当時テレビアニメシリーズが三度目のリニューアルを行い『ポケットモンスターベストウィッシュ』が始まり、劇場版も同じく同シリーズに移行しての第1作目が『ビクティニと黒き英雄ゼクロム/白き英雄レシラム』。ヒカリだけでなく長らく旅を共にしたタケシとも離れ、サトシは新たにアイリスやデントと旅をしています。大地の剣と呼ばれる城を中心とした街アイントオークにて、幻のポケモンビクティニの力を使い、その城を動かそうと企む大地の民の末裔ドレッド・グランギルの野望を阻止しようとサトシたちが奮闘する物語。本作は『黒き英雄ゼクロム』と『白き英雄レシラム』の2バージョンが存在しており、ストーリーはほとんど同様なのですが、出てくるメインのポケモンが違ったり、一部のセリフが変わっていたりします。内容にそこまで大きな違いはないので、どちらでも好きな方を観て良いでしょう。興行収入は、両作合わせて43.3億円を記録しました。