アマチュア無線とJARLと私JA3HXJ

新しい次代を迎えたJARL・・・
アマチュア無線の行方を映し出す鏡になるのでしょうか!

正確に事実を伝える努力

2011年02月15日 | 日記
 JARLが単に仲良しクラブに成り下がったと揶揄されることは度々ですが、その最低限である仲良しにさえヒビが入るようではすでに組織の形態がいびつなものになっているといえます。欺瞞に満ちた現実に怒りと不愉快さを覚えます。
 先日紹介した田中大阪府支部長から受けた総会実行委員長辞任の連絡は、ついに理事会宛の文書として出されたことが彼のブログで紹介されています。

 生々しく私の名前が出ていますが、読めば直接的に私が彼を騙し、田中支部長が間接的に実行委員を騙したことになる構図です。つまり騙しの連鎖が不信感を増幅させ、雪崩れ現象となって押し寄せたといえます。
 腹立たしい事は、JARL特有のノイズと共に増幅された情報からは何が真実かさっぱり見えず、聞き分ける能力がもっとも高いはずのアマチュア無線家でさえどれが基本波なのか解らないのです。何が真実か分からないJARL組織の再生などありえません。

 もう一度申し上げますが寝屋川での臨時総会をお願いしたのは事実であり、田中支部長が書いている内容はほぼ間違いありません。ほぼというのはこの趣旨の根拠を示した理事は私だけではなく複数からの情報であり、根拠のないものではないという補足です。
 当事者がこれを噂だとさりげなく交わすつもりなら、今回ばかりはそうもいかない背景が浮かび上がります。事実という核心がどんどん突かれれば無傷ではすまない事態も予想できます。
 そこには私が田中支部長を騙した事実はないと証明するしかなく、この目的は私自身の名誉や立場を守る自衛的手段であり、仲間である彼の立場を擁護するためです。

 先ほど田中支部長から電話がありました。この問題に関し早速原会長から直々の電話があった・・・ということですが、何を話したのか興味はありませんが水面下で日常的に個人対個人が繰り広げる秘匿性の会話に正直嫌悪感をいだきます。
 すべての情報を提供せず断片的な情報がもたらす結果は好ましい状況ではなく、影像でありイメージを作ります。ここから生じる憶測がすべての混乱の要因となります。
 JARL最後の大事な総会を円滑に運営したいと願う地元に混乱を与えていったい何をしようとしているのでしょうか!

 田中支部長と私の喧嘩で済むならことは簡単ですが、今回ばかりはそうもいかずこの際情報を公開して誰が嘘をついているのかその背景を明確にしなければ解決の道を遠ざけてしまいます。
 JARL再建に力を出す仲間同士に軋轢を生じさせることが誰にとって得策かわかりませんが、JARL改革などというスローガンが単なる念仏で終わる組織ではすべての汗が徒労に終わります。
 私が根拠のない話をでっち上げて地元の実行委員会を混乱させることなどあり得ないという事を場合によってはきちんと言わなければならない時がきたのではないかと考えています。

参考までに田中支部長が理事会宛に送付した文面です!

平成23年2月10日

(社)日本アマチュア無線連盟 理事各位

JARL大阪府支部 田中 透

*JARL第53回通常総会開催について*

寝屋川の臨時総会 では、誠にお世話になりました。感謝いたします。
 
さて、5月に池田市で行われる通常総会ですが、私は、実行委員長を辞任し事
務局として責務を果たす事に致しました。新実行委員長に関西アマチュア無
線フェスティバルの実行委員長JL3JRY屋田氏にお願いして了承をとっています
がまだ流動的です。
 
私は昨年長谷川理事から「何とか臨時総会と通常総会をやっ てくれないか、
どこも引き受け手が無い、このままだとJARLはどうなるかわからない、また
会長は近いうちに辞任の意向を示している」とお願いとお話があり、「それな
ら何とか協力しましょう」と臨時総会開催を引き受け実行致しました。
 
そのおり、実行委員会スタッフには、「会長は近いうちに辞任する、JARL会
員の為に臨時総会開催に協力して 欲しい」とスタッフを集めそれに賛同した
メンバーが臨時総会の成功にこぎつけました。
 
実行委員会の会議では、長谷川理事や私が挨拶の時に「会長の辞任意向」の
話を何回か致しました。実行委員会のメンバーは、その話を信じ「その時」が
いつ来るか待っていましたがハムフェアー、理事会と経ても「その時」が来
ず、臨時総会でも「その時」は来ませんでした。
 
痺れを切らした会 員からは、メールなどで私に問い合わせがきましたが「い
や、今度の忘年会の時に・・・」などと答えるしかありませんでした。
 
結局、忘年会でも「その時」が来ず現在に至っています。今年に入り、いよ
いよ総会の準備をするに当たり、多くの方々から今度の総会では協力できない
とお返事を頂いております。これも上記に書 きました内容が原因です。いく
ら待っても、「その時」が来ない。
 
私は、その責任をとるため実行委員長を辞任しましたがそれだけでは責任を
果たしたことにはならないと思い、屋田氏に実行委員長を託し、池田と言う地
域性から事務局の仕事をすることにしまし た。
 
しかし、たとえ実 行委員長が交代しても実情は同じです。
 
総会は、スタッフの協力なくして開催出来ません。現段階において、この状
況が続く限り第53回通常総会の開催は難しいと考えます。
 
長谷川理事の言うとおり本当に会長辞任の意向があるなら、 理事会でこの現
状をかえていただきたいと思います。「その時」が来れば、第53回通常総会は
開催できると信じています。理事のみなさんどうかよろしくお願いします。
 

