質屋の利用者のブログ

質屋を利用する生活者です。いろいろな質屋を利用した時の感想や情報を書きます。

年金担保と質屋

2012-08-28 05:17:32 | 日記
公的年金は差し押さえが禁止されているし、担保設定は公的機関以外はできないはずである。

ところが、年金支給日に振り込み口座から、直ちに利息や元金の引き落としを設定されてしまえば、実質的に年金を担保設定したようなものである。

こうした、年金を実質的に担保して、一方、担保価値の低い、質草を質屋に持ち込んでお金を借りる高齢者が増えていると言う。

担保価値の低い質草で融資してくれるのは、人情のある優しい質屋と思われるかも知れないが、公的年金や、生活保護費、各種公的手当ての支給振り込み口座からの、元利金引き落とし設定が、質草提供と共に行われていては話は別である。

老舗の質屋では、そのような年金担保の扱いはしないはずであり、また、組合加入の質屋、あるいは真っ当な質屋なら年金担保などしない。

公的手当てや年金の振り込み口座から、元利金引き落とし設定をする質屋との取引は、注意が必要であり、場合によっては弁護士や司法書士、消費者センターのお世話になる案件である。

悪質な質屋に注意

2012-08-12 20:08:38 | 日記
ネットで【悪質質屋】【実質無担保融資 質屋】【年金担保融資、質屋】などのキーワードで検索すれば、最近、特殊な質屋が登場してきているようだ。

主に高齢者を狙い、担保価値のほとんど無い動産を質草(例えば数百円の時計で数万円の融資)にして、多額の融資を行う質屋が登場。


質屋だから法律で月9%の利息が取れるが、あくまでも質屋だから仮に(判例上は別問題)徴収できる訳であり、これが貸金業法適用の業者なら、違法な金利である。

この特殊な質屋は、高齢者を狙う。高齢者は、たいていの場合、公的年金の受給者であり、この質屋は、何と、年金受給者の年金振り込み口座から自動引き落としで利息などを徴収する。

高齢者が口座からの自動引き落としに同意、書類に判子を押して業者に提出するのである。

年金が振り込まれた途端に、高額な利息を口座から徴収されては、生活が苦しくなり、再び高齢者は、質屋に担保価値の低い質草を提供して、再び融資を受けるのである。

こうした仕組みは、質屋の許可を受けた業者が、質屋営業法を盾に、年金受給権を担保にした高金利の融資と見做されかねないのであり、年金担保は、貸金業法により禁止されている。融資している業者は