43歳・既婚・子宮体がんブログ

子宮摘出手術決定。

検査は大事!それに尽きる

2021-01-21 09:19:38 | 子宮体がん【日記】


 ▶2016年6月
 隣市のいつもの婦人科で子宮ガン検査を受けた。
 いつもの優しい先生だし、何のストレスを感じない。
 検査は頸部と体部の二つ。
 後々痛むことは分かっているが、ここは我慢するしかない。
 【ロキソニンが有用だがこの時は座薬を出してもらった】
 
 
 それから四年以上経った2020年12月某日。
久しぶりにガン検診を受けようとした切っ掛けを思い出す。

2020年11月某日。
唯一の親を亡くした。
父が他界したとき、私はわりと重い生理の真っ最中で、その後葬式の時にぴたっと止まったけど、またいつの間にか出血しているという、いかにもストレスに振り回されている感じになっていた。
その後、二週間ほどして血は止まる。
いつもより明らかに長い。

ただ止まった後、いつもと違うのは、透明な水っぽいオリモノがやたらと出ること。
 元々生理不順だったけど、オリモノとは皆無の人生で、たとえあったとしても如何にも健康的なやつしかお目にかかったことがなかった。
 
 え、まさかもう更年期?
 それともストレス?
 
 調べてみる限り、いろんな情報が出てくる出てくる。
どれも当てはまる気がするのは、精神的に弱っていたからか?
とはいえ不安に駆られている間はあまりない。
 即、市役所・健康福祉課に電話。
 お得なクーポンを送ってもらうことになった。
 
クーポン………
あぁ、そういえば2020年3月にも送って貰ったのに、父とコロナのことで検査をスルーしちゃってたなぁ。
  
 …………などと思い出す。
 
 ようするに私はこの四年間、全く検査してこなかったわけで、今この状況はまさに自業自得というしかない。
 
 それでもその時は「内膜が分厚かったり、もしちっちゃいポリープとかだったら、今度こそ掻爬(そうは)手術をしてもらおう。」と楽観的に考えていた。
 
 で、検査当日。
 
 先生「小指の先ほどのポリープあるね。子宮頸管ポリープだな。恐らく良性だし、切ればいいんだけど、血がしばらく止まらんかもしれんから、ちょっと様子見るか。」
 
 ポリープかぁ………やっぱりね。と素直に納得。
 そして病院を後にしてから年が明け、いつまで経っても来ないガンの検査結果。
恐らく大雪とコロナが原因なんだけど、仕方ないな。
毎日のように郵便ポストを覗いていた。
 
そしておおよそ三週間を過ぎた辺りで検査結果が到着。
焦りと期待からか、ポストの前でビリッと破く。
 
 「要精密検査」
 
 え?まじ?
 頸部は問題なし。
 体部には『Ⅲ』と記されている。
 
 そのときの感想は素直に「やべ……」だった。
 
 即座に病院へ電話し、車を走らせる。
 今更焦っても仕方ないのに無駄に焦る。
 そして診察。
 今度は子宮内膜の奥の奥、四箇所から組織をとることになった。
 これがまた痛いのなんの。
 経験があっても、この痛みには慣れない。
グリグリグリと採取され、涙と重たい生理痛のような痛みに呻きながら、終了。
その後会計待ちに耐えきれず、離脱。
ロキソニン投入し、車の中で待機するしかない。その間、主人が会計をしてくれた。
 
 『一週間後、結果を電話でご確認ください』
 
 この一週間がこれまた長い。
 今はネットで何でも調べられるわけだし、不安な情報も目に飛び込んでくる。
 
何よりもまず、可能性として出て来たのは子宮内膜増殖症。
これは欧米化された食生活や肥満、持病、出産経験のない人たちがかかりやすい病。【むろん女性に限る】
ざっくりいえば、子宮の内膜が分厚く、はがれ落ちないままの状態だと、それはガンの温床になるらしい。
ちなみに私は未出産だし、贅肉もある。血糖も高め。
 
ということは、“コレ”の可能性あるよなぁ。
出来る限りの楽観視だったが、しかしどうしても目に入ってくるのが『子宮体がん』だった。
 
 体がん………については、ググってもらえればアホほど情報が出てくるので省略。
 
 問題はこっち。
 
 「この先出産の予定がないなら、子宮摘出したほうがリスクは下がるんだけどね。」
 
 これは検診時の先生の台詞だが、結果的に、私に選択肢など与えられなかった。
 
 
 私の病気は子宮体がん。
 恐らくステージはⅡ。
 来月半ば、子宮、卵巣、リンパ節など、わりかし多くのモノとおさらばする羽目になり、その後、抗ガン剤治療を行う予定。
 
 いきなり降ってきた災難。
 しかし明らかに自業自得である。

四年という時間は、病の温床になるには充分な期間だったから。
激しい後悔など何の役にも立たない。
 
 



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