勉強はめちゃくちゃ得意な亜美の苦手なものは、ラヴレター。高校受験を控えた中学3年の亜美にとって、今は恋だの愛だの言っている暇はないのである。ところが、そんな亜美の前にメルクリウスなる人物が現れた。それは、亜美がマーキュリーというペンネームで受けた模試で、彼女と同率一位を獲得した謎の受験生だ。ライバル出現に俄然熱くなる亜美は、ますます勉強に熱が入る。勉強へ、そしてメルクリウスへ対するその熱中ぶりは、まるで恋しているように見えるほど。そんな亜美を心配したうさぎたちは、ガリベン海野の橋渡しでこっそりメルクリウス=数理くるめに接近。だが会ってビックリ、数理はとてもいい男とはほど遠い人物だったのである。一方、亜美は極度の疲労からボンノーンなる妖怪にとり憑かれていた。だが、それをメルクリウスだと勘違いした亜美は自らボンノーンを退治。再び、勉強に勤しむのであった。そしてうさぎたちはと言うと、理想の高い亜美には数理の実体を内緒にしておこうと相談していた。