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武田鉄矢の坂本龍馬をみた

2011-08-10 18:38:18 | 映画鑑賞レビュー
アクトで一緒に役者をしている額田さんから、かなり昔の坂本龍馬のDVDを借りました。
もともとはTVのスペシャル番組的なものをVIDEOに取った物らしいのですが、
VHSをDVDにおとせるなんて羨ましい限りです。
坂本龍馬が武田鉄矢で、
ビートたけしとか、紳介とか、吉田拓郎とかも出ているヤツです。


さて、感想ですが、



武田鉄矢の演技って上手なんだなって改めて思いました。

もともと持っていた龍馬のイメージとは裏腹に、
パッと見は情けないし、うだつの上がらない感じで、
でも、人が良いとすぐに思える懐の深い男に見えました。


他人の事で熱くなるさまが、坂本龍馬らしかった。


また、
人が人を斬るときの動揺や興奮、悪意、もろもろが表現されていて、
役者として、作品の善し悪しよりも、そっちに目がいってしまいました。

みんな汚いんです。殺陣だからといってキレイになんて構えてやしないし、
大抵のシーンは着物なんか泥まみれで模様なんかほとんど見えないし。
でも、そういうのが、当時の江戸末期の武士の本当の姿ではないかと感じました。
大の男たちが狭い部屋に集まってうだうだ行っている所なんて、なんか賢い人たちには全然見えない。
かっこいい所なんて全然ない。
でも、そういうところ全部ひっくるめて男らしい。熱い心を秘めた男たち。幕末を駆けた人々の姿。
そう感じました。


同志を思う心であったり、同志の死を悼む気持ちであったり
そういうものをこの作品から取り入れ、九月公演に行かせればと思います。





ちなみに


youtubeでも発見しました。
気が向きましたらどうぞ♫


幕末青春グラフィティ 坂本竜馬(1982 TV版) 01
http://www.youtube.com/watch?v=iABRcjmVeoE&feature=related


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