エジプト情勢から観る現状

2011年02月12日 | 日記
 第3回財政問題検討会議を終え、そのまま北へ移動しました。
羽田発札幌行きのスカイマーク便は1時間40分の遅れになりましたが別に天候のせいではありません。
 保有機材ぎりぎりの運行に挑戦する航空会社の副産物なのですが、少しのブーイングを受けても常識に囚われず格安運賃に挑戦するこの会社を応援しているヘビーユーザーでもあります。

 北の街「さっぽろ雪まつり」を観るのは初めてでしたが、考えてみれば毎月札幌に来ていることになります。先月の北海道はドカ雪に覆われ、すべてが雪と氷の厚いベールに包まれ土を見ることなど全くありませんでした。
今回の札幌は晴天に恵まれ、気温もマイナス4度程度で実に快適な環境でした。

 さて財政問題の検討は待ったなしの状況ですが実に重い背景があります。作業自体は簡単で入ってくる金と出て行く金のバランスをとれば瞬時に解決する問題ですが、どっこいそうはいかない問題が横たわっています。理事の中でも長谷川のお手並み拝見・・などと傍観者のような論評もあります。「眺めておいてやる・・・」というのは妨害しないということかもしれませんがこれも大きな問題の一つです。

 いずれはすべての内容をお知らせし、多くの知恵を借り手助けが欲しいのですが、果たしてそんな猶予が与えられているのか自問自答しています。まさに非常事態だという思いです。
 大げさにいうつもりはありませんが、すでにこの作業グループの検討課題の範疇を超えた問題が存在するということであり、この壁を超えるためにすべてのエネルギーを費すことは実に効率の悪い残念な現実です。
 もしこれが「どうせできっこない・・お手並み拝見!」という声と一致するなら、背景を知った者の嘲笑にも聞こえるのです。

 新千歳空港で一人神戸行きの最終便を待つ間、愛読書に夢中になっていました。30分遅れのアナウンスにむしろ得をした気分であったくらい喧騒から離れた空港の片隅の快適な時間でした。
 
 札幌の繁華街にあるホテルの一室はネオンの灯りが直接飛び込んでくる環境でしたが、眠りにつく前のテレビからはエジプト情勢が刻々と伝えられています。
 何だか我々の良く知る世界とそっくりな状況に苦笑するのですが、帝国の崩壊や独裁者の失脚、企業崩壊のプロセスを歴史の中で何度も見せられると、私のような凡人には理解できない世界に映ります。あれほど権力に執着する姿を見せるということは何がそうさせるのだろう・・ただ不思議でたまらないのです。

 先週の夜のことですが、電話がありました。それは今年5月大阪池田市で開催予定のJARL総会実行委員長からのもので、内容はそのポストを辞任したという事後報告でした。
 詳細はいずれ本人から説明があると思いますが、この間の経緯と問題点はすでに理事会に提出されているとのことでした。
 辞任の理由は、要するに引き受け手のなかった臨時総会を寝屋川で行った背景と事情の話に戻るのです。簡単に言えば結果的に私が彼らを騙したということになるという理屈ですが、そうなれば弁明の機会も必要ですが何よりこれは事実ではありません。
 私は確かに指摘されるようにJARLの非常事態を告げ臨時総会を開催しなければこの先の道が閉ざされる、ついてはトップも進退を表明する機会でありからその花道を作って欲しい・・・と説明しました。
 ただ根拠にした説明のすべては明確であり、決して作り話ではありません。証明することは簡単ですが、実にみっともない恥ずべき話に至ってしまいます。ましてやまやかしの情報でこのような大事なお願いができるものでもないからです。
 
 今大阪での通常総会の実行委員会の混乱はすべてここに原因があります。不信感を抱きながら誰を護るかはっきりしない現状に全力が注げないという事実です。すでに軋轢が起こり、すでに人的な大き損失も発生しているのです。私はこの現状を招いた事実を憂いており意図を感じる動きに嫌悪感を抱いています。

 札幌から自宅に戻りテレビのニュースをみるとムバラク大統領の辞任を告げるニュースが流れていました。ついにその時が来たか!と思いながら、疲れも手伝いすぐに眠りにつきました。
 目が覚め届いたばかりの朝刊をみるとやはり「ムバラク大統領辞任へ!」の見出し、複数の新聞のすべてがそうですから信じないわけにいきません。
 しかしテレビをつけるとそこでは全く逆のニュースが流れていました。新聞は「ムバラク大統領の辞任!」そしてテレビのすべては「大統領辞任せず!!」に変わっていました。

 名古屋総会の結果理事会の責任も曖昧なまま、ハムフェア、臨時理事会、臨時総会、そして師走の忘年会など何度も噂として浮上しそしていつものように何事もなかったように過ぎ去る時間に苛立ちを覚える人の限界も極限に達した感があります。
 エジプト政変の動きを観ながらあまりにもそっくりな状況に可笑しさを覚えるのですが、それに加えて今回の問題が昨年私がエジプトを旅している間に進んだ話というのが不思議な感じがするのです。
 
 今回の実行委員長の辞任という事実がこれまで水面下の噂として葬り去られることなく真剣に議論される機会になればそれなりの効果が出ると思います。
 私の執る道は紛れもなく組織と会員を守る道を選ぶという選択ですから、私に騙されたと言われてもその責任は騙した方にあります。理事諸兄はこの際何を目指して進むべきかを明確に意思表示する必要があります。いつまでも曖昧なまま優柔不断な印象を与えることを続ければ新しい代表社員から厳しい審判を受けることは必至です。

 何より誠実にJARL改革を信じて動く人たちが謀反人になるような組織が社会に受け入れられるはずがありません。
財政の議論を含めすべての改革に、すべての重石を取り除かなければならない作業は厳しいものです。

テレビからついにムバラク大統領の辞任・・という興奮のカイロからのニュースが伝えられています。今度こそ真実が伝えられているのでしょう・・!