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吉倉オルガン工房物語

お山のパイプオルガン職人の物語

消えゆく煙

2016年06月24日 | 

車が普通になってゆく。

ダイハツハイゼット(セイバー号)はいくつもの要修理箇所を抱えているのです。
走って曲がって止まること以外のことにはわりと悠長なワタシではあります。

さて、購入時より、冷間始動時の煙とチョーク不良はありました。
恐らくはオイル下がりというヤツで、時間を置いた後の始動時には白いオイル煙をしばらく吐きました。
暖気が終わる頃には煙は無くなるので、車検も何とかなります。
確か今年になってからだったと思うのですが、エンジンにオイル漏れ防止、密閉度向上の添加剤を入れたのです。それっきり忘れていたのですが。
なんか効いているみたい。始動時に白い煙がほとんど出なくなっていました。

一方目立つのは黒い煙。これはチョーク不良によるものです。 

チョークというのは本来、キャブレターの口を塞ぐのです。コレがチョーク、プロレスでも反則のアレです。ってわからないだろうなあ。

キャブレター式でも、文字通りのチョークではなく、冷間始動時の燃料増量も一般にチョークと呼ばれています。まあ、今の電子制御のインジェクションからすれば昔の話です。 
黒い煙は燃料増量による混合気濃すぎです。
本来はこれに加えて空気も増やしてやってアイドリングを高くするものなのですが、その系統に不具合があるようで、黒い煙を吐いてボスボスとくすぶるのでした。
その状態で僕がアクセルを少し開けてやって何とかエンジンが暖まるまで誤魔化してきました。
その際、車から離れたりすると、エンジンは止まってしまうし、酷い場合はプラグがカブって(ガソリンで点火プラグ濡れて火花が飛ばなくなること)再始動不能になることもありました。

先日、たまたまキャブレターまわりを点検時、バキュームホースのいくつかが劣化してポロリと取れました。見れば縦に大きく裂けていました。
下側の見えないところが裂けていたので、目視点検では分からなかったのだな。
まあ、こんなものはどうでもよいとも思ったのですが、見てしまった以上無視するわけにも行かず、手持ちのチューブで交換しました。
そしたら期せずして、冷間始動時にアイドリングが上がって煙も出ないし、付きっきりでなくてもエンジンが回っているではありませんか!
あれが冷間時空気供給装置制御のホースだったのね。
おお!すごい、すごいぞ!
暖まったらちゃんと回転が落ちて正規のアイドリングになってる! 

って、普通の車にとって当たり前なわけですが。

当たり前のことがうれしい。それってなんて素敵なの!

まだまだ直すべき箇所はあるんだけれどね!

この車が来てからいろいろと良い出会いがあってね。
ポンコツだけれども、ほんとは四駆が良かったのだけれども、今はもっとマシな車を買えるけれども、まだもうしばらく付き合うべきだって気がするのです。

走行距離は19万キロを超えているけれども、乗り心地は上々。
この前も何気に九州から下道で帰って来てしまったよ1,000キロちょっと。


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