ゆくかわのながれはたえずして

日々の何気ないことをさりげなく雑記帖がわりに

生きていたあかし

2013-08-06 17:32:45 | Weblog
皆さま、この記事の写真の服をご覧になって。


とても綺麗なブルーのワンピースでしょう?


このワンピースを着てらした方は、このワンピースをお召しの68年前の今日、

広島で原爆に遭われ、命を落とされました。


数年前に、原爆の犠牲になられた方々の遺品を写真家の石内都さんが独自の撮影法で

写真に撮られ、その美しさが広島でも話題になりました。

(この写真も、石内さんの作品のひとつです)。


その写真展が米国で開かれ、そのときの模様が映画「ひろしま~石内都・遺されたものたち」になり、

各地で公開が始まったようです。


機会があれば、必ず見たいと思います。



生きている命は、美しい。



68年前の今日、このワンピースをお召しだった方は、お若いお嬢さんだったのでしょうか。


戦時中でも、さりげなくおしゃれをされていたのかもしれません。



しかし、その命を無念にも終えなければならない出来事が過去の日本には、確実にあった。



そのことだけは、忘れてはならないと思います。




アニメならではの美しい恋物語「言の葉の庭」

2013-07-15 08:13:38 | Weblog
以前、めざましテレビで紹介されてて、気になっていた映画「言の葉の庭」が人気があるらしく、

セカンドラン上映に行くことが出来たので、見てきました。

テレビで予告編を見たときは、絵のあまりの綺麗さに心惹かれましたが、ストーリーも素晴らしかった。


大人になりきれない母と、社会人だけど弟より彼女との同棲生活を優先させる兄という家庭に育ち、

否がおうでも、精神的にもしっかりしなければならない境遇に置かれた高校生の主人公タカオ。

そんな彼の夢は、製靴学校に通って、靴職人になること。



そして、そんな主人公と雨の新宿御苑で出会った年上の女性ユキノ。



「雨」をモチーフに、万葉集の歌を散りばめながら描かれたこの淡い恋物語は、アニメだからこそ良かった。


たぶん、実写では、成り立たないものがあると思うので。


一時間に満たない小作品でしたが、それもメリハリが効いて良かったです。

客層も、ミニシアター系の客層がそのまま見に来た感じで、中高年の人も若い人もいました。


一般的な客層が、上映拡大につながったのかしら。



美しい映像にたゆといながら、さらに美しいストーリーの世界に魅せられる。


静かにその世界を大切にしておきたい。


そんなひとときの思いにとらわれる、素敵な作品でした。

違和感

2013-07-05 09:07:04 | Weblog
フィギュアスケートの安藤美姫選手が出産されていたとのこと。

母になる選択をした彼女の決断は、尊いし、エールを送りたいと思いますが、

このニュースが好意的に受けとめられている風潮に少し、違和感を感じています。


正直、数年前から今までの言動を見ていると、彼女は芸術家肌というか、とても精神的に繊細な方のようですし、


今後がかなり心配です。



荒川静香さんがもし彼女と同じ立場に立たされたなら、もう少し違う、大人としての発表方法および対応をとられると思います。


(って、勝手にお名前を出してしまっては、荒川さんに失礼ですが・・)。









「アンのゆりかご」

2013-06-26 23:20:55 | Weblog
昨日、芸能ニュースでNHKの朝のテレビ小説の来春の新作「花子とアン」が、「赤毛のアン」の翻訳で

有名な村岡花子先生の生涯を描いたものになると知りました。


主演は、吉高由里子さんだとか。


私は、TVアニメの「赤毛のアン」の影響で、「赤毛のアン」を読み始め、彼女の成人した子供たちの

時代を描いた、シリーズ最終作の「アンの娘リラ」まで読破しましたが、そのアン・シリーズの翻訳は、

私の学生時代は、もう圧倒的に村岡先生の翻訳がイチオシでした。


後年、松本侑子先生がアンに出てくる英米文学を研究されたり、他の翻訳家によるものが数多く

出ましたが、私の中では、いまだに「アンの翻訳=村岡先生」です。


↑の題名は、そんな村岡先生の生涯を孫の村岡恵理さんが記されたもの。


今回のテレビ小説の原作になるようです。


何年か前に出版されたので、そのときに読みました。



村岡先生は、戦時下でも極秘に「赤毛のアン」の翻訳で英語に親しまれ、出身校も東洋英和なので、

私は長い間、村岡先生は、裕福なご家庭のご出身だと思っていました。


でも、「アンのゆりかご」を読んで、先生の育った環境に驚きました。


あの時代に多くの日本人がそうだったように、子だくさんの貧しい家庭のご出身。

学校も、確か奨学生だったと記憶しています。

たくさんの兄弟の中で、きちんとした教育を受けたのは、村岡先生おひとりだけ。


でも、奨学金で通った学校には、有名な歌人で大正天皇の従妹の柳原白蓮さんがいらして、

