ブレーキの効かない自転車は、下り坂に差しかかるとどんどん加速し、やがて恐ろしい事態を招きます。
少し前なら私がこのようなblogを公開すこと自体大きな抵抗がありました。
恐る恐る誰にも告げず開いたこのblogですが、興味をもって訪ねてくださるみなさんが多いことに今さらながら驚いています。
ご意見の思いを十分に知りたいと思い、私なりにその真意を読み取る努力をしていることをお約束します。
厳しいながらきちんと存在を明らかにした勇気あるコメントに、全く反論の余地の無い同じ思いも多くあります。常連さんを含め初めての方のご意見に一々うなずく自分がいます。
これは一番もどかしさを感じる一瞬でもありますが、このとき私自身の限られた力ではどうしようもない壁を同時に感じるのです。
本心は「言うのは簡単だけど・・・」
壁を感じ、無能さを知ったなら潔く去ればいいのでしょうが、それすら出来ない環境も現実にあります。
左右双方からお叱りを受ける立場になりましたが、誰かが果たさねばならない役目との覚悟もあります。
さて、責任を感じない理事たちが大慌てで修正した定款案は今回も賛成できないという意見には、説明不足を感じながら異論もあります。
しかし、これはその後を観ていただいて判断を仰ぎたいと思います。少し先になりますがその方が説明が楽だと感じるからです。
ただ、多くのご指摘にあるように一旦更地にして、全く新しい建物を建てる提案については正直なところ今のJARLの選択肢としては相応しいものではないと思っています。
実際のところ私自身もそうありたいと願う場面もありますが、全く白紙のキャンバスにどんな絵が描けるのかを意見を出した方に聞いたことがあります。
さすがJARL運営に興味をもって観察している方は、素晴しいイメージが浮かび上がる話になります。
しかし現状を一つ一つ確認していくと、思いきって解体したJARLの跡地に、新しく建物を建てる材料が届かないことや、大工さんが見つからない・・・・そんな壁に突き当たってしまいます。
ここに論客が登場して、根幹の議論が始まると、疲弊した体力では引越し作業もできない・・さりとて膨大な経費をかけて引越し業者も雇えないというボヤキとも聞こえる言い訳が発生します・・・、悪循環を招く論争になります。
しかし、これを嫌ってきた結果招いた現状ですから、例えムチを打たれるような思いになっても必至に耳を傾けなければならない試練だと言いきかせています。
ご意見にあったようにアマチュア無線の性質上、会員のほとんどは政治的な背景で動く組織など求めていません。アマチュア無線を楽しみたいという思いの中で単純に動いてきた組織です。
もちろん争いごとなど無縁ですから、誰が理事をやろうがさしたる興味の対象ではなく、アマチュア無線に関する情報もトップからの伝言だけに頼り、いわば白紙に近い信任を与えてきたわけです。
今になってみれば無関心層に支えられたJARL組織が、その無関心層によって下り坂に差し掛かっているということになりますが、総会も選挙も支部活動もすべてこのメカニズムの例外ではありません。
アマチュア無線があくまで趣味であり、生活基盤と連動するものでは無かったことも都合がよかったとも言え、民意と執行側の落差を生じさせたと思っています。
さて何度も申し上げているように、新法人移行のため定款成立に関し、理解があまり得られない現状は残念に思えます。
この事情は何度も説明している通り、私たちが求めたものではなく法律により期限が決められた作業時間に合わせたやむない手続きです。
ここに内部の課題として解決しなければならない事が必然的に発生しました。
この時期に定款案を決めて次に移らなければ、一時的とは言え、二重構造の組織が生まれ選挙の手順一つ観ても、無駄と混乱を招くからです。
急いでいるという印象を与えたなら、長年の慣習の中で進んできた内部の事情があります。
これが議論が成熟したものと程遠いという印象としていまだ拭えず、議論が平行線になっているということは否定できず、さらなる説明が必要であると反省しています。
低投票率であり、民意の低い現状で選ばれた理事の処遇や組織の基本的な運営に対する批判に耳を傾けるのは当然ですが、法律という外部の力によって動かざるを得ない状況と、内部の努力を怠ったと指摘する課題を混雑させた議論は避けなければなりません。
この現状を理解し、外の問題と内の問題をきちんと見極め整理する必要があります。
一つ確かなことは、JARLが日常的に建設的な意見にを積極的に求める姿勢であればこのような形での混乱は避けられたのではないかと思います。
