地震の後、世田谷区の中で計画停電エリアは、全体面積から言ったらほんの少し。
しかし、「だんらん」のある鎌田は・・・入ってましたね、停電エリアに。
計画停電に入ってなくても、さまざまな行事が軒並み中止という日々になりました。
食材も必要なものが手に入りにくい状態だったので、私たちも、24日のカフェは残念だけどぱせりさんの講習も中止になったので、カフェ自体中止にするしかないかな・・・と思っていたところ、運営メンバーの中から、
こういう時だからこそ、短い時間でいいから集まれる人だけでも集まって、いろいろ話がしたい、という声が何人もから上がってきまして、
じゃあ、できることをやろう！
ということになって。確かに「同じ釜のめし（おなかまめし）」を食べることにこだわってやってきた私たちですが、食べるのは皆とコミュニケーションするための状況設定であって、もちろん大事な食事にも注目してのことですが、顔を見ながら交流することが本来の目的だったのだ、ということをあらためて思い出しました。
そこで、スタイルを変えて開くことにいたしました。
★10:00～12：30、片づけ入れて13:00に終了という、ひろば付きカフェを開きました。
もし余震があったりすると、電車のことも心配でしたから。
（すでに計画停電は第４グループ無しという発表がありました）
参加費は大人のみ1人100円、子どもは何人でも無料にしました。
ランチは自分ちの分をお持ちください、なるべくマイカップも、ということにして。
そしたら、前日23日の夕方、水道水に放射能が、というニュースが。焦りましたね・・・
前日のメール配信には、「だんらん」の水道水が気になる方は、ご自分の飲み物もご持参くださいと書いたりね。
で、当日は・・・
そろそろ準備に、という朝9時頃に強い地震があって、ひゃーー開けるのかなーと怖じ気づきましたね
。予約は無しでしたので、どのくらいの人たちが来るんだろうね、
少ないんじゃない？
私だったら、朝の地震でやっぱりやめようって思っていたと思う～
なんて話していたら、
いつの間にか、大勢の親子が元気な顔で集まってくださいました。
初めて参加の親子4組さんや、ものすごーく久しぶりの方たちも。
嬉しかったですね。
皆、幼稚園は春休みなのに何もできなくて困っているとのことでした。
子どもたちも交流だね！
何事もなかったから言えることですが、
開催して、よかったですよ。
お菓子・お茶は自由に飲食してもらいました。
ランチは持ってきたものを好きなように食べてもらいました。
くまちゃんチョコレートの差し入れもいただきました！
修業式の後の小学生は子どもと遊んでくれたり、
ママたち女子会、盛り上がってましたね～
よかった、よかった。
準備あまりいらない（私たちがラクだった）、こういう気楽な会も悪くないなーって思いました。
でも、カフェランチは大事。
もしかしたら、今まで以上に大事なことと考えたほうがいいかもしれない。
放射能、節電、食材、心配なことはたくさんありますが、食事は「じゃあ今はがまんして1年はやめよっか」とできない、毎日の、根源的に最重要なことの一つです。
精一杯、これまで以上にさまざまなことをちゃんと考えながら、楽しく美味しい食事を作って、まずは2011年を乗り切っていきたいと思います。
原発事故については、別な次元では言いたいことは山ほどあるけれど、起きてしまった事実からのがれることはできないので、覚悟を決めて乗り越えましょう。
何十万人の震災被害者の皆さんと福島の人たちの苦悩は、私たちの想像を超えている。それだけは確かです。
