お好み夜話-Ver2

ホラーばあさん

久しぶりにDVDを借りてきて、久々にホラー映画をみた。

サム・ライミ監督の「スペル」。

劇場でみたかったけれど、見逃してしまったのだ。

最近はぜんぜん予備知識なしにみることが多く、TVCMから想像していたストーリーとはずいぶん違っていたが、ヒッチコック映画のようなタッチもあり、ヒロインも可愛いんだか不細工なんだかどっちでも取れるような娘で好感が持て、恐怖とユーモアのちりばめ方はかなりオヤジ好みなサム・ライミ映画だった。

「死霊のはらわた」や「XYZマーダーズ」のような初期のドロドロ・デロデロムービーを彷彿させ、深夜に明かりを消して、ヘッドホンで鑑賞するにはもってこいの作品

「スパイダーマン」しか知らない世代は、ぜひ本道のサム・ライミも堪能されたし


不気味な老婆が狂気の逆恨みで、ヒロインに噛み付くわ、飛びかかるわの、怖わおもろい場面がすぎた後、ふと気配を感じて振り向くと、
無表情のばあさんがそこに立っているではないか !!

映画よりもおっとろしい~~~!!!

ななな、なにを寝ぼけて、なんの用があるっちゅうんじゃ

無言で差し出されるコップ。

そこに一杯入れろという、無言の要求。

仕方がないので、冷蔵庫に冷えている「酔鯨」をついでやると、そのまま無言でベッドへ戻っていった。

まったく、ユーモアと会話がなくなった人間ほど不気味なものはない。

映画の中の老婆の、狂気のバイタリティーとは対極だ。

まったく、誰の親だい 息子の顔がみてみたい


途中にチャチャが入りつつも、最後までご鑑賞。

これはコレクションしてもいいかなと思いつつ、歯を磨くために洗面台の前に立つ。

映画の老婆のような総入れ歯にならないように、念入りに磨いて口をゆすぎ、顔を上げると !!!

鏡の中に、またしても
無表情のばあさんがいるではないかぁ~~~ !!

音もなく人の背後にすり寄って立つのは、かんべんしてくれぃ。

いったいまた、なんの用があるんじゃぃ。

そしてまた、無言で差し出されるコップ。

おかわりかいっ !!

一杯でおとなしく成仏してくれぃ。

嗚呼おそろしい。

深夜の無表情なばあさんほど、不気味なものはないぜよ。

サム・ライミ監督、次回作にはぜひウチの無表情ばあさんを起用してください。

その日まで、入れ歯を飛び出させる訓練をしときますから・・・・・・。

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