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里山コスモスブログ

オウバイモドキ(ウンナンオウバイ) 花と蕊の観察






上:萼は5,6片を観察、花筒は萼片に比較し相対的に短い
下:上段は柱頭の下方の花筒の奥に2個の葯が花柱を挟むようにしている。
下:下段は2個の葯が花冠から少し出ており、花筒の奥に柱頭が見える。(今回初観察)

オウバイモドキ<ウンナンオウバイ> (黄梅もどき/雲南黄梅 モクセイ科 Jasminumソケイ属 常緑or半常緑 低木 花期3,4月 原産地:中国西南部(雲南)学名Jasminum mesnyi syn. Jasminum primulinum) 和名は花が黄梅(江戸元禄時代頃までに渡来)に似ることに由来。明治に導入された。枝は緑色で四つの稜があり枝垂れる。葉は三出複葉で対生。常緑(or半落葉)樹であり、花期に成葉がある。花期は3,4月で花と葉が同時に展開する。花は黄色の筒状花で、漏斗状の花冠はオウバイより大きく、又オウバイが6裂なのに対し、本種は6裂~8裂し、それ以上に裂した八重咲き状も見られる。雌蕊1、雄蕊2個で、観察では花柱が雄蕊より長いもの、花糸の方が長いものが見られた(写真)。両性花か又は雌雄異花(雌花と雄花)のように見える。結実しないとのことであるが理由不解明。実をつけなくとも挿し木で容易に増殖できる。ソケイ属の植物を総称してジャスミンと呼ぶが、このオウバイモドキには香りはない。オウバイ(黄梅 迎春花 落葉低木 Jasminum nudiflorum)との見分けは、オウバイは花期(早春2,3月)に葉が無く、花冠は6裂する。又同属のキソケイ(常緑低木Jasminum humile var. revolutum)は花期が5,6月。同じく同属のハゴロモジャスミン(Jasminum polyanthum)は5月頃に咲き、こちらは芳香が強い。


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