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家具工房のなんともない日々

岐阜県中津川で家具製作をしています。家をセルフビルドで建てました。手作り生活の日々。

釘ナイフ

2012-12-15 22:39:33 | 世の中

 

これは息子Aが友が講師の造形教室で作った釘ナイフ。

 

撮影も息子です。

 

作り方は本格的で5寸釘を炭火で赤らめ、叩いて焼き入れし、仕上げに研いだもの。

ちゃんと紙も切れるし、鉛筆も削れます。

 

こちらの造形教室なんと会場は教会が主催してます。

礼拝堂の床にビニールシートを引いていろんな素材、道具が並べてあって度ごとに目安なりテーマはあるものの基本好きなものを制作してよいというもの。

しかし造形教室と銘打っているもののその実生きる力を身につける場にもなっていたりするのです。

教会の外に小屋をみんなで造っていたりするし、おやつも手作り、先の釘ナイフはある意味生きるための道具作りだったりします。

 

こんな教室なら私も通いたいと連れ合いも申しています。

僕も釘ナイフ作ってみたいぞ。

 

さて我が子のことながら良く出来ているなと思うこのナイフを息子が学校に持っていったことでクラスを巻き込む大騒ぎになってしまったのでした。

 

 

つづく予定。


選挙の前に

2012-12-10 17:40:02 | 世の中

いよいよ衆議院議院選挙の投票日が近づいてきました。

そこで最近気になった目にしたり聞いたりした言葉をつぶやいてみる。

 

『日本人は名君におさめられたいと望む心性がある。』

つまり自分から具体的にこういう世の中にしたいという発想はあまり持たないということか。

 

『軍人はたたき上げに限る。お勉強ができて軍学校を優秀な成績で卒業した太平洋戦争時の軍人たちがいかに無能で無責任で傲慢であったか。』 

これは今の官僚や政治家にも当てはまるのではないかなと感じた訳で。

 

『原発を動かさなければ電気代が上がり、生産コストが上がるので生産拠点を海外に移転せざるを得ないという脅かしをかける企業にはどうぞ日本から出て行ってもらえばよろしいのである。』

胸がすいた言葉でした。命よりもお金を大切にする企業は出て行くでしょうね。

 

『彼らグローバル企業のビジネスマンにとっては次の四半期の収支と株価だけが問題なんだから日本という国がどうなろうと知ったことじゃないのである。』

資本主義のシステムは短期的な利益を追求せざるを得ない仕組みなんですね。長い目でこれからの国のありようを考えていくのが本来の政治であると思うのですがこのような経済界のご機嫌を取っている日本の政治というものはまさしく視野が狭いというもので。しかしグローバル企業のトップの人たちだけが儲かるよう邁進するべく制度改革をしたいという政治家がわらわらと輩出し、絶対恩恵を受けない人々がそれに拍手喝采するいる今の状況って不思議な構図ですね。


ミツバチの羽音と地球の回転

2012-06-20 21:53:31 | 世の中

 

「ミツバチの羽音と地球の回転」

 

 

ご無沙汰しております。

久しぶりのブログのアップは映画上映会のお知らせです。

 

近所に住む知人が映画上映会を企画いたしました。

上映するのは「ミツバチの羽音と地球の回転」。「六ヶ所村ラプソディー」の鎌仲ひとみ監督によるドキュメンタリー映画です。

 

内容でありますが、現在中国電力による上関原発の建設予定地に隣接する祝島の島民の暮らしと原発建設反対運動を通して今後持続可能な社会をどのようにして作り上げていくかということをスェーデンでのルポなどを紹介しながら探っていくというドキュメンタリー。

私一応スタッフに名を連ねておりまして。先日試写を見させていただきました。

 

いい映画です。

 

島民の生活が生き生きと撮られていますので重ぐるしくならず、しかしながら島民たちの気持ちになってともに笑い、怒り、そして涙がこぼれそうになるそんな映画です。

瀬戸内海の島のくらしと文化もうかがえると思います。

またこれからの持続可能な社会についての具体的なヒントも得られるのではないかと思います。

 

是非ごらんいただければと思います。鎌仲監督によるトークセッションも行われます。

 

 

ミツバチ@岐阜県
日時
2012年 6月 23日 (土曜日)

「ミツバチの羽音と地球の回転」上映会+鎌仲ひとみ監督トークin中津川
★託児サービスあります★

【会場】蛭川公民館(蛭子座)/中津川市蛭川2198-1
※地図上で表示される位置が少しずれていますが、
実際にはポインタ右上の「蛭川総合事務所」に隣接しています。
【プログラム】開場9:00 上映1回目9:30/2回目14:00
【参加費】
一般 前売1000円/当日1200円
高校生以下割引有:主催者にお問い合わせ下さい
【主催】「いのちもり」の仲間たち
【問合せ先】古田/080-8265-4818/inochimori●docomo.ne.jp
●を@にしてください

