朝になっても、カリンがかえってきません、
ゲージの中の餌も、戻って食べた様子が有りません、
一体どうしたんだろう‥心配する私に
舅様 「おら~猫なんぞ嫌いだで、どうでもいい‥」
姑様 「誰か猫の好きな人に捕まって、連れて行かれただに、
家より良い物食べさせてもらええて、良いと思っておくしかないて‥」
ダンちゃん 「そのうち帰ってくるって~」
うええええぇぇぇん~ カリ~ン~
さて、その後
証言 ① ダンちゃん
昨日の午前中、出荷場の外の一輪車の上に、
真新しいカナヘビの死骸が置かれていた。
午前中までは、荷出場の辺りに居たはずだ。
証言 ② 舅 様
昼から、俺らが、作業しとった時、そこの隅に、座っておったぞ。
昼の餌も食べずに??
午前中、畑の小屋や、物置場を、名まえを呼びながら歩いて探すが、
姿も無い、隣の敷地に入りこんでいたとしたら、探し様もないのだ‥
最悪、明日までに見つからなかったら、
有線放送で、「迷い猫探してます」の放送を入れてもらおうか‥とまで考え、
お昼の後、
仕事の疲れと、カリンの居ない寂しさと不安で、グッタリ
とにかく、少し昼寝してから‥と横になり、
猫の事を相談メールを出した、友達からの、
返事のメールが来たのも気が付かずに、爆 睡 ‥
「カリン、帰ってきたぞ!!」
と、ダンちゃんの声に、飛び起きた
「カリン‥カリン!!どこぉ~っ! 」
「今、餌やって、バクついとるーっ!」
濡れネズミ(猫)
草の実でゴテゴテ‥ブルブル震えている。
抱っこして、体を拭いて、ゲージの寝床に治まって
少し落ち着いたかな?
興奮状態で、 「フウゥゥゥ! ウギャーォ!!」 と、鳴き続け‥
喧嘩でも、してきたのか?
カリン、母ちゃんすごく心配したんだよ、もう遠くに行っちゃだめだから~
こらぁ‥聞いてないだろ~
後ろ左足‥血がにじんでいる、
急いで、薬を取って来て、
「お薬塗るから、足出して‥足、このお薬分かるでしょ? ほら、足だして」
カリンは、普段から足の先触られるの嫌い、たとえ母ちゃんでも、それは嫌、
でも、今日は、
カリンが、避妊手術した時、傷が腫れてしまい、その時塗ってやった、
ヘビイチゴのアルコール漬けのお薬(消毒)、匂いをかがせて、
手を差し出して、「あんよ見せて、足、触るよ」 と、言う私に、
オズオズと、足を差し出した、
薬を塗ったとたん、「ギャアアッーッ」 傷にしみたみたいで、悲鳴をあげた。
しかし、まだ良く塗れてない、
「ほら、ちゃんと、お薬塗らなきゃ‥」 と、再度、足に薬を塗ってやると、
「フーゥ フウゥゥゥーッ」 と、唸って、丸くなる。
夕飯の時、
「やれやれ、カリンが帰ってきたとたん、元気になりやがって‥
今夜は、どっちも、安心して、爆睡できるら~」 と、
ダンちやんに、からかわれたのでした。