どこに提案をぶつけたらいいのか、言いたいことは総会の場しかない・・・そう思わせたのなら大いに反省すべきことです。
さて、核心的なお話になりますが、名古屋総会で上程議案が否決された時点で執行部が何らかの責任を取るべきだったとの意見はその通りだと思います。
責任の取り方には幾つか考えられますが、旧体制の理事が潔く辞任するのも一つの方法でしょう。
私自身は恋々と理事のポストにしがみつくつもりは毛頭ありません。
ただ、長年の間に見事に複雑になった・・いや、そうしたともいえる組織の操縦は著しく困難です。
傲慢だといわれるかもしれませんが、今後の組織を真面目に考え民意に近づけるならある程度地下室の迷路をさほど迷わず歩けるナビゲーター的な人材も必要でしょう。
すべてを一新すると暗礁に気づくにも時間がかかり会員にとっても得策ではありません。
すべてをぶっ潰して、新しくするというのは簡単ですが、設計図さえ持たず外から野次るだけではなく、提案は資材や人材の調達を含めた具体的で実現可能なものを示すべきです。
これを認めていただかなくては次に進むことが困難です。
私は腐った柱は取り去り使える柱を残して、次の改革をさせてくださいとお願いしている立場です。
それが寝屋川での臨時総会であり、JARLが越えなければならない関所だと思っています。
この関所の前で大騒ぎをして足止めすることが、みなさんにアマチュア無線の満足を与えるならその裁定に従います。
そうではないという私なりの確信があります。今回の定款改正案は完璧だとは思っていませんが、そのまま止めてしまって得をする人はいないと思います。
この思いがささやかな活力となり、あえて思いを訴える続ける理由です。
キーボードを叩きながら、後ろのテレビから国会討論の画像が流れています。
議員バッジを胸にした人たちに正直なところ好感が持てない思いの私ですが、みなさんが抱くJARLもそのように映っているのかと余談ながら感じます。
ここで頂いた多くのご意見は今後の警鐘としてありがたくお受けします。
関所を越え先に進んでもみなさんの思いに届かなければJARLなど必然的に壊れてしまいます。
7万に居るJARL会員の知恵を集める最後の機会です。
このあたりが、全く噛み合わない話になるのが悔しいのですがご理解ください。
個人的ながら確かな思いとして申し上げればJARLは、頂いた建設的な意見と一致する形になると信じています。
少し前なら私がこのようなblogを公開すこと自体大きな抵抗がありました。
恐る恐る誰にも告げず開いたこのblogですが、興味をもって訪ねてくださるみなさんが多いことに今さらながら驚いています。
ご意見の思いを十分に知りたいと思い、私なりにその真意を読み取る努力をしていることをお約束します。
厳しいながらきちんと存在を明らかにした勇気あるコメントに、全く反論の余地の無い同じ思いも多くあります。常連さんを含め初めての方のご意見に一々うなずく自分がいます。
これは一番もどかしさを感じる一瞬でもありますが、このとき私自身の限られた力ではどうしようもない壁を同時に感じるのです。
本心は「言うのは簡単だけど・・・」
壁を感じ、無能さを知ったなら潔く去ればいいのでしょうが、それすら出来ない環境も現実にあります。
左右双方からお叱りを受ける立場になりましたが、誰かが果たさねばならない役目との覚悟もあります。
さて、責任を感じない理事たちが大慌てで修正した定款案は今回も賛成できないという意見には、説明不足を感じながら異論もあります。
しかし、これはその後を観ていただいて判断を仰ぎたいと思います。少し先になりますがその方が説明が楽だと感じるからです。
ただ、多くのご指摘にあるように一旦更地にして、全く新しい建物を建てる提案については正直なところ今のJARLの選択肢としては相応しいものではないと思っています。
実際のところ私自身もそうありたいと願う場面もありますが、全く白紙のキャンバスにどんな絵が描けるのかを意見を出した方に聞いたことがあります。
さすがJARL運営に興味をもって観察している方は、素晴しいイメージが浮かび上がる話になります。
しかし現状を一つ一つ確認していくと、思いきって解体したJARLの跡地に、新しく建物を建てる材料が届かないことや、大工さんが見つからない・・・・そんな壁に突き当たってしまいます。
ここに論客が登場して、根幹の議論が始まると、疲弊した体力では引越し作業もできない・・さりとて膨大な経費をかけて引越し業者も雇えないというボヤキとも聞こえる言い訳が発生します・・・、悪循環を招く論争になります。
しかし、これを嫌ってきた結果招いた現状ですから、例えムチを打たれるような思いになっても必至に耳を傾けなければならない試練だと言いきかせています。
