奥のサカキは葉が濃緑色、手前の個体の葉は黄色っぽい
上、下 花柄(果柄)のつき方・・・葉腋から数個の花柄(果柄)を出す
1.カナメモチ 2.クロガネモチ 3.サカキ 4.ソヨゴ 5.ナナミノキ 6.マサキ 7.モチノキ
サカキ (榊 ツバキ科 サカキ属 常緑小高木 雌雄同株 花期6,7月 果期10,11月) 葉は互生、葉身は長楕円形で革質、縁は全縁、葉表は光沢があり、葉裏は淡緑色で側脈は不鮮明。葉腋から数個の花柄を出してクリーム色の5弁花(両性花)をつける。萼5、雄蕊多数、花柱は長く柱頭2裂を観察。果実(液果)は球形(~楕円球)で果実の底に萼、先端に長い花柱が残る。秋に暗赤紫色から黒く熟し冬期まで長く枝に残っている。柔らかい果肉を潰すととても小さな種子が8,9個ほど入っていた。冬芽(頂芽)は裸芽で紅紫色をし細長い円錐状で先が曲がるのが特徴的。写真は山頂の神社の門に植栽されていたもの。ヒサカキと名前がよく似るが、サカキはヒサカキと違って鋸歯がなく、美しい5弁花が平開し、果実は大きい。果実のつき方(葉腋から数個の果柄が出る)はモチノキ(黄赤橙色の実)に似る。
「サカキ(榊) クリーム色の5弁花2011-06-25 」