虫の知らせか？

さすがにババも5年も病院で寝てると嚥下力が低下して最近は刻み食も満足に食べれなくなった。

薄情な旦那は一人息子ながら家から5分の病院にもいかず、私の報告を聞き、

「そらもう5年も病院におったら何があってもおかしないで～兄弟らには知らせとくか？」
だって。

医者からはなんも言われてないのに、刻み食がミキサー食に変わったからって

遠い田舎の兄弟に知らせるか？

そんなやり取りが最近あったところやったんやけど、急に田舎から妹さんが娘に連れられて

見舞いにやってきた。

しかも途中大雨で列車が30分も遅れたそうだ。

そんな大変な思いを来てわざわざ来てくれたのにババ、

始めは「どこの奥さんですか～」などとボケたことをいう。

田舎の妹の連絡で一緒に合流して来てくれた大阪の妹も

「誰かわからんか、姉ちゃんが一番可愛がってた子やで～」と

思い出さそうとする。

とうとう妹のあや子やと言うと、ババびっくりして

「えらい年とって～」と何度も何度も繰り返す。

ボケてない、娘の名前や子供のこともしっかり話してた。

なのにず～と老けた～老けた～と繰り返した


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