里山コスモスブログ

カザリナス(飾り茄子) ミニトマトそっくりと赤い果実



カザリナス (飾り茄子 ナス科 Solanum ナス属 原産地:ブラジル 別名:赤茄子) 花は白花、萼5、花弁5、中心部に黄色い雄蕊が目立つ。果実は球形で最初白っぽく、その後緑、黄色、赤色と変化しながら熟れるというが、一連の色の変化は未見。赤く熟れた果実を茎ごと刈り取って、乾燥させている風景(最下段)を見るが、ドライにするのだろうか。果実は有毒との記載あり。本種カザリナス(Solanumナス属)と日常食用にしているトマト(Solanumナス属orトマト属)はどちらもアカナスと呼ばれるので紛らわしい。アカナスは「観賞用、有毒、食べられない」いや「観賞用兼食べられる」と混同することになる。有毒と言ってもちょっと齧って味をみるぐらいは問題ないと思うが、固くて不味いだろうと想像するだけで、未だ齧ったことがない。
さて余談義、トマトは野菜か果物か。どっちでもいいようなものであるが、輸入通関上問題になる。18世紀末アメリカでトマトを輸入するときに問題になった。当時アメリカでは輸入果物は関税がかからず、輸入野菜には関税が課せられていた。税関側は関税がかかる野菜であると主張し、輸入業者は果物だと主張した。ついには最高裁判所で争われ判決が出た。「トマトはキュウリやカボチャと同じく野菜畑で栽培される、又果物が食後のデザートとして出されるのに対し、トマトはキュウリやカボチャと同様に惣菜として食事中にて出される。従ってトマトは野菜である」という判決である。しかして、日本の学校でもトマトは野菜であると教えている。よもや学校給食のデザートにトマトが出ることはあるまい。学校給食を知らない戦後児童としては、一生に1回ぐらい学校給食というものを食ってみたいものである。


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