ジュズダマ (数珠玉 イネ科 ジュズダマ属 学名Coix lachryma-jobi 多年生草本 花期8,9月 原産地アジア南部~東南アジアの熱帯地方) 古く日本に渡来した帰化植物。茎長1m超、同じイネ科のトーモロコシに似た印象を受ける。淡緑色の壷形の苞鞘(葉鞘が硬く変化したもの)から出た緑色の花穂に雄花(白糸状の長い花糸に黄色い葯)がつき、子房は苞鞘の中にあって、その壷口から紐状の柱頭が出て受粉する。果実は苞鞘の中で成長し、成熟すると苞鞘が艶やかな白色、灰褐色、紫褐色に色づき、果実は苞鞘ごと落果する。成熟した壷形の“実”に穴を開けて糸を通すと数珠になる。体験では苞鞘の中の果実が結構硬く容易に穴が通らない。極細の錐(キリ)が要る。
属名 Coix ジュズダマ属 由来は不詳
種小名 achryma-jobi ヨブの涙 英名Job’s tear ヨブは旧約聖書に出てくる苦難の中にも信仰を貫いた人
ハトムギ(学名(Coix lacryma-jobi var. mayuen)はジュズダマの変種で栽培種。mayuen は中国後漢初期の光武帝に仕えた武将馬援に由来。馬援は現在のベトナムに遠征したが、現地で健康に良いとされるヨクイ(ハトムギ)を服用し、帰国の際その実を馬車1台に満載して帰ったという。ハトムギの実(苞莢)は細長い。
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