなど、わんこの使った物を 30分浸す
 ・人が着用していた服、スリッパなど30分浸す(但し、漂白されますから、色むらなど、起こります)

<作り方>
 ・水を1Lに、キッチンハイターキャップ1杯
 (水を500mlのペットボトル2本に キッチンハイターキャップ1杯)

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公衆衛生としてのキッチンハイターの使い方

糞便、血液などの汚れは、0.2%液で拭きます。
舐める可能性がある場合は、30分後に水拭きをする。
0.2%液の作り方は、水500mlペットボトル2杯、キッチンハイターキャップ10杯

ゲイジや床などは、0.02%の溶液を噴霧または、拭く。
舐める可能性のある場所は、30分後に水拭きをする。
0.02%液の作り方は、水を500mlのペットボトル2杯、キッチンハイターキャップ1杯。

衣服、靴が心配な場合は、0.02%液に浸す(但し、色落ちします)

公衆衛生としての使い方は、病気が発生した場合とは違います。
予防のための消毒と思って下さい。

殺菌とは、菌を完全に殺すこと
滅菌、除菌とは、そこにいる菌を完全に取り除くこと
(例えば、除菌石鹸で手洗いをした場合、手は菌が取り除かれますが、排水溝などに生きた菌が残る可能性はあります。この場合も、手は除菌されたと言います)
消毒、菌の数を減らし、害を与えないようにすること

以上です。

土葬について

2006-08-17 | その他
土葬についての条件は、獣医師会のホームページに簡単に記載されています。
インデックス、「一般原則」の項
「飼い主として心得ておきたいこと」をクリック
「6.死亡したときの処置」をクリック
2.死体の処置
死体は狂犬病などの疑いがない場合に限り、庭のあるお宅などでは庭に埋葬してもさしつかえありません。

具体的には、次のようになります。(犬、猫の場合です)
 1.亡くなった犬、猫が、人畜共通病(狂犬病、鳥インフルエンザ、猫ひっかき病、エキノコックス、回虫症、パスツレラ症、Q熱、トキソプラズマ症、レプトスピラ症)に感染していないこと

  人畜共通病は、人に症状が出ていても、病院で、病名がはっきりしない場合がありますから、
  人に「下痢、嘔吐、発熱、発疹、四肢の異常な腫れがないこと」

 2.亡くなった犬または猫が、犬または猫のワクチンで予防をしている病気にかかっていないこと

  パルボ等の検査を受け、陰性であることを確認していること
  また、他に一緒に暮らしていた犬や猫がいる場合は、犬や猫に同じ症状が出て、同じ経過をたどっていないこと

 3.土葬の場所が、水源に影響を与えないこと

  敷地内で井戸を利用されている場合は、注意して下さい

その他、注意する点(近隣住民への配慮としての注意です)
 1.異臭がしないように、地中深く埋葬すること(人の場合、2mの深さの穴を掘ります)

 2.野生動物に荒らされないように、埋葬場所の上に重い石を置くか、木を植える

 3.土葬した場所は、お墓になりますから、人や犬や猫が、踏まないような配慮をする

以上です。 (ももはは)