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縄文人の志葉楽さんのブログ

日記や趣味を書く

◆左官(さかん)◆大工(だいく)

2019年09月02日 15時08分56秒 | 文化

◆左官(さかん)の意味・語源・由来
【意味】 左官とは、壁を塗る職人。かべぬり。壁大工。泥工(でいこう)。しゃかん。
【左官の語源・由来】
左官は、平安時代に宮殿の建築や宮中を修理する職人を「木工寮の属(さかん)」と言い、壁塗り職人を木工属に任命して出入りを許可していたことから、「さかん」と呼ぶようになった。
属(さかん)は、律令制で各官庁の階級を「かみ」「すけ」「じょう」「さかん」と構成した四等官のひとつである。
漢字の「左官」は当て字で、古くは「沙官」「沙翫」と表記されていた。
「左官」を「しゃかん」と発音するのは「さかん」の訛りであるが、「沙」の字が当てられていたことから、単なる訛りではないとも考えられる。
 
◆左官 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/左官
左官(さかん)とは、建物の壁や床、土塀などを、こてを使って塗り仕上げる仕事、またそれを専門とする職種のこと。「しゃかん」ともいうこともある。
 
◆左官の歴史・起源について | 建設業許可 神奈川県知事許可(般-29)第 ...
http://sakanhonma.co.jp/sakan-1/sakan1-2
左官工事の起源は、人々が竪穴式住で暮らしていた縄文時代にまでさかのぼります。

当時、壁の材料である土は最も手に入れやすい素材で、その土を生のまま団子状に丸めて積み上げていき土塀を作ったのが左官工事の始まりです。

その後、飛鳥時代には石灰を使って壁を白く塗る仕上げ技術や細く割った木で壁の芯を作る技術などが開発された事によって左官工事はますます発展しました。
 
◆左官と右官の由来と意味 - しょこたん専用ザク
http://news2ch.com/100.html
建物の壁を塗る職業を左官(さかん)といいますね。
ふと、右官(うかん)という職業があるのかが気になったので、調べてみました。
右官という職業は過去には存在していたようですが、複数の説があり、どれが正しいのかは分かりません。
有力な説を2つと左官の由来を2つ紹介しておきます。
・大工説
家を建てるの現場には、棟梁と左官と右官がいました。
棟梁は全体の統括(総合責任者)して、左官は土関連の仕事を担当。
そして右官は木関連の仕事を担当していました。
つまり、右官は大工さんのことです。
しかし、棟梁が大工を兼ねるようになり、右官という呼び方は廃れて行きました。
・事務員説
左官には「工」という字が使われています。
「工」は、「仕事」「職人」「巧みな技」などの意味があり、
左官は土木工事職人のことです。
右官には「口」という字が含まれています。
「口」が付くので、右官は事務職のことです。
・左官の由来1
皇居には官位の無いものは入ることが出来ないので、
皇居を改装する際に土壁職人に「官」という位を与えました。
だから、皇居に出入りする土壁職人を左官と呼ぶようになりました。
左官の由来2
645年、許勢眞壁連(こぜまかべむらじ)の孫・許勢波多哀(こぜはたお)が、
天皇の住まいの外郭(がいかく)に美しくて丈夫な土壁を作ったことで、
天皇から左官の称号を賜りました。
だから、土壁職人を左官と呼ぶようになりました。
・左官と右官の地位
日本では、右と左とでは、左の方が地位が高く(上位)なります。
左大臣と右大臣なら左大臣の方が位が高いのです。
つまり、左官と右官とでは左官の方が位が高いということです。
おそらく、右官が左官よりも下にされるのを嫌がり、
右官という呼び方をしなくなっていったという説があります。
 
◆「左官(さかん)」 の由来と語源 - 由来メモ
https://www.yuraimemo.com/2389/
2014/02/01
「左官(さかん)」 の由来についてまとめたエッセイです。
 由来だけ手っ取り早く知りたい人は下のほうまで飛ばして読んでね。
 実家の近所のおじさんはかなり訛りがひどくて何を言っているのか意味不明。
 それでも話を合わせなければいけないと思い、必死に単語を拾って解読しながら
 「うん うん」とか「はいはいはい」「そうなんですか~」と
 適当に相槌を打ちいつも苦痛の何時間にも感じる数十分を過ごす。
しかし今日の講義は特にひどかった。
 
