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グラスが空になりましたよ。

ケモノとアルコールとパフォーミングアートをこよなく愛する夫婦の日常&非日常

アキバ行の成果

2007-05-03 02:03:36 | パフォオミングアァト


written by えっち

アキバへわざわざ行った理由のメインではなかったものの、以前にも紹介した石丸電気3号店で、ネットでもなかなか手に入りにくい輸入版のDVDを物色してみました。で、その成果がトップ写真。

左より、
○1984年のロサンジェルス国際バレエフェスティバルのライブ映像。ほとんどのダンサーはダメダメだった中、森下洋子先生(当時36歳?)のキトリが光ってます。
○古今のパ・ド・ドゥ映像を集めたもの。新しいほうでは93年のアナニアシヴィリやニコラ・ル・リッシュもあるのですが、50年代のプリセツカヤやらフォンティーンやら60年代のヌレエフやらが収録されている点が買い。さすがに当時の画像はキツいですが。
○プリセツカヤのカルメン組曲。69年の収録だそうです。これまた画像の荒れがキツいです。音もモノラルだし。でも貴重。
○バランシン版の真夏の夜の夢。フェリが出ているABTのアシュトン版はBSでも何度かやっていて見てるのですが、こちらのバージョンは初めて。今どき珍しい両面DVDで、NTSCとPALの両方に対応してます。なんか盤面にキズだか汚れだかがあって画像が止まる…。パシフィック・ノースウェスト・バレエとBBCコンサートオーケストラのパフォーマンスです。

他にも何枚かえーの食指が動いた輸入版DVDがありましたが、あんまり一度にたくさん買っても…ということで4枚に絞りました。ネット通販全盛ですが、まだまだアキバも侮れません。

カッコいいじーさん

2007-04-22 02:36:27 | パフォオミングアァト


written by えっち

バレエでもオペラでも、主役以外でも「コイツだけはカッコよくなけりゃダメ」という登場人物が必要な作品がいくつかあります。その典型は(えーに言わせれば)ドン・キホーテのエスパーダだそうですが(踊りは二の次でとにかく立ってるだけでカッコいいダンサーがやらないと作品が台無しだそうで)、ロメオとジュリエットのダイボルトなんかもそういう類いではないでしょうか。オペラだと「カルメン」のエスカミーリョ(これはエスパーダと似たようなもんか)や「ドン・カルロ」のロドリーゴかと思います。

さて前置きが長くなりましたが、たまたまBShiで今やっているのがメトロポリタンオペラの「ニュルンベルクのマイスタージンガー」。これのハンス・ザックスも「カッコよくなけりゃダメ」の典型ではないかと思います。たとえヴァルターがずんぐりむっくりだったり(テノール歌手はそういう人が多い)エーファがオバさん臭かったりしても別に気にならないのですが、ザックスだけはカッこいいじーさんでいてほしいわけです(ヒロインが惚れるぐらいのいい男ですからね)。
で、ここでザックス親方を演ってるのがジェームズ・モリス。これがまた男の目から見ても惚れるようなカッコよさ 特にハンサムというわけでもないのですが、とにかくキャラに合っています。ゆくゆくはこういうじーさんになってみたいと思いますわマジで。

メトロポリタン・オペラは演出過剰だとかオケがガチャガチャしてるとかよく言われますが(概してアメリカのオケはヨーロッパに比べてそういう傾向にありますが)、まだ持ってないのでこのDVDは買ってしまおうかと思いました。ちなみにハンブルク歌劇場の「マイスタージンガー」のDVDは持っているのですが、これのザックスをやってるジョルジオ・トッツイもカッコいいです。機会があったらご覧あれ。

衝撃

2007-03-28 23:55:38 | パフォオミングアァト
written by えっち

きっかけは土曜に観に行った「オルフェオとエウリディーチェ」です。劇場入り口で配っている大量のビラの一番上がこれでした。



フェリ引退

な、なんだってー
昨年観た「こうもり」で年齢を感じさせたのですが、やっぱり…って感じです。
さてチケットを取ろうかというところでハタと気がつきました。8/2or8/3だとして、前の週の7/22と7/27にアナニアシヴィリ、29にはえーの発表会があるはずで、去年に引き続き怒涛のバレエ週間になってしまいそうな予感…。

