上:カタバミ 下:アカカタバミ
上:アカカタバミ 下:ムラサキカタバミ
上:ムラサキカタバミ 下:イモカタバミ
カタバミ(片喰 カタバミ科 カタバミ属 学名Oxalis corniculata 多年草 花期春~秋) 葉は三出複葉で小葉の基部が尖り先がハート形となる。萼5、花は黄色の5弁花、雄蕊10(長短各5)、柱頭5裂。カタバミの葉が赤みを帯びる品種(f. rubrifolia)をアカカタバミ(花は黄色)と呼ぶ。ムラサキカタバミ(Oxalis corymbosa) は花弁が紅紫色で、葯は白色。花冠の奥にかけて白~淡緑色っぽい地色に紅い条線。イモカタバミ(Oxalis articulata)は花弁が紅紫色で、花冠の奥にかけて色が濃く、葯は黄色。地下茎に芋状の塊茎ができるのでイモを冠する。イモカタバミに良く似たベニカタバミ(Oxalis brasiliensis)は花弁に丸みがあり、萼も紅紫色(イモカタバミの萼は淡黄緑色)。カタバミ属は種類が多いので、ややこしく考えずに、「黄花のかたばみ」、「紅紫のかたばみ」とでも呼びたい。
カタバミ属の葉はクローバー(シロツメグサ等)に似ているが、クローバーの小葉に見られる紋がない。四葉のクローバーを探して遊んだ体験があるが、四葉のカタバミも稀にあるという。カタバミOxalis属の茎・葉にはシュウ酸が含まれ酸っぱい。英語でoxalic acidはカタバミからくる。
属名Oxalis 酸っぱい(葉)の意味 酸
カタバミ種小名corniculata 角状の (角棒状で先が尖る果実を形容するのだろうか)
アカカタバミ 種小名corniculata f. rubrifolia f. rubrifoliaは 品種.赤い葉の
ムラサキカタバミ 種小名corymbosa 散房花序の 英語corymb、cluster
イモカタバミ 種小名 articulata 節のある (地下茎に芋状の塊茎がある)
ベニカタバミ 種小名 brasiliensis) ブラジルエンシス(ブラジル産の)