◆京町家の技術 その四
http://www.kyomachiya.net/sakuji/skill/g_04.html
京町家の技術目次へ>
http://www.kyomachiya.net/sakuji/skill/index.html
左官の由来
佐藤嘉一郎(作事組 顧問) 
 「職人」という文字と言葉を、昨今よく目にし、耳にする。職人と言われることに若干抵抗があり、できるだけ表に出さないようにしていた私の若い頃と、五十年、半世紀の年月の流れを感じる。自分の手の技でものを作り、加工して立派な製品として人々の使用に供することを生業(なりわい)としている人、これがすなわち職人の総称である。
 建設関係に絞っても大工、屋根屋、建具職等、その職名を聞いただけで、どんな分野の作業をする人かすぐわかるほど多種多様な職人がいるなか、わが家業の「左官」という呼称も現在では「壁を塗る職人の仕事」という意味が定着し、全く抵抗なく使われている。ところが、その名前の由来は、と尋ねられると返答ができない。学界の先生方や業界内部の親方衆でもこれに対する確たる定義は不明確である。
 
◆木工 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/木工
木工(もっこう)とは、木材に加工を施す作業または製作技能、あるいはその職人であり、家具製作(キャビネットおよび家具)、木彫、指物、大工、木工挽物(英語版)が含まれる。
金属加工、金工と対比される。
工作、美術、家具製作などの領域をはじめ、建築や土木などの領域でも、木材を加工することを広くこう呼ぶ。現場によっては「大工仕事」などと呼ばれることもある。
木工を行う職人や職業の代表格としては、大工、家具職人などが挙げられる。「木工家」という呼称も存在する。
 
◆大工(だいく)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%B7%A5
主として木造建造物の建築・修理を行う職人のこと。古くは建築技術者の職階を示し、木工に限らず各職人を統率する長、または工事全体の長となる人物をさしていた、番匠(ばんじょう)とも。現在の建築業界においてはさまざまな新しい技術や工法、新建材の知識はもとより、建築工程をまとめる過程において建築業務に携わる他職人や業者の関連業務知識が必要とされる場合があり、現在でも木造建築の建築業務などにおいては実質的現代棟梁であるとされる場合が多い。
 
◆金属加工(きんぞくかこう、英: metal working)とは、金属材料にほどこす加工である。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E5%B1%9E%E5%8A%A0%E5%B7%A5
金属加工は木工(木材加工)や石材加工(英語版)などと対比される。
 
◆指物(さしもの)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8C%87%E7%89%A9
1.板を差し合わせて作くられた家具や器具の総称、またはその技法。本項で詳述。
2.髪にさす装身具(髪飾り)の総称。簪(かんざし)・櫛(くし)を参照。
3.戦国時代以降の武士が、自身の存在・所属・職階などを示すために指している旗や飾り。腰に差すものを「腰指(こしざし)」と呼ぶが、一般的には、戦国時代後半に定着した背中に指すものを言う。旗指物(はたさしもの)。
 
◆彫刻(ちょうこく)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BD%AB%E5%88%BB
木、石、土、金属などを彫り刻んで、物の像を立体的に表すこと。または、それらの表面に書画や図版などを掘り込むこと。あるいは美術的な鑑賞を目的として、様々な素材を用いて立体的に制作された芸術作品のこと。また、その表現領域を指す。以下では西洋美術の概念における、芸術作品としての彫刻(スカルプチャー、英語:sculpture)について述べる。

硬い素材を彫り刻む技法も彫刻(カーヴィング、carving)と呼び、それに対して、可塑性素材を盛りつけて形を作る技法を彫塑(モデリング、modeling)という。彫塑で作られた作品を特に塑像と呼び分けることもある。

使われる素材は、石、木、土、フェルト、石膏、紙、繊維、金属(鉄、銅など)、樹脂、ガラス、蝋など、多種にわたり、また、複数の素材を組み合わせる作品も多い。

彫刻の対象(モチーフ)は元来、人間や身近な動物など具体物であった(具象彫刻)が、20世紀になると、心象を表したもの(抽象彫刻)も多く制作されるようになった。

現在では、表現が多様化し、従来の彫刻の概念では収まらないケースもあり、それらを「立体」、「立体アート」と呼ぶこともあるほか、表現が設置空間全体へ拡散したものは、特に「空間表現」や「インスタレーション」と呼び分けられる。
 