先生とは親友だったり、人間関係にも恵まれた素敵な環境で勉学に励まれたり。


社会に出てからは、のちに流行作家となる、林芙美子さんと仲が良かったり。

(芙美子さんは結構、魅力的なキャラとして描かれているので、ドラマでどんなふうに演じられるのか楽しみです)。


先生と同時代の交流があった方も、とても豪華。


先生の私生活やご家庭のことも、お孫さんだから、ここまで描けたのかな、と感じる程。

(これは、内容を書くとドラマのねたばれになってしまうので、お知りになりたい方は、本をご覧になってください)。


今から、ドラマが本当に楽しみです。



男の子の養子が欲しかった家に、手違いでやってきてしまい、そのまま養女として育てられた

孤児のアン。

両親を早くに亡くし、あちこちの家をたらいまわしにして育てられた彼女は、養女となったカスバート家で

やっと愛情に満たされた、きちんと教育も受けさせてもらえる落ち着いた子供時代を送ります。

女性の進学率が極端に低かった時代に、村で初めて、女性として大学に進学するまでになったアン。


(大学生のアンが生家だった家を訪問して、そこの住人で、自分の両親を知る女性に、

母の形見の手紙をもらって

「私は、母のものを何も持っていないんです。なんとお礼を言ったらいいか!」

と声を詰まらせて感激する場面は、とても印象的でした)。


その後、アンは幸せな家庭を持ち、何人もの息子や娘に恵まれます。

しかし、子供たちが成人した頃には第一次大戦が勃発し、息子たちは出征します。


シリーズ最終巻は、娘のリラの視点で語られて、大戦が終結して、皆が幸せを取り戻していくところで、

アンの人生の物語は幕を閉じますが、

こうしてアンの物語を振り返ると、やはり、アンは村岡先生であり、村岡先生はアンだった気がいたします。







夫の今日の2199感想ばなし。

2013-04-28 21:30:45 | Weblog
今日も、夕方5時から「ヤマト、ヤマト」とつぶやきながら、いそいそいと

見ていた夫。


2199を見ながらの夫の叫び。。


「なんで、主題歌が合唱なんだよっ(怒)」


「シリアスなセリフを淡々と棒読みするなーっ!!」



・・お願いですから、黙ってご鑑賞いただけませんか??(笑)。



余波

2013-04-23 22:29:17 | Weblog
2199を毎週欠かさず見て、子供のころのヤマト熱が再燃した夫。


なんか、今、旧作のパート1を見ているっぽい。


たった今、ドメルさんが自爆したとこらしい。。

我が家の2199

2013-04-15 12:52:46 | Weblog
今月から地上波放送が始まったヤマト2199、我が家では夫が夢中になって

見ております。

昨日も、「5時からヤマト見なきゃ!」と、つぶやいていたのを

私は聞き逃しませんでした(笑)。


50歳近くにもなって、相変わらず可愛い人です(笑)。




旧作が、いぶし銀なら、2199はプラチナ、といったところでしょうか。



作品的に華やかな感じがします。

「紙ひこうき」

2013-04-07 00:30:35 | Weblog
娘にせがまれて、ディズニーの新作「シュガーラッシュ」を見てきましたが、

同時上映されていたのが、このわずか数分の短編アニメ「紙ひこうき」。


街中で偶然出会った男女の恋の行方を、紙ひこうきを上手くからませて描かれた珠玉の一篇。


セリフも何もないシンプルな作品なのに、十分、おとなの鑑賞に堪えて、清々しい余韻を残すアニメね。


と感心して、帰宅して何気に検索したら、今年のアカデミー賞短編アニメーション賞を受賞していました。


こんな小さな作品をさらりと作って観客を魅せるあたり、さすがディズニー!


恐るべし!



こういった類の軽やかな大人の感性および作風は、たぶん日本人には永遠に真似できないもののひとつだと思います。


YouTubeで原題の「Paperman」で検索すると、この作品がフルでご覧になれます。


ぜひ、どうぞ。

卒業

2013-03-23 10:35:32 | Weblog
息子が小学校を卒業しました。


当日は、晴天に恵まれて、夫も卒業式に参加できて、よかったです。

夫婦で息子の晴れ姿を見ることが出来ました。


やんちゃな男の子なので、6年間いろいろありました~(笑)。


でも元気に巣立ってくれて、感謝。


今日から春休みなので、息子は早速、朝から遊びに出かけています。


友達と楽しく過ごしてくれるのが何より。


スポーツの習い事のかけもちも、週4日頑張りました。



中学に入ると、もう少し勉強のほうも・・・(笑)。



サクラサク。

2013-02-22 12:51:04 | Weblog
先日、ここに書いた、あまりやる気がなくて勉強してなかった試験、

今朝HPの合否速報を見てみると、合格してました。

よかった~。

勉強してないくせに、受かりたかったクチですから・・(笑)。





秘書検定2級、これにてGET!