この3、4年でオヤジに降りかかったさまざまな不調、病気はまさに華麗なる加齢という他ないが、80代にはまだ早く、どうしてこんなに急激に視界がピンボケになってしまったのか⁉️
いろいろ調べてみたら、どうやら腎臓移植をしてから毎朝欠かさず飲んでいる「メドロール」に白内障の進行を早める副作用があるとわかった。
「メドロール」は体の中の炎症を抑えたり体の免疫力を抑制したりする作用がある「ステロイド」=副腎皮質ホルモンの1つで、このオヤジのような移植者は他の免疫抑制剤と共に服用する必須の薬だ。
この「メドロール」のせいで白内障が早まったのかどうかを腎臓の担当医にまだ聞いていないが、そうだったとしても服用を止めるわけにはいかないのだろうし、眼科医によれば手術は可能でやれば100%良くなるというのだから、とっととやってこの鬱陶しく集中できない霞モヤモヤの目玉をスッキリしたい。
でないと店の改装も仕事復帰も進まないし、何より免許証を取り戻さないと不便で仕方ない。
去年眼科医からは、体力が回復してから手術をしたほうがいいと言われたが、もはやそんな悠長にしていられない。
ってことで、紹介状を書いてもらい、本日「東京大学医学部附属病院」へやってきた。

まあいったい何件の病院と関わるのか? いささかうんざりするところではあるが、社会復帰するためには致し方ない。
コロナの感染者が急増して医療が逼迫⁉️なんてまた言われだしたが、ご多聞に漏れずこちらの外来も朝イチからメチャ混み。

さすがに東大病院は広いから待合室がごった返してるなんてことはないが、予約の時に1日がかりになりますと言われていたとおり長時間の待機が当たり前らしく、受付票と共に呼出受信機が各患者に渡される。

しかしほどなく受信機が鳴り検査室に入れば、ズラッと並んだ検査機器、検査技師、モニター、看護師、女医、待ちくたびれたたくさんの患者に目を奪われる。
しかし次から次へと流れ作業のように検査が行われ患者が出入りする、まるで目玉工場だ‼︎
他の大学病院の眼科がどうなっているのかは知らねど、東大病院は待ちはするものの次から次へのまさに目玉工場状態だ。
このオヤジの診察に当たったのは女医さん、なぜかとっても女医が多い。
次に当たったのも女医、その次も女医で、しばらくするとみんな「マリコ先生」に見えてくる。
キビキビと明快なやり取りをする「できる女医」はみんなタイプが似てくるのか?
( 科捜研のマリコは別として )
どの女医も物腰やら物言いがホントに「マリコ先生」だが、これまで多くの女医に接したポンコツの目から見ると、やはり女子医大の「マリコ先生」が美人度・高感度ともにNo. 1だ😏
まあそんなわけでアッちゅう間にお昼を過ぎ、ようやく角膜の専門医の診察となった。
しかしまあポンコツに病歴あり、直近の膵炎から腎臓移植の詳細を述べ、それにもまして40年ほど前に受けたRK手術( 放射状角膜切開術 レーシックの遥か前に行われていた近視矯正手術)のことがネックになる。
なぜなら、レーザーなんて素敵なものが開発される前の手切りのメスで角膜を切開したアナログな手術の痕跡があるため、白内障で入れる眼内レンズの度数だとか位置だとかが普通より面倒くさいということで、それに加えてこれまた昔、手術するほどではないがと言われた「翼状片」もあったりして、角膜がチョー面倒くさい状態なのだ。
目も体も心も全て面倒くさいオヤジということをまたしても思い知らされ、それでも手術すれば1.0の視力にはなるというので、ただちに手術の予約をした。
霞ピンボケが酷い右目を来月先に手術して、3月に左目を手術することになり、事前の検査、入院前のPCR検査をして2泊3日の入院になる。
同時期にお腹に入っているステントを抜く可能性があり、小僧と付き添いのかあちゃんが入院しているだろうが、もうこの際やらなきゃ前に進まない、早い者勝ちな感じだ😮💨
そうパッパと決まっておわりかと思いきやこれからすぐに検査を受けることになり、2時過ぎて腹が鳴るのもなんのその、採尿・採血・心電図・レントゲンと続いた。
まさに1日がかり、だ。
最後に、入院の3日前から点眼する薬を処方してもらい、外の調剤薬局で待つこと1時間弱、もう夕方4時半過ぎですがな😑
検査でまた両目に霞がかかったようにピンボケになり、広い院内・外をソロリソロリと歩き回ってすっかりスネが痛くなってしまった。
あー病院は疲れるぜ‼️