和田正子の談話室

メモ風に書いています。お気軽にお読みください。

今、平和とは、過去から学ぶ

2013-12-04 06:47:56 | Weblog

12月3日、田園調布9条の会主催の文化講演会「いのちと平和を語りつぐ」が、下丸子駅前のおおた区民プラザ小ホールで行われ、参加しました。

寒い冬の、それも平日の夜にもかかわらず、170の椅子はほぼ埋まっていました。

講演をされたのは、作家でもある東京大空襲・戦災資料センター館長の早乙女勝元さんでした。

国民の知る権利を奪う「特定秘密保護法案」を国民の反対・慎重審議を求める中で強行に採決しようとする安倍政権との攻防のさなかの講演は、講師の静かな語りが胸に届きました。

「侵略戦争」と言って始まる(始める)戦争はない。

厚生労働省の資料から、日本人の1945年(?)の男性の余命(寿命)は23・9歳、女性は37・5歳という数字にショックを受けました。

東京大空襲のとき、大本営の発表では、皇室の馬の被害は知らされたが、10万人の死者と100万人の罹災者については「その他」だったという、国民主権とはかけ離れた報道だったこと。

また、3・11福島原発事故についても話され、「恐怖は北朝鮮でも中国でもなく、国内にあった」と。

大切なのは、あきらめずに「言い続ける」ことだと結ばれました。


最新の画像もっと見る