痛み再び

10月8日以降、本格的な痛みが来ず、油断していましたが、約2ヶ月ぶりに来てしまいました。アノ痛みが・・・!

というわけで、結石の激痛再び!です。痛くなったのは日曜日の話なので、2日遅れの話題ですが。、

特に今回は複雑な事情も絡んだので、それも含めて書いてみます。

まず、木曜日夜、京都の実家の親から電話がかかってきました。親が面倒を見てくれている母方の祖母が肺炎で入院した、と。父方の両親は共に10年以上前に亡くなっており、母方の祖父も名古屋に来て2年目くらいだったかな、8年前に亡くなりました。母方の祖母が現在ただ一人生きているわけです。その祖母の危篤とも解釈できる電話に目の前が真っ暗になりかけました。運の悪いことに、今年のお盆や9月に帰省したときは、都合により(ヘルパーさんが来ているとかそういう介護的な理由)で会えなかったのです。最後に会ったのはゴールデンウィークまでさかのぼるはず。会うべき機会に会わずに半年が過ぎているのにそこで亡くなられたりしたら悔やんでも悔やみきれません。特にこの祖母には子供の頃大変お世話になり、おばあちゃんっ子だったものですから、ホントの本気で焦りました。

そこで、金曜日は無理ですが、土曜日の朝一で実家に帰り、面会に行きました。母は木曜日の電話口では泣きそうな声で話していて、その非常事態加減が伺えるものだったのですが、土曜日にまず実家に到着した時にはかなり落ち着いていました。というか、リラックスしていたと表現する方が正確かも。「面会時間は1時からだから、まず昼ご飯を用意しようか」なんて感じ。ちょっと拍子抜けしたのですが、話を聞くと、木曜日は医者も「いざというときは覚悟をしてください」的なことを言ってきて、意識もなく、見るからに危なかったのだが、金曜日に様子を見に行ったらしんどそうではあるが意識は戻っていたので、緊急事態は免れたと感じたのだとか。それでも歳が歳(94)なので、気は抜けないのも事実。とにかくそのためだけに帰ってきた私は、親を急かすように面会へ。で、病室に着くと・・・意識もしっかり、私の顔を見てもちゃんと私だと把握して話が出来るほど回復していました。若干、歳によるボケというか記憶障害のようなものは以前からあり、会話が成り立たないところもありましたが、それは以前からのものなので、体調という点では無問題。はっきり言って私も拍子抜けするくらいの回復でした。

とは言え、老人は一度回復したように見えて翌日は急変する、なんてこともあります。なので、一応、土曜日は実家に泊まり、日曜日も面会しようということになりました。この判断が、今考えるとあだとなったというべきか、良かったと考えるべきか・・・

日曜の昼過ぎ、同じように祖母の面会に行くと、土曜日よりも元気そうな(看護師さんに聞くと、確かに熱も下がりつつあったらしい)様子で、会話も元気にし、土曜日は「ちょっとしんどい感じもあるから、寝るわ」と言っていたのが、その「しんどい」のもなくなっている様だとか。94でこの回復力、すげえ!って感じ。ま、嬉しい展開で、こちらは良かった良かった、で済んだんです。

が、問題はここから。面会で会話をしている時くらいから、左わき腹とその背中側に違和感があり、やばいかも・・・と思ってました。その後面会が終わって自宅に戻る頃(15時くらいかな?)には本格的な痛みが来てしまいました。もう、ホントに勘弁して欲しい。この「突然襲ってくる」ってのが困ります。一応、痛み止めとして処方されている薬を飲んだのですが、効かない! もしくは飲んでもすぐ吐き気を催していたから、ちゃんと体に吸収される前に吐き出していたからなのかも?でも、複数を飲みすぎると体に負担がかかるなどと言われていたので、むやみやたらにもう一錠飲みなおすわけにもいきません。で、仕方ないので10月の時のようにひたすら耐えることになったのです。本当にのた打ち回っているので、親も心配そうに何度も声をかけてくれるのですが、「耐える」ことが対処法なのでどうしようもありません。3時ごろから6時ごろまで、たまに嘔吐をしながら、ウンウン言いながら転がりまくってました。

そのうち、5時くらいかな?脇や背中の痛みが引いてきて(慣れて麻痺しただけかもしれない)、代わりに下腹・・・私としては膀胱の辺りの位置と思った・・・が張ったような気がしてきました。小便をギリギリまで我慢すると下腹部が張ったような痛みが来ますよね?ああいう痛みが襲ってきたので、「もしかして、もう膀胱まで落ちた結石が、膀胱から出ている尿道に引っかかって尿をせき止め、膀胱がパンパンに張り詰めているのでは?」という不安が頭をもたげ、何とか小便を出そうとしますが、一切出ません。そのせいでなおさら『尿道せき止め説』が私の頭を駆け巡り、「このまま石が詰まりっぱなしでは膀胱が大変なことになるんじゃないか?」という不安に駆られ、ついに親に、近くの(当然京都市内の)病院の救急外来に連れて行ってもらうことにしました。尿道に管を差し込まれようとも、膀胱内の尿を排出するのが急務だ!と考えたのです。

