大田原より愛をこめて

仕事中の現実逃避

家族間の殺人事件増加で経団連批判by亀井

2009年10月06日 | 公開中
亀井さんのいうような、日本企業の欧米型経営へのシフトは家族間の人殺し増加とはまったく関係ないと思います。
原因が何かあるとすれば、その筆頭には家族間のコミュニケーションが少なくなってることがあげられるのではないでしょうかね。
私は72年生まれ、団塊ジュニア世代ですが、われわれの親、特に父親は家庭内で不在であったケースが多いです。
平日は日付が変わるか変わらないかのころに帰宅。土日はゴルフ接待とか疲れ果てて子供に構うどころかゴロ寝して野球中継ばっかり見てる、そんな父親も多かったはず。
そういう家に育った子どもが、家庭を持ったとき、ロールモデルがないためどう振舞ってよいかわからずに問題を起こしたりするかも知れない。
無関心に育てられた子どもは他人の痛みがわからず、親を殺す子になってしまうかもしれない。
いま、私が子どものころにはなかった番組がETVにあります。
「人の気持ち」について考える15分番組。
こういうことをすると相手は悲しいよね、だからやめようね、って、手取り足取り教えるんです。
いまの子どもたちは、こんな番組が必要なほど、他者とのコミュニケーションが苦手になっているのです。
親子間のコミュニケーションの絶対時間を担保すること、それを社会全体でバックアップしていくことこそ必要だと思う。
だから、父親に対して24時間に近いコミットメントを求め続けてきた旧来型の日本企業は、家庭に災いこそもたらしたかもしれないが、亀井さんの思っているような理想郷的、牧歌的な場所ではなかったんではないでしょうか。
率直な感想です。



<亀井金融担当相>「家族間の殺人事件増加」で経団連を批判
(毎日新聞 - 10月05日 22:02)

 亀井静香金融・郵政担当相は5日、東京都内で行われた講演会で、「日本で家族間の殺人事件が増えているのは、(大企業が)日本型経営を捨てて、人間を人間として扱わなくなったからだ」と述べ、日本経団連の御手洗冨士夫会長に「そのことに責任を感じなさい」と言ったというエピソードを紹介した。御手洗会長は「私どもの責任ですか」と答えたという。
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3 コメント

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昔の人って (っちさんさん)
2009-10-06 15:55:24
昔を理想化するんだよね。

まぁ自戒も込めて書きました。。。
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Unknown (とりっく)
2009-10-06 22:38:59
>父親は家庭内で不在

 私は70年生まれで、やはり団塊世代Jr。
 父親は20:00に帰宅、平日は会話なし。
 まあ、(土)(日)は休み、でも
 寡黙な父とは会話少。
 その分、がんばり、がんばりすぎる母親が約1名。

 その結果>おいらは
 1)寡黙な父と遊んでもらった記憶を大事にしつつ、会話の大切さを知る。
  それが親(父とは限らない)の役目のひとつ。

 2)うるさすぎる母親の会話の下手くそさを知る。
 考えさせることが下手で、押し付けがまし。
 なんでも、いつでも、今(2009年)でも
 自分の思うとおりになると思っているのが
 信じられない。

 ★孫に対しても自分の思うようになると
  思っている様子で、しかも否定的、
  マイナス思考的な発言で、家族を
  どんどん敵に廻す、おいらの母親は
  最近少しかわいそうだとも思い始めた。
  母の生来の性格もあるが。


  父親とのめぐりあわせや、付き合い方が
  そんな母親の人格を作り上げてしまった
  と解釈するここ数年である。



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Unknown (wakaba)
2009-10-07 12:33:19
父親のコミットメントが希薄な家庭で、とにかくがんばらなきゃって一人で家庭を回してきたのが私たちのおかーさんです。
相互作用なので父が悪い、母が悪い、一言で言うのは難しい。
だけど私たちの世代がどういう家庭を築きたいか?って考えたとき、モデルとするのか、あるいは反面教師とするのか、はたまたまったく新しいモデルをゼロから考えていくのか。。。
それは私たち次第ですね。
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