太陽光発電の和上ホールディングス

家庭用・産業用太陽光発電は創業25年の和上ホールディングスへ。
お役立ち情報を発信しています。

太陽光発電の電気買取制度「FIT」とは!?

2019-07-22 11:22:55 | 太陽光発電お役立ち情報
■太陽光発電の電気買取制度「FIT」と2019年問題

再生可能エネルギーの固定価格買取制度「FIT」は、太陽光または風力、水力、地熱、バイオマスのいずれかを使って発電した電気を、電力会社が一定価格で一定期間買い取ることを国が約束した制度です。
国が定める要件を満たす事業計画を策定したうで、計画に基づき新たに発電を始められ、事業者の場合は発電した電気の全量が買取対象となります。

これに対して一般家庭の太陽光発電のように10kW未満の小規模発電の場合には、自家消費をして残る余剰分が買取対象となります。
国が保証する買取制度は家庭用では10年という期間限定のため、10年の期間満了後にどうするかが問題です。
制度導入が2009年10月であったたため、設置時期にもよりますが、家庭用に関しては2019年以降順次、期間満了を迎える太陽光発電が増え、2019年問題と呼ばれることもあります。


■買取期間満了後にはどうすればいいのか

2009年10月以前に売電を開始した場合や2009年11月に売電を開始した場合は2019年11月に満了となります。
2009年12月以降に売電をスタートさせた方も、2019年12月以降、10年の期間満了ともに、これまでの制度による恩恵は受けられなくなるため、それ以降のことを考えなくてはなりません。
買取期間満了後はこれまでの電力会社には、国の制度に基づく買取義務がなくなります。

もっとも、売電ができなくなるわけではなく、同じ電力会社と個別に売電契約を結ぶか、ほかに有利な条件で売電に応じてくれる小売電気事業者などを探して売電契約を締結し、引き続き売電することはできます。

買取価格や契約期間、その他の契約条件は事業者によって異なるので、よく検討することが大切です。


■自家消費で有効活用

新たに売電できる先を見つけて契約をする方法のほか、自家消費を充実させて、現在は日中の電力のみに充てているのを夜間も使えるように家庭用蓄電池を購入して設置するというのも1つの選択肢です。
日中、太陽光発電で発電して昼間の家電製品の稼働に使いながら、使いきれなかった余剰電力を蓄電池に貯めれば、夜間にも使えるので、発電量などによっては完全、自給自足ができてお得です。

また、V2H(Vehicle to Home)対応の蓄電池であれば、夜間に電気自動車へ充電したりと、エコな生活が目指せます。
蓄電池購入の初期費用はかかりますが、地球温暖化の抑制など環境保護に貢献でき、長い目で見れば、ランニングコストを大きく抑えることにつながります。
畜電池の購入に関しては、自治体が補助金制度を設けている場合もあります。

ただし、予算の関係上、既に募集が終了している場合もありますので、一度、お住まいの自治体へお問い合わせ下さい。