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脊椎内視鏡下手術 - わきだ整形外科 - http://wakida.org

わきだ整形外科は脊椎内視鏡下手術を中心とした、低侵襲手術が専門のクリニックです。 - 鹿児島県鹿児島市で開業しています。

OrthancにDICOM-web経由でWindowsのWeasis Viewerを接続、使用する方法。

2025-03-03 23:43:51 | Weblog

Windows上で動作するDICOM ViewerでDICOM通信が出来るソフトを探しましたが、なかなかありません。

最終的にRadiAnt DICOM ViewerかWeasis DICOM Viewerが候補にあがりました。

RadiAntのDICOM通信はその他のソフトの設定と同じで、簡単にOrthancと通信が開始できました。ただし、サブスクリプションが高くつきます。

Wessisは無料ですが、Orthancとの通信は簡単には出来ません。調べたところ、DICOM-web経由で出来ることがわかりました。

Orthanc+DICOM-web=Weasisに記載があります。

ただし、このページ通りでもうまくいかないので、解説します。

まず、C:\Program Files\Orthanc Server\Configurationの中のorthancを開きます。

254行目

 "RemoteAccessAllowed" : false,をtrueに変更

310行目 

"RegisteredUsers" : {
    // "alice" : "alicePassword"
//を消して任意のIDとパスワードを入力。
こちらはこれで終了。
ここで、一度Orthancがちゃんと動作するか確認。動かなければ何かが間違っています。
次にC:\Program Files\Orthanc Server\Configurationの中のdicomwebを開きます。
 
    "DicomWeb" : {
        "Enable" : true, // Whether DICOMweb support is enabled
        "Root" : "/dicom-web/", // Root URI of the DICOMweb API (for QIDO-RS, STOW-RS and WADO-RS)
        "EnableWado" : true, // Whether WADO-URI (aka. WADO) support is enabled
        "WadoRoot" : "/wado", // Root URI of the WADO-URI (aka. WADO) API
        "Host" : "XXX.XXX.XXX.XXX:8042", // Hard-codes the name of the host for subsequent WADO-RS requests ##Here must be a port##
        "Ssl" : false, // Whether HTTPS should be used for subsequent WADO-RS requests
        "Servers": {
        "orthanc.local": {
        "Url": "http://localhost:8042/dicom-web/",
        "Username": "●●●●●●",
        "Password": "▲▲▲▲▲"
        }
        }
        }
        }

上の様に書き換えます。

リンク先は   "   が   “   に置き換わっているので、うまく動作しません。

XXX.XXX.XXX.XXX  の部分はOrthanc serverのIPアドレスを入力。

●●●●●●はID、▲▲▲▲▲はパスワードを入力。

保存して、Orthancを再起動。動作したら、Orthancの設定は終了。

次にWeasisの設定。

その前にBasic Authentication Header Generatorに移動して先ほどの●●●●●●と▲▲▲▲▲を入力すると Authorization: Basic RGljb21XZWJVc2VyOkRpY29tV2ViUGFzcw==  のようなheaderが表示されるので、これをすべて選択してコピー。

Add newを押す。

HTTP Headersにコピー。

URLにはOrthancのアドレスを入力。

Descriptionは好きな名前でOK。

以上で設定は終わり。

DICOM-web経由でDICOMデータが見れるようになっています。(^▽^)/

cherednichok.yが報告してくれました。Good job!!


OrhancにJPEGをDicomに変換して取り込む

2025-02-20 15:54:58 | Weblog

スキャンした画像データをDicomデータに変換したいと思っても、いいソフトは殆どありません。

アクセストゥクリエイト有限会社さんが、なんとフリーソフトで提供してくれています。

ダウンロードしてインストール。

サポート対象外のバージョンをダウンロード。

今回は、.NET Core 2.28 x64をダウンロードしてインストールしました。

しかし、インストールしただけでは.NET Core 2.28は動きません。

タスクバーの検索に、windowsの機能と入力するとwindowsの機能の有効化または無効化のコントロールパネルが出てきます。

これを選ぶ。

.NET Framework 3.5(.NET 2.0および3.0を含む)これをクリックして有効化してください。

やっとインストールできます。

完成です。

アクセストゥクリエイト有限会社に感謝m(__)m


Windows11にOrthanc+PostgreSQLを構築する(6)以前のデータをバックアップしてリストアする

2025-02-16 22:20:55 | Weblog

まずは以前のサーバーのデータをバックアップします。

Filenameは何でもいいですが、ここではBackup2025

EncodingはUTF8

Backupを押すとあっさりバックアップできます。

これからはリストア。

Filenameをクリックして、FomatをAll Filesにすると、バックアップファイルが見えます。これを選択する。

データをクリアする場合は

最後にRestoreを押します。

リストアが終了しました。

すべての作業が終了です。お疲れさまでした。(^▽^)/

 


