里山コスモスブログ

ゲッケイジュ(月桂樹) 雄株の雄花



下:上画像の花芽が綻び花序が現れた。花の蕾が5個ついている。

上:蕾が開きかかけたところ。花柄がある。




上:ゲッケイジュとヤマモモの葉(比較)
下:ゲッケイジュの葉表の鈍い反射光

ゲッケイジュ (クスノキ科 ゲッケイジュ属 常緑高木 雌雄異株 花期4,5月果期10月 原産地:地中海沿岸 学名Laurus nobilis 月桂樹属 高貴) 葉は互生、葉身は広披針形で葉先は鈍く尖り、縁は全縁。光に当たった表面は深緑色に薄銅色が混ざったような鈍い輝きをがある。葉脈は不明瞭だが光に翳すと明瞭に見える。葉を揉み嗅ぐと樟脳に似た強い芳香がある。月桂樹の芳香成分はシネオール、楠の芳香成分は樟脳(カンフル)。葉腋についた花芽が展開すると5個ほどの花柄のある蕾が現れる。雌雄異株、写真の花は雄株の雄花、花被片は4。雄蕊12個を観察、葯は2室で弁開する。雌株は未見。当地では雌株はあまり見かけない(気がつかない)。推測であるが、明治になって移入されたのが雄株で、挿し木によって普及したことがその理由かもしれない。葉を乾燥させると香辛料(仏ローリエ、英語ローレル)になる。葉を採取するには、新葉ではなく成葉(古葉)がよいという。古代ギリシャでこの樹の枝と葉で月桂冠を編み優秀者の頭に被せ栄光を讃えた。


ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「8 樹木 花と葉と果実」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
2024年
2021年
人気記事