ワンマンオーナーの質屋の中には、取引条件が良い質屋もある。
しかし、私個人の場合、取引条件がさほど変わらない場合、ワンマンオーナーの質屋より、どうしても法人質屋に行ってしまう。
取引にかかる時間も、なぜだか客の少ないワンマンオーナーの質屋の方が長くかかってしまう。
オーナーがゆっくりと時間をかけているためなのだが、ゆっくりと時間をかけるなら、それこそお茶かコーヒーをと、ついつい思ってしまう。
気難しい顔を見せつけながら、鑑定やら査定をする店主もいた。普通の表情で鑑定、査定ができないものか?と不思議と思ってしまう。
質屋には様々な難儀な客も来るから、気難しい顔になってしまうのだろうか。
質屋が暗いとか、敷居が高いとか、こうした店主がいる質屋に当てはまるのだろう。
融資を受けに来る客の中には、深刻な資金繰りを抱えた人もいて、客の表情も気難しくなる。
そんな雰囲気に嫌気が差してしまい、近年は、ワンマンオーナーの質屋や、暗い雰囲気の質屋を利用しなくなっていった。
質屋の中には、700年の歴史を振りかざすお店もあるが、それよりも、対等な取引姿勢、現代的なシステム、取引条件をする質屋の方を利用している。
現代的な経営を掲げている質屋もある。その方が透明性があっていい。