ハス (蓮 ハス科 ハス属 英語lotus) ハスは泥の多い沼地に生えるが、葉や花は汚れをしらない清浄な美しさを保つ。「蓮は泥より出でて泥に染まらず」である。ハスの地下茎は蓮根(レンコン)、ハスの花は蓮華。蓮華は清浄・聖性の象徴として称えられ、阿弥陀如来像の台座は蓮の花をかたどった蓮華座である。ハスの葉は丸形で大きく上を向いているので、葉の基部に水が溜まるが、風に吹かれて傾くと、その水は水玉となってコロコロと転げて落ち、葉の表面が濡れるようなことはない。里芋の葉と同様である。葉の基部には空気を地下茎に取り込む気孔がある。ハスの花は美しい淡紅色であるが他に白花や八重咲きの品種もある。白花の一重は綺麗であるが、一重と言っても元々多弁なので、八重咲きを好む理由はないように思われる。
雄蕊は多数あり、雌蕊は20ほど碁盤状の花床に埋まっていた。花弁が脱落して顕わになった花床は水撒きジョロに似ているが、果実が急速に成長するに伴い花床は蜂の巣状になり、“巣穴”から種子の頭がのぞき出る。種子が成熟すると“巣穴”が広がって種子を散布する状態になる。
ハスの地下茎が肥大化する種を栽培したものが蓮根でレンコンとして食用にされる。
撮影中トンボがやって来た 撮ろうとすると飛び立ってしまう 忍者を気取って動きを止め木の枝にる すると又飛んで来て 目の前のハスの蕾に止まった (最上段右)
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