お好み夜話-Ver2

極楽丸

「お疲れ様、お待ちしてました」

福岡空港で、小僧が自慢げに出迎えてくれた。

すっかり自信がついたらしく、“今度は長崎まで行ってやる”などと言う。

福岡までのJALはぜんぜん混んでいなかったけれど、天草エアラインは満席だった。

離陸して約30分、到着した天草は曇り、気温30度。


かあちゃんの実家の仏間には提灯が並び、「極楽丸」と帆に書かれた船が置いてあった。

15日の夜、この船に果物などを載せ、イルカの海に流すのだ。

家族も船に乗って、「極楽丸」が沖へ出てゆくのを見送るのだそうな。

ニッポンの夏、キンチョウの夏、って感じですな。


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