◆家具(かぐ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%B6%E5%85%B7
家財道具のうち家の中に据え置いて利用する比較的大型の道具類、または元々家に作り付けられている比較的大型の道具類をさす。なお、日本の建築基準法上での作り付け家具は建築確認及び完了検査の対象となるが、後から置かれるものについては対象外である。
 
◆「大工職人」 の由来と語源 - 由来メモ
https://www.yuraimemo.com/2390/
2014/02/02
「大工職人」 の由来についてまとめたエッセイです。由来だけ手っ取り早く知りたい人は下のほうまで飛ばして読んでね。

大工さんてすごいよね。
金槌とノコギリで家作っちゃうんだよ。
ほんとすごいよね・・・とは昔の話?

今の時代は金槌はホチキスのようなものに変わりノコギリは電動でどんな太い木もすーいすい。
話を聞けばノコギリを使ったとしてもホームセンターの使い捨てだとか。
手入れをする手間を考えるとその方が安上がりらしい。
カンナなんて現場ではもう見ることがない?
材料もベニヤ板とか合板材ってやつ。つまり買ってきた時点で面もできているというわけ。
なんだかプラモデルですら苦手な私でもできそうとは・・・さすがに言いすぎか?
 
◆■大工職人の由来
職業の呼び名として大工という言葉が一般的に用いられるようになったのは江戸時代も後期になってからのことなのだそう。
「大匠」と書いて 「おおたくみ」と呼ばれていたらしい。
古くは建築技術者の職階を示していたそうで、木工に限らず各職人を統率する長、もしくは工事全体の長となる人物をさしていたのだ。
律令の制定により国家の建設業を担当した役所は、木工寮というところ。
その役所の担当した技術職の職制は、大工(おおきたくみ)、少工(すないたくみ・すくなたくみ)、長上工(ちょうじょうこう)、番上工(ばんじょうこう)の4職課に分かれており、行政事務官の役付は、頭(かしら)、助(すけ)、充(じょう)、属(さかん)の4等級。
大工、少工は各一人づつの担当次官の関係であったようです。
 
◆大工の由来と分類
http://umeken-good-space.com/daikunobunrui.html
親方に聞いて来たのかのう。
良かろう、大工について、ワシが教えてやろう。
昔は一般の木造建築の職人を「右官」と呼んでいたのじゃ!!
江戸時代頃から一般の職人も大工と呼ぶようになり、この頃からその統率者を棟梁と呼ぶようになったのじゃ。
江戸時代の大工は「デエク」と呼ばれておったそうな。

飛鳥時代に「さしがね」を考案したと言われている聖徳太子が都造りのため組織したもので、
天皇のそばで建築の「木」に関わる職を「右官」、「土」に関わる職を「左官」と呼んでいたとも聞くのう。
現在の建設業で「左官」以外の職種は設計も含め、「大工」より派生したものがひじょ~~うに多い。
最近よく使われる「意匠」というのは、「匠(大工)」が「意図する(考えた)」という意味でデザイン性を表す昔ながらの言葉であるのじゃよ
大工の分類
・宮大工
・家屋大工(木造大工・住宅大工・家大工)
・町大工
・2×4(ツーバイフォー)、プレハブ大工
・数寄屋大工
・建具大工(表具屋、建具屋)
・家具大工(箪笥職人、家具職人)
・船大工
・型枠大工
・造作大工
・棟梁
棟梁は大工の職長・親方。木造建築物の采配を行う責任者。
日本建築の屋根の重要部材(棟と梁が主)は親方が墨付けし、棟上げ式の長でもあることからそう呼ばれる。
(棟梁は集団の統率者を指す言葉でも用いられ、例えば武家の棟梁=征夷大将軍である)。
 
◆大工の由来 - なまえさあち - sijisuru.com
https://name.sijisuru.com/Roots/fname?fname=%E5%A4%A7%E5%B7%A5
その名前を冠する発祥の地や人口の多い地域、使われている漢字といった様々な観点でルーツを検証しています。掲載されていない内容でも様座な由来や逸話があると思いますので大工姓の由来・ルーツについてご存知の方のご意見を募集、掲載しております。
 