 

 


現場主義で行こう

2011-05-30 18:30:48 | 世の中

前回のログで少し政治的なことを書きましたが、もともとこのブログは自分の備忘録的なものとして書き始めた訳で、誰かに読んでもらおうとかそういう努力はあまりしてきませんでした。

そんなブログに政治的な意見をのせるのはどうかとも思ったのですが、このたびの大震災以降の世の流れを見ていると小さいながらも意見の表明が何か世の中の流れをほんの少しでも変えることができるのではないかといういままでの自分にない意思が出てきたのでいままでのログとはちょっと異質ですがのせることにしました。

 

いままでこのブログをさかのぼって読んでいただければ、私たちが循環型の生活を目指しているのをうかがっていただけるのではないかと思います。

 

おおざっぱな流れで言うと全共闘世代の人たちが戦い破れ、多くの人がその後会社人間として日本の経済を牽引していったわけですが、中に少ないながらもドロップアウトして田舎に流れていった。自分たちはそういう人たちの第2世代ぐらいにいるのかなと思いますが。

ちょっとわかりづらいですかね。

まあ消費社会に対して若干距離を置いている所があります。

 

現在の日本はあまりに経済を神のように扱いすぎていると思います。

 

話が飛ぶようですが、私は自分で直接目にふれた情報なり体験なりを信じていきたいと思います。まあ一部ネット情報は別にしていまの情報のほとんどはお金と利権の力に左右されたゆがめられた情報、あるいは宣伝だと思ってます。

世の中の流れなんて簡単に操作できるのではないですかね。お金さえあれば。

例えば、しばらく前、「原発は二酸化炭素を出さないクリーンなエネルギー源」などと言う、今では悪い冗談のような噴飯物の広告がありましたが、独占企業である電力会社がこれだけ巨額のコマーシャルをうつことはそれだけ高い電力料金と嘘を刷り込まれているということではないかい。

大体ウランを生成するのにどれだけ化石燃料を使っているかなんて全く伝えられてないでしょう。

さすがにこの広告はJAROに提訴されたらしいが。

 

繰り返しますが私は出来れば自分の身体感覚を大事にしていきたいと思います。

その身体感覚で言えば原子力はだめです。受け付けません。

自然界に存在し得ないエネルギーを人間がコントロールするなんて神を僭称しているようなもんです。

そしてこんな事故が起きてしまった。

今東日本は、目に見えない放射線におびえながらの生活を余儀なくされている。

 

原発はいらない。

いらないです。

 

 


経済という化け物

2011-05-16 23:26:05 | 世の中

15日放送のNHK-教育ETV特集を録画してあったのを見ました。

タイトルは「放射能汚染地図」。

内容は一人の研究者が福島第一原発の事故の後現地へ入り、放射能測定と土壌の放射能汚染度を調べて独自に汚染マップを作るまでを追ったドキュメンタリーだ。

研究者とはいえ被爆を覚悟で現地を測定して回る姿は、いつも目にする「健康には直ちに影響はありません」などという詭弁を使う御用学者たちとは顔つきそのものが違うのであった。

計画的避難地域にあたる福島の村々の映像は地震の爪痕はそこかしこに見られるものの、ここ中津川の中山間地に似た一次産業が中心ののどかで美しい風景が映し出されていた。

しかしその景色の中に人々の姿は見えず残された犬や猫の姿が、、、

まさにいまの私たちが暮らしているような土地で生活を送っていた人々が、目に見えない放射能に汚染されて生活と仕事を奪われる姿を見るのは本当につらい。

番組の中で文科省の役人と原子力保安員の人が出ていましたが、その発言を聞いていると責任を取りたくないという意識が実に良く見て取れる。結局本来責任を取るべき立場の人がこの国ではだれも責任を問われないんですね。

 

このようなことが起きても未だに原発を停めると経済が停滞するとかなんとか言っている人たちは、未来が見えていないのではないかと思う。

いつから経済という言葉がすべてに優先する社会になってしまったのだろう。

いまさえ良ければ未来のことは知ったことじゃない。

原発から出る放射性廃棄物は未だに行く先が決まっていないというのにそれを将来の人たちに置き土産にするつもりなのか。

どのように進むべきか迷ったときに立ち止まって考えなければならないのは、子供たちとその未来のためになにが残せるかということではないでしょうか。