お好み夜話-Ver2

プヒブヒで33年

近頃、朝晩気温が下がるせいか、右手の薬指の先か荒れてきた。

お痩せになってから、寒くなると手足が冷えるようになってしまい、なかでも右手の薬指の先がガサガサになってしまう。

しげしげと自分のお手てを眺めていたら、かあちゃんがブヒブヒができるかときいてきた。

そんなもんできるかっ

ワシのようなハイソサエティな都会人が、ブタの手なんかできるわけがない

するとかあちゃんは、三本指のブタの手でブヒブヒと笑うのだった。



フン、ブヒブヒができなくたって何の支障もないのだ。


それより、こんなくだらないことをしながら、もう33年も暮らしているのが驚異だ。

ブヒブヒをするかあちゃんの指にも、怪我をして第一関節が動かないオヤジの薬指にも、とうの昔から指輪ははまっていない。

いったいあの指輪は、どこにいっちまったんだろう。

いったいあと何年、かあちゃんのブヒブヒを見ることができるのだろう。


甲斐性のある旦那なら、結婚記念日にはなんかするんだろなぁ。

何~~~にもしてないなぁ、お互い、何年も・・・。

今夜しごとが終わったら、一杯やるか

ん、それじゃまったく普段どおりじゃんか~~~

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