里山コスモスブログ

サンシュユ 葉芽と花芽





上:花芽(花序の蕾) 下:昨年3月の花



サンシュユ (ミズキ科 ミズキ属 落葉小高木 雌雄同株 花期2,3月 原産地:朝鮮・中国 別名:ハルコガネバナ)  和名は山茱萸(やまぐみの音読)に由来。樹皮は剥がれ易い。葉芽は細長く2枚の芽麟に包まれる。花芽は丸く、4枚の総苞片に包まれ、その下に2枚の芽麟がついている。花期は早春の2月末から3月、葉の展開前に黄花を咲かせて春の訪れを知らせる。花芽が展開して総苞片が開くと多数の黄色い蕾がついた花序が現れる。蕾が開くと花冠は4裂し強く反り返り、蕊がよく目立つ。雄蕊4、雌蕊1。葉はミズキ科の特徴を示し側脈が弧を描き葉先に向かう。果実はナツグミに似た長楕円形で秋に真っ赤に熟す。味はやや渋く酸っぱい。大実種の実は渋くなかった。生食よりは果実酒に適。九州南部では山椒をサンシュウと発音する地域があるようで、民謡稗搗節の庭のさんしゅうの木は山椒の木のことのようである。


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