リンリン、草時計

現役リタイヤの暮らし=ガーデニングや本・映画・旅に保護犬.エトセトラ…我が子に伝える『マイ・ライフ』

雛に想う『あの時代』

2015-02-10 | 思い出ばなし
玄関の靴箱上に、私の雛人形を置きました。



幼い私に、父が買ってくれた雛たち。。。
つまり昭和20年代のお雛様です☆

物心ついた頃、
友達の家で、五人囃や右大臣、左大臣と、大所帯の雛を見て
「何でウチは三人官女までなの?」と不満に思ったものでした。

母は悲しそうに、
「今はお父さんの会社が大変だから、もうちょっとしたら五人囃子も買ってあげる、その次は右大臣や左大臣もね」。
そんな事を言っていた気がします。
父は確かに、自分で起こした会社の経営に、四苦八苦していた時代でした(=よく知らんけど)

雛人形の揃ったおウチも多くはなかったし・・・
結局、五人囃子も右・左大臣もいないまま、あれから六十数年・・・。

ふと、父の葬儀後、
父と親交のあった方からのお手紙を思い出します。
某大企業の方です。(父の会社は中小零細^^)

あなたのお父様とは、あの時代、
毎晩のように、
当社の○○工場(工場の形もなしていなくて、道場のような場所でしたが)
その冷たい床に座り、
これからの日本をどうするか、
熱く語りながら飲み明かしたものでした。
日本の未来を語る、懐かしい時代でした。



ふーん、お父さん、私、五人囃子がいなくても、全然大丈夫だったよ~(^^)/


で、娘が生まれた時、
当時はマンション暮らしで「飾る場所ないし、要らない!」
と強調したのに、
では・・・と、両親からガラス箱に入った内裏雛だけの雛人形が届きました。
思えば、五人囃子を買ってやらなかった、親心なのかもしれません。

が、私には場所を取るし、大きくて(というか、雛人形なんて古臭いと思っていたのかも)

迷惑・・・(--;)

結局、数年経って・・・・考えた挙句・・・

粗大ごみの日に、捨ててしまいました!(ゴメン^^)
お隣の奥様が見かねて、
「知り合いのアメリカ人にあげていい?」
と、訊いて下さって(^^;)ホッ。。。


ゴミにならずに済みました(^^)/

昨年まで、仕舞ったままだったこの雛人形、
60数年も、私に連れ添ってくれたんだなぁ。。。

ありがとう☆☆☆





「アタシたちは捨てないでね!」  by リンリン&サララ




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