◆コラム:玄能の名前の由来? - 竹中大工道具館
https://www.dougukan.jp/tools/39
コラム:玄能の名前の由来?
「昔、武蔵の国、那須野というところに殺生石という怪石があって、この上を飛ぶ鳥は落ち、これに触れた獣はたちまち死んだため、玄能という和尚が呪文をとなえ大鉄槌で殺生石を砕いてから、この怪異はとまった。これより大きな鉄槌を玄能というようになった」と江戸時代の地誌『雍州府志』(1686)は伝えている。

 
◆鉋 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%89%8B
鉋(かんな、かな)は、木工用の工具の1種で、主として材木の表面をけずって加工する目的で使われる。(一般に台鉋を指す).
日本式の鉋の使用 ... 日本では古代~中世には建築部材の表面仕上げを行うために、釿(ちょうな)や槍鉋・鉇(やりがんな)などが使われてきた。
実際に発見された国内最古の鉇は、石川県小松市の八日市地方遺跡 ...
 
◆やり‐がんな【×槍×鉋/×鐁】
木材を削る工具。台がなく,槍の穂先に似ているのでこの名がある。先端が三角形になり,その両縁に刃をつけて,少しそりをもたせてある。突くようにして木材を削り,平面に仕上げる。朝鮮の遺跡から鉄製のものと青銅製のものが出ているが,日本のものはすべて鉄製。室町時代以前は唯一の鉋であったが,台鉋 (だいがんな) の伝来で姿を消した。
https://kotobank.jp/image/dictionary/nikkokuseisen/media/ya084.bmp
 
◆まえ‐がんな【前鉋】
〘名〙 槍鉋の一種。桶などを作るときに使う。
※俳諧・誹諧之連歌(飛梅千句)(1540)何第二「こくうざうにはまけもこもれり くもんぢやまへかんなにてくりぬらん」
 
◆「槍鉋(やりがんな)」が支える伝統文化 | TOSSランド
http://www.tos-land.net/teaching_plan/contents/9396
2013/01/01
日本の伝統的な工具に込められた職人の知恵と技を知る。(TOSS中学推薦) No.6883945
http://www.eonet.ne.jp/~toss-morikawa/yarikannna.html(TOSSランドNo.6883945)
(1)製材方法の変遷
 世界最古の木造建築「法隆寺」です。
 この時代、重要な建物はすべて「檜(ひのき)」で作られていました。
 檜にはこのような優れた点がたくさんあります。
  ・加工しやすい
  ・丈夫である
  ・湿気・虫害に強い
  ・木目が通っている
   (割って製材できる→打ち割り法)
 実際に檜の板を割ってみせる。
 樹齢二千年以上の大きな檜もこのように割って柱などに加工していました。
 春日権現験記絵 天暦2年(1309)を提示
 これは平安時代に書かれたものですが、おそらく法隆寺もこのように作られたと考えられています。
 木を割っています。「のみ」が使われています。
 
◆槍鉋(やりがんな)の百景(画像)
http://kikuken.world/wood/yarigana/
やりがんな【槍鉋】とは《「やりかんな」とも》反った槍の穂先のような刃に長い柄を付けた鉋。突くようにして削ります。室町時代に台鉋が現れるまで広く用いられ、今日では桶・たんす作りで使う前鉋がこの一種です。

槍鉋は棒の先に柳の葉のような形の刃を付けた道具であり、海外との交易路では類似のものは見られないので、日本固有の道具とされています。7世紀の古墳時代の発掘品が最古です。

古代・中世の社会では鋸はほとんど普及せず、斧、ちょうな、槍鉋 で樹木の伐採から製材までをこなしていたとされています。
 
◆槍鉋と台鉋 - 工藝素材研究所
https://kosoken.blogspot.com/2013/10/blog-post_7.html
2013/10/07
数々の寺社建築を手がけられた北村さんから直接鉋の使い方を教えてもらえる、 というだけでもすごいことだと思います。 普通の台鉋だけでなく、外国の鉋や、槍鉋の使い方も教えて頂けます。 まずは台鉋での北村さんの試し削りです。

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