プレリザーブで外れたら4/28の朝にに東京文化まで買いに行くか…。

融合

2007-03-27 23:41:40 | パフォオミングアァト


written by えっち

土曜に観てきた「オルフェオとエウリディーチェ」についてです。

中劇場での公演で、舞台横に歌手のソリストとコーラスが並ぶ配置。時には歌手が自分の役のダンサーとからんで舞台上へ移動したりと、オペラとバレエのコラボと言った作品です。ダンス自体もモダンぽい動きがありクラシカルな動きもあり、セットは現代風で、照明のバトンを下ろしてキャットウォークにダンサーを乗せてみたりと、それはもう色々。本来のストーリーはギリシャ神話がモチーフですがそれを現代風にアレンジ。そのくせ音楽がバロックで、もう融合に融合を重ねたというパフォーマンスでした。そういった意味では面白かったのですが、えーのお気にはあまりめさなかったようです。

ところでそんな中、衝撃のニュースが飛び込んできました。その話はまた明日。

お守り

2007-03-24 23:25:50 | パフォオミングアァト


written by えっち

今日は新国立劇場へ「オルフェオとエウリディーチェ」を観に行ったのですが、天気予報は晴れ後雨。こういうときは格好のお守りが登場します。それがこの傘。

実は私は天気運が非常に悪い。という話をすると決まって「雨男ですか?」と聞かれますが雨男とは全然違います。簡単に言えば天気で裏目をよく引くということです。
かつて一人暮らしをしていた頃は、洗濯物を干すと雨が降るのがほぼ確定でした。冬の東京の降水確率10%の時でもその10%に当たります。しかし逆に、傘を持って行こうかどうしようかという時に持っていくとまず雨が降りません。こちらは降水確率70%をクリアしたこともあります。

そんなわけで、二人で出かけるときに天気で迷った場合、私が持って出るのが基本です。しかも雨除けのご利益は傘の長さに比例するようです。かくして今日も雨には降られませんでした。開幕戦の千葉マリンは雨でコールドだったというのに…。

当たった!

2007-02-16 11:10:18 | パフォオミングアァト


written by えっち

以前に書いたKバレエの『海賊』のプレリザーブが当たりました。第1希望…大宮のS席、第2希望…上野のS席、第3希望…大宮のA席、で当たったのが第3希望。ちなみにえーも同時に頼んでいたのですが、第1希望…上野のS席、第2希望…大宮のS席、第3希望…上野のA席、で全滅

座席表で見てみると比較的広い2階の通路のさらに後ろ3列目ぐらい。こりゃオペラグラス持参ですな。

海賊は海賊でも…

2007-02-08 10:00:39 | パフォオミングアァト


written by えっち

最近なんだかバレエづいている気がしないでもないですが、先日行った公演でビラをもらいました。これまでKバレエを観る機会は特に設けなかったのですが、今回はこれまでなかなか同時に舞台に立たなかった熊川哲也と吉田都が共演するというので、試しにチケットを取ってみようか、ということになりました。

さてその役どころですが、ビラの写真を見ると熊川はコンラッド役なんだろうか…と思って裏を見ると………アリ。写真の向かって右のがアリだろうと思うのですが、それ以前の問題として、この写真、海賊は海賊でもパイレーツ・オブ・カリビアンなのではないのか… と思いました。

お帰り、ニーナ!

2007-02-07 01:13:03 | パフォオミングアァト


定期的にぴあから公演やチケットプレリザーブのお知らせを送ってくるのですが、先日来たのがアナニアシヴィリとグルジア国立バレエでした。

産休明けのニーナが帰ってくる!というので、早速チケットを手配してしまいました。
7/22(日)の白鳥の湖(11年ぶりらしい)と7/27(金)のドン・キホーテ(8年ぶりらしい)を両方とも
お相手は、こちらも去年公演を軒並みキャンセルしたウヴァーロフです。まだまだ先の話ですが、今から楽しみです。唯一の心配は、7/29(日)は(たぶん)えーの発表会があること。練習が入らなければいいんですけどね…。

レニングラードバレエの日

2007-02-05 00:23:30 | パフォオミングアァト


written by えっち

4日間で2度、えーに至っては5日間で3度、バレエ鑑賞することになりました。どんな贅沢だよ、というのは置いといて、今日はレニングラード国立バレエの楽日、演目は「バヤデルカ」でした。
今回のレニングラードバレエではルジマトフがジークフリート、アリ、アルベルト、ソロルと八面六臂の活躍です。もういい歳なのに…。