Windows11にOrthanc+PostgreSQLを構築する(5)PostgreSQLのデータベース作成

2025-02-16 19:06:25 | Weblog

pgAdminを立ち上げて、この時に入力したパスワードを入力する。

左からServersを選んだ上で、真ん中やや下のAdd New Serverをクリックする。

NameはOrthanc、Host name/addressはlocalhost、その他はそのまま。Passwordは先程と一緒。

データベースが出来ました。

次はログインロールを作成します。

Nameはorthanc_user。 なんでもいいのですが、postgresql.jsonのデフォルトがorthanc_userなのです。

passwordはmy_password。理由は同じ。変更した方はそのようにしてください。

Saveを押します。

orthanc_dbというデータベースを作ります。

Databaseはorthanc_db、OwnerはOrthanc_userです。

最後にSaveを押して完成!!

ネットワークはプライベート、ファイアウォールはプライベートはオフにします。

Microsoft Edgeでhttp://localhost:8042/
と入力してこの画面が出れば成功です。
 

Windows11にOrthanc+PostgreSQLを構築する(4)JSONファイルの設定

2025-02-16 18:03:51 | Weblog

Program Files>Orthanc Server>Configurationの中のorthanc.jsonとpostgresql.jsonを書き換えましょう。

ここではVisual Studio Codeを使用しています。

161行目 DicomAet      サーバーの名前です。当院はserver。

168行目 DicomPort 他のサーバーから移行する場合はそのサーバーの番号にしておけば、送る側の設定が要りません。当院は11112。

177行目 DefaultEncoding 日本であればJapaneseKanjiです。

311行目 パスワードを設定します。

439行目 すべての端末を登録します。カンマ一つ無いだけで動きません。

orthanc.jsonの設定は終了。

Microsoft Edgeでhttp://localhost:8042/
と入力してこの画面が出れば成功です。
 
9行目 trueに変更。
18, 19行目 変更しなくてもOK。
 
JSONファイルは終了。
 

Windows11にOrthanc+PostgreSQLを構築する(3)PostgreSQLをインストール

2025-02-16 17:06:47 | Weblog

PostgreSQLのインストーラーを実行。

そのままNextをクリック。

そのままNextをクリック。

そのままNextをクリック。

そのままNextをクリック。

パスワードを入力。

そのままNextをクリック。

そのままNextをクリック。

そのままNextをクリック。

そのままNextをクリック。

 

Stack Builderのチェックを外して、Finish!!


Windows11にOrthanc+PostgreSQLを構築する(2)Orthancをインストール

2025-02-16 09:51:35 | Weblog

まずはダウンロードをします。

Orthanc - DICOM Server

PostgreSQL

 
データは外付けHDDに記録します。これをE: ドライブに設定しました。
E: ドライブの中にOrthancという、フォルダーを作成しておきます。
 
 
まずはOrthancInstallerを実行。
 
そのままNextをクリック
 
I acceptを選んでNextをクリック
 
そのままNextをクリック
 
E:ドライブのOrthancフォルダーを選んでNextをクリック
 
そのままNextをクリック
 
そのままNextをクリック
 
そのままInstallをクリック
 
完成!!
 
Microsoft Edgeでhttp://localhost:8042/
と入力してこの画面が出れば成功です。
 
 

Windows11にOrthanc+PostgreSQLを構築する(1)機材の準備

2025-02-16 09:11:48 | Weblog

以前はWindows10にOrthanc+PostgreSQLを構築していましたが、Windows11Proにバージョンアップするにあたり、PCを更新してOrthanc+PostgreSQLもバージョンアップすることにしました。

Orthancは優秀なDICOMサーバーです。PostgreSQLはデータベース管理ソフトでどちらも無料です。今まで、当院で5年ほど使用していますが、とても安定していて、更新もアクティブにされています。ただし、OrthancとPostgreSQLのバージョンには相性があるようです。バージョンアップの際は元に戻せるようにバックアップを取ってから、行う必要があります。

今回は新しいPCに最新のOrthanc+PostgreSQLを構築してから、既存のWindows10+Orthanc+PostgreSQLからデータを移行します。

まず、PCですが、ドスパラで買いました。Slim Magnate IM 通販限定モデル。OS : Windows 11 Pro, CPU : インテル Core i5-14400, グラフィックス : インテル UHD730, メモリ : 16GBメモリ DDR5, ストレージ : 500GB Gen4 SSDで税込み93,280円。驚きの安さ。

データはラトックシステム USB3.1/Gen.2 RAIDケース (HDD2台用・10Gbps対応) RS-EC32-U31Rと6TB WD Red NAS用 WD60EFRX 5400rpmをそのまま使用します。

こちらに関しては院内LANを10GbEに更新予定なのですが、その際にSynologyのNASとPCに10GbEのボードをつけて、iSCSIで運用しようと計画中です。