嗚呼、ピレリ・・・

3月21日の話題の前に、今日入ってきたニュースについて。ピレリが中国の企業に買収されたそうです。

記事はこちら(ロイター日本語版)。

まぁ、欧州の会社は頻繁にオーナーが変わるのが知られていて、ブランド名は残ってもオーナー企業は変わってることなんてよくあります。GUZZIだって、いつの間にかピアジオグループですしね。けれど、今回のコレは中国企業ってのがヤバイ。

ここ数年でピレリ以外も含めて、バイクのタイヤのうち、安い製品から順に中国生産に移っているという話があります。ピレリもMade in Germanyだったものが、ある時からMade in Chinaに変わり、品質が低下したとか。車用タイヤで中国メーカーのタイヤのトレッド面の剥離ネタは、ネットを回ればたくさん出てきますよね。バイクのタイヤでトレッド面の剥離は致命的なので殆ど無いと思いますが。剥離までは行かなくても、Made in Chinaになってからタイヤ横の文字(ピレリのブランドロゴとか)がエッジの立ってないピントのボケたような文字になっているのを見たことがあります。少なくともMade in ChinaがMade in Germanyより品質が良い物になることはありえないでしょう。しかし、今までは「製造国が中国に移ったのか」くらいの考えで済んでいました。が、今後は経営にも、場合によっては設計にすら、口を出してくる可能性が出てきたと考えられます。個人的には、「ピレリ、終わったな・・・」ですね。

今、675に履いているレーステックはメッツラーブランドですが、メッツラーはピレリの傘下企業です(Wikipediaによると1986年に買収されたらしい)。メッツラーも今回の影響を受けないわけがありません。今のところまだ、レーステックはMade in Germanyと書かれていますが、Made in ChinaとかMade in PRC(こっちのほうが嫌だな、騙す気満々な感じがして)になったら怖いですね。キャンセル料払っても履かずに返品しようかと思うくらい。いつまでレーステックを履き続けられるのか・・・と言うか、モデルチェンジの噂もあるらしいので、そろそろ他のブランドも含めて検討し始める時期なのかもしれません。

※「中国製でも、最近は品質が向上して問題なく使える」という人がいるかもしれません。ただ、私としては「中国製のほうが、ドイツ製や日本製よりも品質が上ってことはありえない」と思っており、今までよりも品質が下がるのであれば、それはやはり嫌なものです。特にバイクのタイヤは命を預けるものですから。値段が上がっても、品質は最低でも維持、できれば向上して欲しい。そんなことができる中国企業、中国製品を見たことはないので、私としては選択肢から外れることになります。
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コメント
 
 
 
Unknown (タナカ)
2015-03-24 20:01:19
びっくりですよねぇ。CBにSC1履けなくなったらタイヤ難民になっちゃうですよ。α13しか無いのかな…
 
 
 
Unknown (嘉平)
2015-03-25 01:22:29
>タナカさん
ご無沙汰しております。
タナカさんのCBはNC42でしたっけ?
それならFが120/60、Rが160/60ですね。
FはともかくRの選択肢はピレリ以外では少ないですね・・・

でも、私のNC31なんてFは110/70なんで、サーキット走り始めた頃からハイグリップラジアルに選択肢はほぼ無し。
唯一、"ドラゴン"スーパーコルサに設定があって、履こう履こうと思っている間に店頭から消えた、なんて苦い記憶もありますw
・・・と書きながら、ピレリのサイトを見てみたら、DiabloSuperCorsaのSCならFに110/70、Rに140/70なんてピッタリのサイズもあるんですね。
中国製になる前に試しておくかな?w

ともかく、上級グレードほど気を使うでしょうから、
まだしばらくは現状維持をしてくれると思いますが、
何年後かにはどうなっているか、わかりませんね。
その頃に代替になる日本製タイヤが出ていることを祈るしか。
 
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