ニキヤ…オクサーナ・シェスタコワ
ソロル…ファルフ・ルジマトフ
ガムザッティ…エレーナ・エフセーエワ
大僧正…アンドレイ・ブレグバーゼ
ドゥグマンタ…アレクセイ・マラーホフ
マグダヴィア…ラシッド・マミン
アイヤ…ナタリア・オシポワ
奴隷…ドミトリー・シャドルーヒン
ジャンペー…オリガ・ポリョフコ/ユリア・カミロワ
黄金の偶像…デニス・トルマチョフ
インドの踊り…エカテリーナ・ガルネツ/マクシム・ポドショーノフ
太鼓の踊り…アレクセイ・クズネツォフ
壷の踊り…ナタリア・リィコワ
グラン・パ…イリーナ・コシェレワ/タチアナ・ミリツェワ/ユリア・アヴェロチキナ/ユリア・カミロワ/アリア・レズニチェンコ/アナスタシア・ガブリレンコワ/マリーナ・バルエワ/ナタリア・エゴロワ
幻影の場・バリエーション…オリガ・ステパノワ/アナスタシア・ガブリレンコワ/タチアナ・ミリツェワ

シェスタコワは、えーに言わせるとジゼルのほうがよかったそうです。役としてはニキヤも合ってると思いますが、ちょっとお疲れだったようにも見えました。反対にルジマトフは、ジゼルに比べて踊る場面が少ないせいかわりと余裕。安心して見ていられました。個人的に気に入ったのはエフセーエワのガムザッティ。垂れ目のシェスタコワと顔つきが好対照。2幕のニキヤが踊りの最中にソロルに色目を使う場面では、「何よこの女」という目でニキヤを睨みつけるところなどゾクゾクっとしました。

冒頭の写真は掟破りのカーテンコール撮影。小型のデジカメでの撮影だったので、27列目からは流石に辛かった
ところでえーと私共通の感想としては「オーチャードは見づらい
まあ、アーティストチケットだったので文句は言えませんが…。

2日連続のバレエ鑑賞

2007-02-02 01:32:42 | パフォオミングアァト


written by えっち

えーは2日連続のバレエ鑑賞になりました。私は会社を早退して、えーは仕事先から直接、新国立劇場に乗り込みました。
新国立劇場の「眠れる森の美女」は3回目です。過去2回はザハロワだったのですが、今回は初めてのアナスタシア・チェルネンコです。

で、これはえーと私の共通の感想。
・チェルネンコ細っ! でもオーラがない、下をちょくちょく見るのが気になる、顔が怖い、姫キャラじゃない、etc... 初日だったので緊張していたのでしょうか。身体能力と脚の長さはとんでもないのですが。
・リラの精の湯川麻美子は二重丸。2人とも以前からのファンなのですが、こういう存在感のある強い女の役がとても合います
・3幕ディベルテスマンの女性はみんなよかった。
・久々に観たマトヴィエンコは、なかなか頑張っていた。
・似合わないヅラはやめたほうがいい。
・イリインのカラボスはもはや貫禄。アクリのカラボスもちょっと観てみたかったですが。
・相変わらず金管がヘタ。なんとかしてほしい。


まあ色々書きましたが、S席8000円で観られるんだから、感謝しないといけませんかねえ。

ジゼル@上野

2007-02-01 01:25:49 | パフォオミングアァト
written by えー



レニングラード(マールイ)バレエを観てきました。仕事のためえっちは来られません。代わりに仕事場の人を誘いました。

ジゼル…オクサーナ・シェスタコワ
アルベルト…ファルフ・ルジマトフ
森番ハンス…ロマン・ペトゥホフ
ペザント・パ・ド・ドゥ…エレーナ・エフセーエワ&アントン・プローム
バチルド…オリガ・ポリョフコ
公爵…イーゴリ・フィリモーノフ
ジゼルの母…アンナ・ノヴォショーロワ
アルベルトの従者…アレクセイ・マラーホフ
ミルタ…イリーナ・コシェレワ
ドゥ・ウィリー…タチアナ・ミリツェワ&エレーナ・フィルソワ

ここに来てなぜかルジマトフが全幕の主役を務めるレニングラードバレエ。今年は「海賊」「白鳥の湖」「ジゼル」「バヤデルカ」と大活躍。個人的にはルジマトフのジークフリートってどうなのよ、とは思いますが、アリ、アルブレヒト、ソロルはルジマトフならではの味があって、興味をそそられる演目です。スケジュールの都合で今回はアリを見逃すことになったけれども、久々にアルブレヒトを観られる今日は期待大。で上野に向かいました。
ルジマトフは何をやってもそうなのだけれど、孤高でストイックな個性はいい意味でも悪い意味でもとにかく浮いてるんだよね。今日もご多聞に漏れず村人にも貴族にも融合しないアルブレヒト炸裂。貴族の身分であり、バチルド姫という婚約者がありながら、ジゼルを本気で愛した誰にも理解されないアルブレヒト像はさすが彼ならでは。
テクニカルなことを言えば御歳四十Xのルジマトフ、回転はともかくジャンプはさすがに痛々しい。けれども背中の柔軟さは健在で、膝と足首の柔らかさもあって、ジャンプの着地ではジャンプの低さを感じさせません。そしてその丁寧なサポートが素敵でした。

