里山コスモスブログ

マユミ(真弓) 枝に残った果実と冬芽





マユミ (真弓 ニシキギ科 ニシキギ属 落葉小高木 雌雄異株or不完全な雌雄異株 花期5,6月 果期10月~) 和名は枝が強靭でよくしなるため古くから弓作りの材として利用されたことに由来する。若い枝は緑色、葉は対生、葉身は楕円形~卵状楕円形で縁に細鋸歯。秋に紅葉ないし黄葉する。花は黄緑色で集散花序につく。花弁は4、花柱が花糸より長い花(雌花)と短い花(雄花)がある。雌雄異株又は不完全雌雄異株との説がある。1個体だけであるが大木に生長した公園樹は毎年数個しか果実をつけず、(成熟する前に落果するのか)紅く熟れた果実を見たことはない。これが不完全な雌雄異株の雄株の候補かもしれない。この公園樹は花に手が届かず近接撮影ができないでいる。今年は雄花か雌花か両性的な花かその確認方法ついて公園管理事務所に相談したい。果実(さく果)には4つの稜があり角張る。秋に紅く熟すと4裂し、赤い仮種皮に包まれた種子が4個現れる。秋から冬にかけて、緑葉と紅い果実、紅葉と紅い果実、冬の枝に残った果実(果皮)の風景を楽しめる。未だに枝に果実をつけ、やや褪せてはいるものの紅い種子もついている個体がある。種子は有毒と聞くから、小鳥も敬遠しているのだろうか。
冬芽は卵形で緑色~暗赤色をしている。枝先には頂芽と頂生側芽1,2個がつき、側芽は対生する。芽麟は8片ほどで白い縁取りがある。葉痕は半円形で、維管束痕は弧状。


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