上:今回観察した荒地に生えていたもの 下:庭木
タチバナモドキ(バラ科 ピラカンサ属 常緑低木 原産地:中国西南部 別名ホソバトキワサンザシ) 葉は披針形ないし幅狭の長楕円形、縁は全縁。葉表は鮮やかな緑色で葉裏は綿毛が密生して淡白緑色、果実は扁平な球形で橙黄色。枝に鋭く短い棘、長い短枝状の棘もある。葉に鋸歯がないことおよび葉裏に見た目毛が密生しているので他との見分けは容易である。
今回観察した個体の特徴は下記の通りで、教科書どおりではないがタチバナモドキと同定した。若い枝には毛が密生しているが、葉裏の毛は目立たず、非常に埃っぽく汚れた感じである。葉はすべて幅狭く幅広のものは見られない。縁は全縁、長短の棘が多く見られるが、長目の短枝状の棘には葉がつき果実が生っているものもある。