一方ジゼル役のシェスタコワは私の大好きなバレリーナのひとりです。1幕では控えめながら清楚で可憐な村娘を好演。
そして2幕。ウィリーとなって初めて出てくる場では背筋に震えを覚えるほど。人間であった1幕では聞こえていた足音も、2幕ではほとんど消されていました。ジャンプの高さ、バランスも秀逸。ところどころ冷やっとする場面もありましたが、プリマの貫禄というか、ほとんど気になりませんでした。

脇役ながら大変気に入ったのが、アルブレヒトの従者役のアレクセイ・マラーホフ。踊るパートがあるわけでもないのだけれど、その細やかな演技が、なんともイイ。「あぁどうしよう…アルベルト様の秘密がバレてしまう…。ヒラリオンさん、どうか気を静めて。アルベルト様お気を確かに。あぁどうしようこんなことになってしまって」とまるでト書きがそのまま目に見えるよう。海賊ではパシャをやるという彼。デブで女好きのパシャと孤高のアルブレヒトの従者を、見事に演じ分けると見ました。マイ・フェイバリット・キャラクター・リストに加わりました。

ちなみにこれは…と思ったのは、ルジマトフのラスプーチンかと見まごう化粧と、帰国してしまったアニハーノフの代わりの指揮者(ホリコフ)がもたついていたところでしょうか。

申し込み

2007-01-31 10:35:24 | パフォオミングアァト


written by えっち

先日から悩んでいた新国立劇場の年間チケットですが、結局申し込んでしまいました!

申し込んだのはプルミエで、唯一公演日を選べる『カルメン』は、キャスト表と見比べつつ“ハイヒール麻美子”の日で確定。来年こそは白鳥が観られるかしら…。

続・新国立劇場ラインナップ

2007-01-26 02:02:13 | パフォオミングアァト


written by えっち

昨日に引き続き新国立劇場の話です。今日会報誌「The Atre」が届いたのでラインナップをじっくり吟味。結論は持ち越しになりましたが、眺めていて気づいたのは「オペラが充実している!」という点。
まずタイトルだけで10本とバレエのなんと倍。これは、という作品もいくつかあって食指が動いた一方、うーんコレは特に見に行かなくても…という作品もあったりして(だいたい毎年そうなのですが)、年間シリーズチケットは見送ってその都度購入で、という結論になりました。さすがに10本もあるのでS席を買うと20万超え、とお値段のほうもなかなかになるんですねえこれが。

新国立劇場ラインナップ

2007-01-25 00:50:09 | パフォオミングアァト
written by えっち

毎年恒例の新国立劇場の新年度のラインナップが発表されました。
2006/2007シーズンでプルミエのセットを購入していた関係で、2007/2008でも優先的にプルミエセットが購入できるということで、キャストと首っ引きで検討を始めました。

○椿姫
○くるみ割り人形
○カルメン
○ラ・バヤデール
○白鳥の湖

全体的な感想としては、
1.本数が減った
 今シーズンは6本あったラインナップが5本に減ってます
2.ゲストダンサーがいつものひとばかり
 女性はザハロワとヴィシニョーワですね
3.新制作が1本
 しかも牧阿佐美だったりする

ちょっとスケールダウンした感が否めず、ゲストのヴィシニョーワが一番似合わないくるみをやったりもするんですが、いい席が優先的に取れるということで、たぶん頼んでしまうと思います。でもその前にえーの審査が入りますけどね

楽団員のアイドル

2007-01-06 01:46:36 | パフォオミングアァト


written by えっち

昨日の池袋での食事の前段がコレです。オペラシティで行われたとあるコンサートなのですが、このオーケストラにえーが裏方として帯同してるわけです。約3週間、関東~関西をほうぼう回るのですが、その東京での宿が池袋(うちから電車で11分だけどホテル泊まり)。そのオーケストラにはマネージャーみたいなことをするひとがいないので、裏方とは言えあるときは衣裳を直し、あるときはオフ日の小旅行の世話をし、あるときは体調を崩した団員の付き添いをし…といいように使われてるとのことです。今年で8回目(?)なので何人かの楽団員とは大変仲がよく、まあアイドル的存在になっているようです。休憩時間に舞台裏に潜入して写真を撮らせてもらったらまあこの通り。




私はと言えば、この3週間の自由と引き換えにケモノの面倒やらえーの事務所の不在時対応やらに追われるわけですわハイ。