ご意見にあったようにアマチュア無線の性質上、会員のほとんどは政治的な背景で動く組織など求めていません。アマチュア無線を楽しみたいという思いの中で単純に動いてきた組織です。
もちろん争いごとなど無縁ですから、誰が理事をやろうがさしたる興味の対象ではなく、アマチュア無線に関する情報もトップからの伝言だけに頼り、いわば白紙に近い信任を与えてきたわけです。
今になってみれば無関心層に支えられたJARL組織が、その無関心層によって下り坂に差し掛かっているということになりますが、総会も選挙も支部活動もすべてこのメカニズムの例外ではありません。
アマチュア無線があくまで趣味であり、生活基盤と連動するものでは無かったことも都合がよかったとも言え、民意と執行側の落差を生じさせたと思っています。
さて何度も申し上げているように、新法人移行のため定款成立に関し、理解があまり得られない現状は残念に思えます。
この事情は何度も説明している通り、私たちが求めたものではなく法律により期限が決められた作業時間に合わせたやむない手続きです。
ここに内部の課題として解決しなければならない事が必然的に発生しました。
この時期に定款案を決めて次に移らなければ、一時的とは言え、二重構造の組織が生まれ選挙の手順一つ観ても、無駄と混乱を招くからです。
急いでいるという印象を与えたなら、長年の慣習の中で進んできた内部の事情があります。
これが議論が成熟したものと程遠いという印象としていまだ拭えず、議論が平行線になっているということは否定できず、さらなる説明が必要であると反省しています。
低投票率であり、民意の低い現状で選ばれた理事の処遇や組織の基本的な運営に対する批判に耳を傾けるのは当然ですが、法律という外部の力によって動かざるを得ない状況と、内部の努力を怠ったと指摘する課題を混雑させた議論は避けなければなりません。
この現状を理解し、外の問題と内の問題をきちんと見極め整理する必要があります。
一つ確かなことは、JARLが日常的に建設的な意見にを積極的に求める姿勢であればこのような形での混乱は避けられたのではないかと思います。
どこに提案をぶつけたらいいのか、言いたいことは総会の場しかない・・・そう思わせたのなら大いに反省すべきことです。
さて、核心的なお話になりますが、名古屋総会で上程議案が否決された時点で執行部が何らかの責任を取るべきだったとの意見はその通りだと思います。
責任の取り方には幾つか考えられますが、旧体制の理事が潔く辞任するのも一つの方法でしょう。
私自身は恋々と理事のポストにしがみつくつもりは毛頭ありません。
ただ、長年の間に見事に複雑になった・・いや、そうしたともいえる組織の操縦は著しく困難です。
傲慢だといわれるかもしれませんが、今後の組織を真面目に考え民意に近づけるならある程度地下室の迷路をさほど迷わず歩けるナビゲーター的な人材も必要でしょう。
すべてを一新すると暗礁に気づくにも時間がかかり会員にとっても得策ではありません。
すべてをぶっ潰して、新しくするというのは簡単ですが、設計図さえ持たず外から野次るだけではなく、提案は資材や人材の調達を含めた具体的で実現可能なものを示すべきです。
これを認めていただかなくては次に進むことが困難です。
私は腐った柱は取り去り使える柱を残して、次の改革をさせてくださいとお願いしている立場です。
それが寝屋川での臨時総会であり、JARLが越えなければならない関所だと思っています。
この関所の前で大騒ぎをして足止めすることが、みなさんにアマチュア無線の満足を与えるならその裁定に従います。
そうではないという私なりの確信があります。今回の定款改正案は完璧だとは思っていませんが、そのまま止めてしまって得をする人はいないと思います。
この思いがささやかな活力となり、あえて思いを訴える続ける理由です。
キーボードを叩きながら、後ろのテレビから国会討論の画像が流れています。
議員バッジを胸にした人たちに正直なところ好感が持てない思いの私ですが、みなさんが抱くJARLもそのように映っているのかと余談ながら感じます。
ここで頂いた多くのご意見は今後の警鐘としてありがたくお受けします。
関所を越え先に進んでもみなさんの思いに届かなければJARLなど必然的に壊れてしまいます。
7万に居るJARL会員の知恵を集める最後の機会です。
このあたりが、全く噛み合わない話になるのが悔しいのですがご理解ください。
個人的ながら確かな思いとして申し上げればJARLは、頂いた建設的な意見と一致する形になると信じています。