シルバーウィークを利用して、以前よりとても行きたかった遠野へ行ってきました。
遠野ヘは、金曜の夕方仕事が終わってから新幹線やまびこで北上駅へ。
北上駅近のホテルで一泊後、レール&レンタカーでレンタカーを借用。
行き帰りの電車賃が往復で25000ぐらい?レンタカーが2日で14000円ぐらい。
レール&レンタカーでは、乗車賃が2割引、特急運賃が1割引になるので、普通のレンタカー屋さんで借りるよりも、安価で済みますね。
予約段階で1回みどりの窓口にいかないといけないのが若干面倒ではありますが。
ちなみに北上駅前のホテルは1泊3000円もあれば泊まれて非常に安価。
道の駅で木彫りの河童がお出迎え。welcome!

道の駅は遠野地方の特産物がたくさん並んでいます。
中でも果物野菜は半端ないぐらい安く、1箱24個入りのリンゴ(超美品)が700円。
葡萄も大玉の巨砲が3房300円とか、卸売り市場みたいな値段で売られています。
お土産品店は一番ここが充実しています。
道の駅につくと、子供たちが南部囃子を披露してくれました。残念ながら写真は撮れていませんが、そのわけは後程。

ついに遠野に潜入。太郎河童の淵へ。この辺はあまり観光客とか来ないのでしょう。
滞在中、ほかの方々が来ることもありませんでした。
奥に見えるのは河童の置物です。確かに何かがいそうな雰囲気…。

遠野物語八段 サムトの婆。
閑散とした景色が、学生のころ読んだ遠野物語のイメージそのとおり。
次は河童淵へ。

微妙にリアルな動物や河童の像が置かれた川のほとり。
駐車場と表記された場所に降りると、歩道脇に河童の絵。

200メートルほど川沿いを進むと、河童淵にたどり着きます。
奥には河童つり用の竿と、えさのキュウリ。
おなかがすいたので、伝承園へ。食事処も併設なので観光と食事が一緒にできてよいですね。
山菜のてんぷらの定食をいただきました。遠野の郷土料理、ひっつみ汁が食べられます。
遠野の民宿に一泊するなら、おそらく夕飯にも出てきますが、何度食べても飽きない味です。

伝承園の駐車場には水木しげるの遠野物語のプリントバス!
いいなあ。あれ乗りたい。

昼食後伝承園へ。入場料はまさかの300円ぐらいで、中は小さな村のよう。
ここに来たのはちゃんと目的があるのです。
写真右奥の曲り屋で、語り部の語りを聞くことができます(しかも無料)
時間は11:30- 13:30- 昼食をいただいてからちょうどの時間帯。

白黒で。囲炉裏の間。囲炉裏には火が灯っていました。
この日の語りは
・藁と炭と豆の話
・だんごの話(どっこいしょ)
・オシラサマの話
・五徳の話
・稲の話
・ネズミが川を渡る話
のラインナップ。30分ぐらいだったような気もしますが、大満足です。

奥座敷。

窓のないこの部屋では、座敷童を見た者もいるそうです。
何か写らないかな、と期待しながらの一枚です。
奥へ進み、オシラ堂へ。

壁には一面のオシラサマが祭られています。
オシラサマは双神で、馬と人間の女性の神。遠野へ養蚕をもたらした神様なのだそう。
オシラサマを祭る家は、女性だけで年に一度オシラサマを出して、服を着せ替えたりおんぶをしたりして、遊ぶのだそう。

土間へ戻ると、虫送りに使う人形が、鬼灯とともに保管されていました。

伝承園内には、河童の足跡が多数あります。
20個以上もあるので、これを探して散策するのも一つの醍醐味ですね。