経営者の孤独

平成９年に経営者になってはや１１年になりました。

経営者って孤独だと時々思います。
そして、やはり孤独だとも思います。

ある女性経営者でイベントやブライダルの企画やMC等仕事をしている人を
知っていました。

いつもは明るいんですが、ある時私に話をしてくれたことがあります。

経営者になって、人で悩み、お金で悩み、それは何度もあったって。
それで苦しい時やつらい時は、車で登れる街中の山の頂上に行っては
何度も一人で泣いたんだと。。。

そうなんだよなぁ～。
私も山には登らなくても、悩んだ時、苦しい時に孤独なんだともがき苦しんだ
ことがあります。

以前に私の会社の役に立たない役員にやめてもらいました。
全く役員としてのスタンスを結果理解せずに、他人に

「役員なんてたいしたことない。」

とほざいていることが発覚。
なんもしてないくせによくもそこまで・・・・。
と言っても私が社長として選任したんだから私にも責任があります。

しかし、下手気に経営に口だけだし、なんもしやがらない役員がそういう
口を叩くものではないでしょう。

反省と怒りでしたよ。（私がアホなんだけど）

経営者にしかわからない孤独や悩みを知らないで、わかったようなことは
言えません。このブログを読んでくださっている経営者さんなら理解できる
共通の痛みだと思います。

わからないからこそ言えることでしょう。
その元役員は、おそらく自分が経営者になっても、他社で役員になっても
わからないだろう。ってか、なれないよな。ｗ

どんな零細でも中小でも経営者は経営者。
そこらへんわかってないんだろうな。

確かに誰でも会社を作れば社長です。
社長といってもいろんな人がいて、どーも尊敬できかねる経営者はたくさん
います。それは、零細であろうが、中小であろうが、大企業であろうがいる
でしょうね。

私が思う経営者とは、人格を伴う経営者でありたいといつも思っています。
社員からも外部の方々からも尊敬をいただける様な経営者ですね。

バランスのよい経営者とでもいいましょうか。。。
そういう経営感覚を持ち合わせた経営者が一番だと思います。

今日も、ある若い子から以前勤務していた会社の給与体系が納得できないという
話をしていて、それは労働基準法にひっかかるだろうから、労働基準局にまずは
相談するように伝えました。

そういう給与体系等でもめることはとても多いのですが、基本は経営者の知識
不足と自分だけがおいしい思いをすればという経営者がかなり多いです。

もしもそういう経営者が人格を伴う素敵な方なら、労働基準法に合わないような
こともせず、ちゃんとした残業計算もしているのではないかな？などと思うこと
はたくさんあります。

昔、企業コンサルをしている時も、従業員が２０人もいるのに社会保険料がもっ
たいないからどうしたらいいとか、もっと役員報酬をとるためにはどうしたら
いいのかとか、トンネル会社を作り２重の報酬を得て税務署にばれたとか・・・。

そういう自分だけがという意識の経営者もたくさんいることも事実感じました。

自分ではそんなことやってないと一笑する経営者はいますが、ちょこっと突いて
みれば結構ボロが出るもんです。経験者は語るですが。ｗ

そういうことにもちゃんと精通し、人格を伴うバランスよい経営感覚のある経営
者が増えれば・・・などとそういうことに触れる都度に思います。

私？
やってるつもりでもやはり反省はたくさんありますな。

うむ。。。。

孤独に打ちひしがれないで、前を向いて歩かないとな。
がんばります。

うむ。