結論を言えば、これは間違った素人解釈でした。エコーなどで軽く見てもらっても膀胱はそれほど膨張していないらしい。でも、とりあえず、ということでチンコの先から管を通して膀胱内の尿を強制排尿してもらいました。こうして尿道処女を奪わr・・・じゃなくて、人生初の経験をしたわけです。先端に入れられたときは「え?こんなもん?」って感じだったのですが、そのうち奥の方でつっかえたのか、所々で突き刺さる痛みに声を上げるほどでした。感覚的にはおしっこを我慢するときに力を入れる所あたりかな?今から思えば、下腹部の痛みのせいで反射的にここの筋肉が収縮していて私の無意識のうちに尿道を締め付けていた=外からの管も通りにくいし、排尿しようとしても出せない、ってことになっていたのかな、とも考えられますが、これまた素人考えなので真実はよくわかりません。いずれにしても、こうやって導尿されたのですが、排出した量は70ccで、とても膀胱が張っているといえる量ではありませんでした。

つまり、その時の私の下腹部の状態は特に問題なく、普通。大も小も腹痛を起こすほど問題のある状態にはなっておらず、結石が原因にしては背中の痛みが引いているためにちょっと違うようだ。そんな訳で、病院に行く理由になった下腹部の痛みの原因は結局不明のまま。診察を担当した方とは別に二人の先生も呼んできて症状を説明させられましたが、3人とも首を捻るばかり。・・・・・・私の説明が悪いんでしょうか。最終的な結論として、結石が移動して今回ようやく膀胱に到達したために(逆に言うとこれまではまだ到達していなかった)、その石の違和感が膀胱の張った感じという痛みのような違和感(?)になったのでは?という解釈になりました。つまり、私にとっては「とりあえず我慢しろ」ってこと・・・。痛み止めも今処方されているものよりも強いもの(座薬とか)だと心臓へ負担がかかることもあるので、出来れば我慢して欲しいとのこと。これだけ大騒ぎしてこの結論はちょっとショックでしたが、それでも膀胱の状態とかを正確に判断してもらって把握できたのは、心境としては若干安心できた、と言えるでしょうか。

この件で私が本当にありがたかったのは親の存在です。そりゃ、何度も嘔吐したり横になっても寝ることもできずに痛い痛いと(心配かけるから声は出さないようにしてましたが)転げまわる様子を見ていては、誰だって黙っているわけにはいかないでしょうが、医者での診察は待ち時間も含めると2時間近くかかったのに文句ひとつ言わず付き添ってくれたのには申し訳なくて涙が出そうでした。ホント、両親にとって、特に母にとって、この週末は祖母と私の二人が大変なことになって、どっと疲れたことと思います。いい歳なんだからむしろ、その母が心労で倒れてしまわないか心配なほどで。もっと労らなきゃと、思い直しました。

最終的に病院から帰宅後、再度痛み止めを飲んで、30分ほどすると徐々に痛みは引いて来ました。薬が効いたのか、痛みに慣れてきたのかはわかりません。これ、10月の時も2回ともそんな感じだったんですよね。本当に痛くてたまらない時は痛み止めを飲んでも効かない(嘔吐するから、かもしれませんが)。それで数時間苦しんで、麻痺というわけじゃないですが、痛みに若干慣れてきた頃に薬を飲んで、快方に向かう、って流れ。苦しむのはおおよそ6~8時間。もう「こういうもん」なんですね。苦しむしか無いんです。だから結石って嫌がられるんだろうなぁ・・・。で、痛みが引いたのは10時前で、そこからその日中に名古屋に戻る方法はありません。その為、病院から戻った9時の時点で上司に連絡し、月曜日は少なくとも午前中は休むことなどを伝え、日曜の夜は京都の実家でもう一泊することになったのでした。

今回の件で反省したというか、今後気をつけねばならないのは、やはり外に出ている時に痛みが来た時の対処法でしょう。「痛み」の対処法と言うよりは、痛みが生じたことによって帰宅の予定が変わってしまうという問題。今回の経験で、「あ、これは来るな」と気がついてから、痛すぎて立っているのも困難な状態になるまではおよそ1時間から1時間半。なので、この時間で帰宅できる範囲でしか行動すべきではないのかもしれません。西浦も、鈴鹿も、そういう意味ではギリギリ範囲外。ツーリングも作手がギリギリ圏内か?どんぐりはアウトでしょうね。そうなると、私の行動範囲が限られてしまいます・・・。っていうか、出張できないし!たまたま10月以降は愛知県内の移動が一回だけで、当然トラブルにはなりませんでしたが、今後の出張計画は見なおさねばならないかもしれません。いつ暴発するのかわからない爆弾を抱えているようなものです。参った・・・。とりあえず明日、ちょうど定期診察の日なので、そこで詳細に現状を調べてもらって、今後のことを考えたいと思います。

なんにせよ、最終的には祖母も回復し、私も月曜半日休みで済んだので、「良かった」と言えるのかな?



導尿の際、管で痛みを感じたところですが・・・その後、4,5回の間、排尿時にそこが痛くなってました。2日経った今ではほとんど気にならなくなりましたが、やはりどこか傷になっていたのかも、と思います。先端の方は、管を通した時も抜いた時も気が付かないくらい何も感じなかったんですが。ああ、だから、やはりこれが尿道処女を奪わr(略
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Unknown (嘉平)
2012-12-06 01:29:52
今日、診察を受けてきて、レントゲンを撮ってもらいました。
やはり、石が膀胱まで落ちていたようです。
そのために、尿管で詰まっていた時は背中側が痛くなっていましたが、
膀胱まで落ちてからは下腹部の痛みへと変わったのではないか?との所見でした。
あとは、落ちるのを待つのみ・・・なのでしょうが、いつになることやら。

同様に本日実家に電話をしたところ、
祖母は土日が一番元気だったそうで。
孫(=私)がいたから無理してたのかもね。
未だに肺や心臓は弱っている状態で、ちゃんとした「回復」と言えるまでには相当時間がかかるとか。
こっちはまだまだ心配な状況が続きます・・・
 
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