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ばりん3g

曖昧な目標を掲げると、人間はやる気を失う。

2009年に発表された論文によると、人間はあいまいで抽象的な目標を立てて活動すると、生産効率が下がってしまうとのこと。

この研究は企業の目標をあいまいで抽象的なものにしたときの状況を計ったものだが、個人単位でも充分に通用するお話であるとの事。

 

こうなってしまう理由は2つ。

抽象的な目標を立てると、その目標への具体案や目標達成したときの状況が想像できず、目標へのやる気が生成されづらくなること。

抽象的な目標を立てると、その目標に向かってどれだけ突き詰めればいいかがわからなくなり、妥協し放題で計画が破綻すること。

要は「何したいのかわかんねぇし、何すりゃいいのかわかんないからサボってやるわ」が頻発するのだ。

 

ただ、こう指摘されて「目標やそれに対する具体案をガチガチに固めてやるわ!」とムキになって逆張りしても、逆効果だ。

そうしたら今度は柔軟性がなくなり、万が一に対処できなくなりこれまた破綻してしまうのだ。

 

手段までガチガチに決める必要はない。

とりあえず今掲げている漠然とした目標に、一言追加するだけでいい。

「運動して痩せたい」のであれば、「運動して3㎏痩せたい」とか「運動を1か月は続けて痩せたい」とかにするといい。

 

 

参考文献

Leonardo Nicolao et al. (2009) Happiness for Sale: Do Experiential Purchases Make Consumers Happier than Material Purchases?


論文を参考にいろいろ喋るブログです。

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