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『特集』来シーズンのメッツについて

2014-12-13 12:41:50 | MLB
現地11月10日にクオリファイング・オファーの回答期限を迎え、今年も提示を受けたすべての選手がこれを拒否しました。
そして、メッツはこの日にカダイアーと2年2100万ドルで契約を結んだことを発表しました。
年俸は2015年が850万ドル、2016年が1250万ドルとのことで、年平均1050万ドルはロッキーズ時代と変わりません。
カダイアーにクオリファイング・オファーを出した時には驚きをもって伝えられ、受託するのではないかという声もありましたが、回答期限となった日に拒否したうえでメッツと合意したことには、さらなる驚きがありました。
ちなみに、今年のクオリファイング・オファーによる年俸は1530万ドルに設定されていました。
カダイアーと契約したことにより、メッツは来年のドラフトで全体15位の指名権を失うことになりました。

来シーズンのメッツは大いに期待できそうです。
特に、トミー・ジョン手術から復帰するマット・ハービーを筆頭に、先発投手が大きく注目されています。
ハービーに続く先発投手として、ウィーラー、ニース、ジー、コロン、新人王を受賞したデグロムやモンテロといった顔ぶれとなっています。
さらに、マイナーにはシンダーガードが控えており、現時点では飽和状態となっています。
そのため、誰かを放出する可能性が濃厚となっています。
ニースとジーがよく話題になっていますが、ニースについてはオプションで2018年まで比較的低価格の契約があるので放出はないと思います。
そのため、ジーが有力だと思います。
また、トゥロウィツキーを獲得するために交渉しているという情報もあり、その場合はシンダーガードを含めた大型トレードとなりそうです。
リリーフ投手はクローザーのパーネルが1試合に登板しただけでトミー・ジョン手術となってしまいました。
開幕スタートは厳しいでしょう。
そのため、シーズン終了時にクローザーであったメヒアをクローザーでスタートさせるか、トレードで獲得するかの選択となりそうです。
その場合はロイヤルズのホランドが有力だと思われます。
いずれにせよ、最低も1人はリリーフ投手の補強をしたいところです。

ショート以外の内野は今シーズンと同じ顔ぶれです。
最後の2試合で連発して30本塁打に到達したドゥーダにはさらなる飛躍が期待できます。
チームの顔であるデビッド・ライトは故障の影響もあり、満足のいく結果を残すことができませんでしたが、復調してリーダーシップを発揮してほしいところです。
トゥロウィツキーを獲得することができればリーグ最強の内野となるのは間違いなさそうですが、獲得できる可能性は低いと思います。
いずれにせよ、誰かを獲得することになりそうです。
外野はカダイアーの獲得により、ラガレス、グランダーソンの3人による体制となります。
カダイアーが故障なく過ごし、昨年不調だったグランダーソンがある程度復調すれば面白くなりそうです。

これからどのような動きがあるか全く想像できませんが、来シーズンに期待ができるのは間違いなさそうです。
特に、復帰したハービーがどれほどの結果を残せるかに注目です。
うまくいけば、プレーオフに進出できる可能性もあります。