里山コスモスブログ

ヤマモモ(山桃) 雄株の雄花と雌株の雌花


上:冬芽(2月)     下:花期(4月下旬)


上:雄花拡大 開いた苞から6,7個の花糸が伸び出ているように見える

上:小苞が開いて角状に2裂した柱頭が出ている。

ヤマモモ (ヤマモモ科 ヤマモモ属 常緑高木 雌雄異株 花期3,4月 果期6,7月) 葉は枝先に集まってつく。葉身は広倒披針形、縁は全縁(疎低鋸歯のある葉も見られる)。雌雄異株で穂状花序に単性花をつける。花には花被がなく、苞or小苞から蕊が出る。雄花序は相当早くから赤色を帯びよく目立ちすぐにそれと分かる。超拡大すると苞から6,7個の花糸が伸び出て大きな葯をつけていた。雌花序は展開が遅く又とても小さいので見つけ難い。花期になると棒状の花序軸から小苞が開き角状に2裂した濃紅色の柱頭が出る。果実(核果)は果序軸に塊ってつき6月末から7月初めにかけて紅色から暗赤紫色に熟す。大実が完熟するとジューシで甘くて美味く、生食、ジュース、ジャム、果実酒に適。公園等に植えられることが多いが、中小実種が殆どで大実をつける個体は稀である。本格的に賞味しようとすると徳島県などの栽培物を購入する。ゲッケイジュと樹、葉が似ているが、ゲッケイジュの葉は鈍い光沢がある。念のため葉を揉んで嗅ぐと、ゲッケイジュは強い芳香があり、ヤマモモは香りがない。


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